はなとかちのアルです。

「お父さん」
「なんですか？」

「お父さん」
「だから、何でしょう」

「お父さん、今日のお散歩どーするの」
「公園は、氷祭りの人でイッパイだから、逆の道へ行きましょう」

「お店が、見えてきました」
「今日は、昨日の宴会の片付けに、皆さん、もー来てるはずですから
会いに行きますか」
「ハーイ」
「君は、まったく人見知りというものが、無いので助かりますね」

はなとかちのアルです。
例年のことですが、氷祭り期間中は、お散歩コースが、人でいっぱいで
行く所が無くて困ります。


「お父さん一昨日の雪すごかったね」


「でも、あのくらいですんで、助かりましたよ。」

「昨日は、晴れて氷祭り日よりです。」


「ばんばの大雪像・・・・。よりこちらのお店かな」


「グリーンパークにとってもきれいなラインがありました」


「今日の夜は、花火ですけど、おっきいアルさんは、
とっても花火がにがてでした。チビ君は、どうかな？」
「経験がないのでわかりません。」
「ごもっとも」

はなとかちのアルです。
「今日も寒いですねー。」


「ホント、お散歩してる今現在－１５．２度ですって、さすがの
重装備のお父さんも、なんだかスースーします」


「ダダダダダー、シューシュー」
「アルさん、なにしてるんですか？」


「別に意味なんかありませんけど」


「セーノ、ダダダダー」


「リスさんがなんか言ってますよ」

「だって、ボクまだ７ヶ月の赤ちゃんですよー、
そりゃー意味無いことだってしますよ」

「それだけわかってりゃ、誰も赤ちゃんなんて、思いませんよ」


「氷祭りの市民雪像、がんばってますね」

はなとかちのアルです。
「予定通りの－１９．２度、郊外の住宅地だと
２２度あるっていってましたね」


「レンガ道もガチガチです。」


「お父さん、この道の横のスジスジは、何ですか」
「クロスカントリースキーですね」



「あちらからすごい勢いで来るのは、・・・」
「アルチャンおはよー」


「おはよー」
「何かすごく元気だね」


「青空がとってもきれいだけど、これが気温を下げる、放射冷却現象
を引き起こすんだよ」


「へーすごーい尊敬しちゃうなー」
「それって尊敬している態度では・・・・」


「お父さん、これなーに」
「アルちゃんのために、鶏ササミでジャーキーつくってみました」
「いろんな形あるね」
「どんなのがいいか判らなかったので、いろいろ作りました。」

はなとかちのアルです。


今日のお友達　とっても積極的な２歳の男の子です。


「お父さん、今日は、特に寒いような気がしますけど」
「いや、気がするんじゃなくて、今朝－２１度くらいあったみたいだよ」


「これは、なんですか？」
「これを彫って雪像にしていくんだよ」


「なんだか空気がつめたいんじゃなくて痛い」
「そーです。お父さんの小学生の頃は、－３０度を下回ることが
たびたびありました。冬の朝はよく、空気中をキラキラ、ダイヤモンドダストが見られました。」
「も、そーなると　北極圏という感じですね」