201172(土)

まほろ駅前多田便利軒~なんとなくゆるーい?男の再生物語

観る×46

まほろ駅前多田便利軒~なんとなくゆるーい?男の再生物語

昨日は1日、映画の日ってことで、お仕事帰りに

映画「まほろ駅前 多田便利軒」 公式サイト外部リンク

見てきました。シネとかちで7/8まで上映中です。

弟135回直木賞を受賞した三浦しおんのベストセラーを大森立嗣監督が実写化しました。

なんといってもこの映画の最大の魅力は

瑛太、松田龍平この2人の共演でしょうね。

まほろ駅前で便利屋を営む多田(瑛太)、ふらりと現れた同級生の行天(松田龍平)

バツイチ男2人の奇妙な共同生活。この2人のキャラがなかなかはまっていまして、それを堪能できただけでも見る価値はあったかな。

特に行天のキャラ、好きですねー。松田龍平のまさにはまり役って感じで、ひょうひょうとしていて突拍子もない行動なんですが、どこか憎めなくてほっておけない。

多田の言葉を使えば、「お前は何も持っていないような顔してすべて持っている」(言葉は若干違うかも?)

そんな男なんですよね。バックに深い愛情が隠れているのが垣間見れて、自分のことより他の人のために何ができるか、常にそっちを考えて行動できちゃう男性。

対する多田は一見しっかりもので常識人。
あまり喜怒哀楽は見せず、坦々と何かを押さえ込んで生きている感じ。
過去にあるトラウマを抱え込んで、いまだ抜け出せずにいる。

この水と油みたいな二人が便利屋を通して出会うワケアリな人たちを通して自分の過去と向き合い・・・


ってな感じです。

全体的にはいかにも「日本的」な若干暗めのゆるーい感覚、都会の無関心さを含めて、退廃的なムードが漂う映画です。

でも大爆笑まではいかないけど、印象に残るギャグもあちこちに。
見た人はわかると思いますが、それやってくれるんだ?ってギャグが、ひとつあります。これは見た人が儲け物。

キャストがかなり豪華なんですよ。

大森監督と弟さん(大森南朗さん)お父さん(麿赤兒(まろ・あかじ)も出て家族共演しているし(絡みはないですが)
鈴木杏ちゃんの安い娼婦っぷりとか、柄本佑さんのキレキャラ、松尾スズキさんもしっかり美味しいところもってきます。

今をトキメク高良健吾君も、出番は少なくてもばっちしカッコイイし、岸部一徳さんもいぶし銀でさすがです。

それと特記すべきは、オーディションで選ばれたという子役の横山幸汰

この憎たらしくて生意気な演技は素晴らしい。また新しい才能発見って感じでしたよ。餃子屋さんのシーン、大好きです。

主題歌の「くるり」もこの世界観にしっくりはまってました。


「誰かに必要とされてるってことは、誰かの希望になるってことでしょ。」


人間って、誰もが自分の役割、自分の居場所、必要ですよね。誰かの役に立ちたい、誰かに必要とされたい、それが生きがいだったりします。
大きな感動や派手な起伏こそないけれど、じんわりしみこんでくる、ちょっと優しい気持ちになれる、地味だけどあったかい、そんな映画でした。






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