201485(火)

 手から手へ展 @ 北海道立文学館


 手から手へ展 @ 北海道立文学館

日曜日は 朝6時に帯広を出発。

車を走らせ(ひとりプチ旅~・高速道にて 帯広より札幌南インター片道2470円)

目指すは 札幌 中島公園「北海道立文学館」。


”手から手へ展”外部リンク~絵本作家から子どもたちへ3.11後のメッセージ~ に行ってきました。


     
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2011年の東日本大震災後、日本の絵本作家たちが中心となり「3.11後の世界から私たちの未来を考える」というテーマで世界の絵本作家に作品製作の呼びかけをしたそうです。

その結果 7カ国の絵本作家110人による絵とメッセージが集まり 展覧会が全国を巡回です。


多くの絵本作家の作品が堪能できて、
震災後の世界をいきていく子どもたちに対する想いやメッセージが つまった展覧会です。

2012年3月から ヨーロッパ巡会展がはじまったそうです。
イタリア、スロバキア、ポーランドなどなど。

その後 日本では 2013年春から 全国を巡っています。

「手から手へ展」@北海道立文学館/中島公園
   2014年 7月19日(土)~8月24日(日)

午前9時30分~午後5時

   休館日 月曜日

   Pは7台有り



とてもじっくり観てきました。

人の力が及ばない 大地震 大津波、
人災でもある 原発事故。

その両方がいっぺんに起こってしまった、災害。


作品を通して 大切なメッセージをたくさん感じました。

子どもたちが安心して暮らせる社会になっていかなくてはなりません。



     
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こころに残ったメッセージです。

”決して忘れては、いけないこと”(富安 陽子/児童文学作家)


   忘れては、いけないこと。


   ありふれた 日常の

   その愛しさと、尊さ。



       忘れては、いけないこと。


       ありふれた日々を、ただ

       あたりまえに繰り返す

       その幸せ。



   忘れては、いけないこと。


   わたしたちの日常が、

   どれほど、脆く(もろく)、儚く(はかなく)

   失われてしまうかということ。



   決してわすれてはいけないこと。




降矢奈々さんという ひとりの絵本作家の呼びかけからはじまった
この展覧会、是非 足を運んで感じていただけたら・・・
と思いました。








中島公園は 中学 高校をまたぐ3年ほど その近くに住んでいました。

その頃は 文学館もありませんでした。
それに似た 小さな古い建物があったような気がしますが・・・


地下鉄の駅までの通学道は 中島公園の並木を通っていきました。


     
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どれくらいぶりだろう・・・

ここを歩くのは。


懐かしい道。


そして よく 池ではボートを漕いだっけ。


     
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ボート小屋は 昔の雰囲気 残ってる、わぁ~なつかしい!



     
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それにしても 木々が大きくなったなぁ。。


紫陽花が満開でした。


     
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沢山のホテルやマンションも建って

景色もずいぶん 変わっていました。



でも・・・


     
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木々たちは 根をはって


そこに立っていました。


     
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ありがとう。

そこに いてくれて。






そして 中島公園を あとにして

翌日が最終日という 丸井今井百貨店での”ムーミン展”に向かいました。


ムーミンの作者 トーべ・ヤンソンさんも

自然を見つめ 愛し 描いた尊敬する作家さんです。



弟さんと喧嘩して トイレの壁に描いたトロールの落書きが

ムーミンのはじまり・・・です。


インクで描かれた 白・黒の 繊細なタッチのムーミン谷の様子は

とっても美しかったです。



「ムーミンの世界展」~ヤンソンさんからの贈り物~

 9月6日(土)~11月9日(日)まで

 北海道立文学館にて開催されます。
 これからの開催なので 丸井さんのに行きそびれた方は
 チャンス!!です(^-^)/



トーべ・ヤンソン生誕100周年記念の行事が あちこちで
いっぱいですね。

帯広美術館でも・・・あるんですね。



秋だったかな。


雲が多くなってきました、ザーッと雨がくるのかな。。。


この記事のURL2014-08-05 07:57:32

201484(月)

