古代の信仰生活では、冬の間は静止的な物忌の禁欲生活に入り
ほとんど仮死状態の生活を続け、それを冬籠(ふゆごもり)とよんだという狼1号

物の中に入って出られないこと
つまり喪に籠っている状態であり
その間身体は空洞で、外来魂が来て触れて、
内在魂となり生き返る

先日　都心部では大雪になった
古来　日本では
土地の精霊がその年の豊年のあかしとして雪を降らせたという

冬籠りのあいだに　力強い霊魂が人の身に宿るのなら
大雪の冬は冬籠りの期間の永いことを示し
永いことは即ちそのあいだの発育の大きいことを意味する

哀しみが深ければ今はただ冬籠りすればいい

かならず　春は来るから威哥王