2019119(土)

2015年インド・スリランカ旅行記・18


2015年インド・スリランカ旅行記・18

ホームステイの4日目。
朝食はキリバット。
祝い事に炊くココナッツ風味のライスだ。
四角のバットにライスを移した後に表面を平にならし、冷めたら角型にカットして出す。
これにポルサンボル(唐辛子と鰹節のふりかけ)をつけて食べる。
ママは私のために特別な料理を見せてくれた。

この日の夕方は、私に重大なミッションが託されていた。
出張料理である。
私が日本でインド料理の店をしているということで、スリヤンガの自宅へ出向き、パーティー用の食事を私が用意することになったのだ。
しかも他にお客さんも呼ぶので、合計8人分を用意しなければならない。

スリヤンガの話によると、意外にもスリランカ人がインド料理を食べる機会はほとんどないのだという。
外食を頻繁に行く習慣がないかわりに、近所の仲間と家で食事を共にするのが多いらしい。
そんな訳で久し振りにインド料理を食べたい、というスリヤンガのリクエストに私が応えたのである。

よく考えると、そもそも料理人が日本人の私でいいのか?
インド料理を日本人が作り、スリランカ人が食べる。
なんともシュールな状況ではないだろうか。
でも、私もプロ料理人のはしくれである。
彼らの期待には全力で応えたい。
気合を入れて料理を作ることにした。

ホームパーティーの参加者は以下の通り。
スリヤンガ一家4名
カオリさん(レイコさんの友人)
キンスリー(筋トレ大好きのマッチョ、カオリさんの夫でゲストハウスの経営者)
ペーター (スリランカが大好きで毎年通いつめ、いつもキンスリーの経営するゲストハウスに長期滞在しているドイツ人)
私を含めて計8名。

スリヤンガが夕方に、私を迎えに来た。
スリヤンガ宅のリビングで談笑していると、調達を依頼していた食材が届き、私の調理が始まった。
一人ですべて作業するには圧倒的に時間が足りないので、レイコさんとカオリさんに協力をお願いした。
二人には小麦粉をこねてもらってサモサの皮を伸ばしたり、チャパティを成形してもらった。

新鮮なカレーリーフを気兼ねなく、ふんだんに使える。
カレーリーフの葉を油の中に入れると、ゴマのような特有の香りが広がり、ウットリしてくる。
ココナッツミルクは搾りたての生だ。
香りが抜群によい。
またスパイスの鮮度がよく、これもまた香りが素晴らしい。
最高の素材で料理ができる快感を味わう。

2時間後に完成。
結局、私は自分の店でよく出しているレパートリーを作った。

南インド・ケララ地方のチキンカレー
南インド・ケララ地方の野菜シチュー
サブジ(野菜のスパイス炒め)
サモサ(マッシュポテトの揚げ餃子)
チャパティ(全粒粉の薄焼きパン)
鶏肉が余ったので唐揚げ
レモンライス

食事が始まると日本語・英語・シンハラ語が入り乱れる空間。
冷えたビールがやたらと美味しく感じる。
私はビールをどんどん喉に流し込む。
ビールのあとはアラックというココナッツの蒸留酒をグビグビ飲む。
一仕事を終えた安堵感からか、酔いの回りが速く感じられた。
酔ったせいで自分がどのような会話をしていたのか、記憶が定かではない。
でも、隣の席だったペーターに「美味いよ、君の料理」とほめられて嬉しかったことだけは覚えている。

つづく






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