2013317(日)

昇段審査会

 3月17日(日)、3人の受審者の皆さん、サポートしてくださいました先生方、協力いただきました関係者の皆さんご苦労様でした。

近年、空手というと極真ルール(主に手による顔面攻撃、金的への攻撃が禁止)における直接打撃性の試合が一般的に知られていると思います。

巷では大会で優秀な成績を修めること(チャンピオンになること)が至上のように言われているかもしれません。

しかし同じように、見ている人たちに感動を与えるものに昇段審査があります。

選手権大会のように勝ち抜き戦でも道場間の、あるいは国と国との勝ち負けを競うのでもない、一人の空手家が(昇段をかけてではあるけれど)自己の限界に挑むひたむきな姿がそこにあります。

今回の審査でも三人ともよく頑張ったと思いますが、課題もたくさんありました。

道場によって違いはありますが昇段審査は、ほとんど休憩なしに4~5時間集中力を持続し、柔軟性、基礎体力、正確な基本、移動、型を身につけることはもちろん、組手の強さにおいても一定のレベルに達していなければなりません。

黒帯を締めるということは、空手家としてようやく一人前と認められ、これからが本当の修業の始まりを意味します。

世界総極真副代表の大石代悟最高師範の言われるとおり、初段の金筋は(精神的にも)筋金が一本入ったことを意味するので特に心の強さが求められます。

後輩たちからも先生に準じた対象として見られ、指導することはもちろん、立ち振る舞いまで影響を与えてしまうので、正しい内容を伝えるだけの技量を持っていなければなりません。

自分にはこれがやりいいから基本からはずれていても構わないというのでは困ります。

組手試合で勝ち負けを競う場合は、ルール内であれば体力まかせで場外に押し出そうと、変則の蹴りを使おうと一向にかまいません。

しかし審査で求められる正しい基本、移動、型は故、大山倍達総裁が生涯をかけて追及し造りあげたものでもあるので、しっかりと心身に刻み込んで欲しいと思います。

 私自身、静岡で行われた公認審査会を受審もし、昇段審査には幾度となく立ち会ってきましたが、選手権大会に勝るとも劣らない感動のドラマがありました。

与えられた課題を器用にこなすことより、己の限界に挑み、気力を振り絞って未知の領域に踏み込む真摯な姿に感動をおぼえるのだと思います。

心は肉体に影響を与えます。

苦しい稽古の最中に意識が遠のき、倒れそうになった時「倒れてたまるか」と思うと意識がはっきりしてきたり、組手で攻め込まれ諦めかけた時「刺し違えてでも勝つ」と必死になったとたんに形勢が逆転していたりということはよくあることです。

もちろんそのためには日々の稽古の中で、苦しさ辛さに立ち向かう心の鍛錬も必要ですが・・・。

今日、見学された生徒の皆さんも先輩達に倣い、武道家として大成するという目標を持ち、己の心身を高めるために日々努力していって欲しいと思います。







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