200923(火)

アヒルと鴨のコインロッカー

読む×33

アヒルと鴨のコインロッカー

伊坂幸太郎著
「アヒルと鴨のコインロッカー」

最初に原作を読んでとっても面白かったので、まだ見ていなかったDVDも借りてきて、作品を2度、楽しんでみましたよ。

原作の方は、「現在」と「2年前」のストーリーが交互に紡がれていきます。
きっとどこかで繋がるんだろうな?とは思いつつ、いろんな疑問をかかえながら、先に進んでいきました。

動物虐待、外国人への差別、HIV、様々な問題を織り交ぜながら、とっても考えさせられる、切ないストーリーになっています。


そして「映画」
これがまた素晴らしい!

ちょっとしたトリック?のようなものも含まれているので、正直映像化は難しいのでは?と言われていたそうです。
私もこのお話をどうやって映像化するのか、それが見たくて借りてきました。

でも、原作者が絶賛したという評判通り、単純に映画作品としても素晴らしい仕上がりになっていました。

アヒルと鴨のコインロッカー公式サイト外部リンク

予告編

瑛太君、いいですねー。
以前から彼の中性的な爽やかさが大好きだったんですが、今回の役はちょっとワイルド、でもそこには隠された切なさが・・・。これもはまり役だったと思います。

カギを握る松田龍平、大塚寧々も要所を締めてキラリと光ってます。

最初のコミカルなテンポとは裏腹に、物語はどんどん、息が詰まるような切ない展開になっていきます。途中まで真相がわからないまま、でも見終わったときにはすべての伏線に気付き納得できてしまう。
そして、悔しくて悲しくて泣けちゃいましたね。
でも、悲しいだけでは終わらない、どこか爽やかな風に吹かれたような力強さも感じる映画です。

最近、この手の手法のお話、本当に増えていますよね。
いっけん、何の脈絡もない登場人物が、最後には実は繋がっているという・・・

「キサラギ」「アフタースクール」「陰日向に咲く」
「容疑者Xの献身」
etc
この辺りの作品が「面白い」と思えた方にはオススメです。

こちらも騙されてなんぼのところがありますからね。
こういう展開の作品はしばらく続くのかもしれません。

作品を通して流れるボブ・デイランの「風に吹かれて」
この音楽がまた作品を凄く盛り上げてくれています。
まさに「神の声」
ディランFANも必見(必読)の作品になっていますよ。






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