はなとかちのアルです。
「アルさん、今日も暖かいね。調子は、良くなったみたいだね。」
「調子は良いです。昨夜のレバー串おみや、美味しかった。」
「なんだかなー。あ、あらっ」
「どうしました？」
「アルさんダリのお髭なくなりましたね。」
「新陳代謝ですよ。」

はなとかちのアルです。
「今日はなんだか暖かいですね。公園の道が解けてこれからぬかるみになりますね。お父さん聞いてますか？」
「ファーーーイ。」
「なんだか気持ちが入っていませんね。」
「はい、朝というか深夜というか、３時半に起こされて、ウンチとオシッコ行って、なんだか今一調子悪そうだから、仕事してたら５時にもう一度オンモに行って、これで大丈夫かなと思って６時にお父さんネンネしたら、８時にお父さんを起こそうとしたので、お母さんが慌てて、アルさんオンモに連れって、これが今日４度目のお散歩だよ。気持ちも入らなくなりますよ。」
「おはよーーー。最近良く会いますねー。」
「オイ、オイ　まっ、いいけどね。」

はなとかちのアルです。
今日は天気が良くて、暖かくなりそうですね。
「さーアルさん、少年院の方へ抜けて帰り道だね。」
「ボクはそちらには行きません。」
「どーしたの？」
「だから行かないんです。」
「アッ、さっきの女の子の匂いかぎに行こうと思ってるな。」
「とにかく、戻ります。」
「モー本当に、そんなにいろんな所に、女の子の匂いは、無いよ。」

はなとかちのアルです。
昨日は、夜、宴会のため、最近何度かお買い物に行っているドンドンさんへ材料の買出しに行きました。
お買い物を終わってから、裏の堤防をお散歩と思ったのですが、まだ雪がありました。
「アルさん、ちょっと別の道をいきましょう。」
「はーい。」
「こうゆう時は、いいお返事だこと。面白い看板屋さんがありまよ。」「ボクの世代では解らない映画ばかりですね。」
「アルさんの好きな映画って？」
「スターウォーズ、ターミネーター、シャイロ、ダイハード」
　「何かチョッと偏った、育て方しちゃったかなー。」

はなとかちのアルです。
いつものように自分勝手な方へ歩いていくアルさん。
今日は、お父さんも「いつものように振り回されないぞ」と付いていきません。途中の木に隠れて様子を見てました。
「大変ダー！」
「おとうさーーん。」
「おとうさんいなーい。母子家庭になちゃう。あたらしいお父さんと、うまくやっていけるかなー。」
「アルさん、なちゅうことを・・・。」