 オブンガク堂cafe @ 水の神殿


 オブンガク堂cafe @ 水の神殿

2014, 8/2  8/3

草木と土に囲まれた 風吹く水の神殿外部リンク


     
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昔むかしの お月さまと王子と森の妖精の交流のお話しを

マリンバの音色の調べにのせて・・・



     
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・・・・そして 物語の世界にちなんだ オヤツを頂く。




ブンガクと オンガクと オヤツを あわせた

ぞくぞく五感で楽しむ 不思議な空間「オブンガク堂cafe」を体感してきました。


水の神殿は ひんやりとして 風が通り抜け

そこに生演奏のマリンバの音色と水が流れる音、

そして 演者たちの声、 草履の砂の上を運ぶ音。




なんとも コトバでは言い現わせないような ユタカな豊かな

時間でした。

子どもたちには 何が目に映り どんな空気を感じたんだろう・・・

オトナもコドモも 共有できる場でした。



     
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中音更の 大雪山麓の深層水が


浸み出すところ。


こんな 場所があったんだね。

また行ってみたいけど 辿りつけるかな・・・・

それは まるで ぽっかりと あらわれた 古墳のようでありましたから。。。^^



主催・・・とかちアーティスト・イン・レジデンス

唱と語り・・・佐藤 慶、本村 珠紀、室井 沙織、平野 麻樹子

音楽・・・マリンバ奏者 佐藤 優

オヤツ・・・アマムエクル

文学・・・”お月さまと、森の精”  豊島 与志雄原作「お月様の唱」より


この記事のURL2014-08-04 10:02:02

201481(金)

 一夜あけて・・・


 一夜あけて・・・

一夜あけて 


朝も シマフクロウと向かいあう。。


なんでも見通しているような 眼。



     
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森の賢者 シマフクロウ。



     
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仲良しのエナガ^^


     
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一夜あけて 朝からまた羊毛で手を加えてみました。

昨日はビックリしたような 眼だったので・・・
?? ん? う~ん、違うちがう・・・

旦那さんのアドバイスもあって、
どの角度からみても じっとこちらを見つめられているような眼じゃないと・・・と。

仏像のような・・・と。

うん・・たしかに そういう見透かされているような
鋭さが必要だよな、、って。


それで こんなかんじです、
どうでしょうか?


また冷静な 意見を頂いたので
見つめて また 感じながら すすめます。




今日の帯広は33℃まで気温が上昇するそうで 暑い一日となりそうですが 夏は ナツらしく いいですね^^



引き続き 羊毛フェルト ”シマフクロウ”作りこみます!!



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今はこんなふうです。。


     
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もう少し客観的にみれるよう

目線の高いところに”シマフクロウ”を置いて


ハッとさせられるような

表情ができるように 何度もなんども眺めて
威厳のあるものにしてきたいです。




しばらく ”シマフクロウ”の作業を中断しようと思います。。

冷めた眼で みられるようになったら また再開します^^





暑い折 体調には気をつけましょうね。


この記事のURL2014-08-01 09:29:31

2014731(木)

 ちらっと だけ・・・^^


七月の最終日ですね。


今日は気温もぐんぐん上がって ふぅ~・・です。。


早朝に庭の草とり 散歩、

郵便局や支払い おつかいを済ませ やっと作業に入りましたが、

天窓からの光で 部屋の中にいても日焼けしそう・・・@@

ブラインドがこわれてしまって。


扇風機でなんとか しのぎながら 作業をしています。



先日から 作業していた 羊毛フェルトの実寸大”シマフクロウ”


今 やっと 目が入りました(^u^)/

全体は まだなので・・・証明写真よろしく上半身で
ちらっとね。



     
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まん丸の目玉で、ちょっとギョっとしちゃいますかね。



東京の業者さんに 問い合わせたところ

黄色いガラスの目玉は在庫がないとのことでした。

それで ちょっと欠けてるけれど 透明ガラスの瞳だったらありますよ~~とのこと。

”ご自分で色を塗ったらどうですか?その方が お安いし!”


”そうですね、やってみます!!”


目玉が到着して 

なんと2色のマニキュアを混ぜまぜして 裏から彩色したわけなんですよ~



でも・・・・ちょっと目ヂカラありすぎて

こわくないですか?

なんか違いますね、その何かを もう少し追求してみます。

難しいです。




以前の シマフク君^^



     
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それに まだまだ背中の部分や なんだかんだ

まだまだ・・・です。

ニードル針は 15本目に突入しました。

もう在庫が無くなりそう。



先日 図書館にて

シマフクロウの分厚い本も借りてきて
(生態や 観察記がめちゃめちゃスゴイ!!本です)

本物の シマフクロウの羽根もある方から お借りしたので
よりイメージを広げつつ 作業しているところです。






     
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おまけ・・・


先日 阿寒湖のスキー場がある展望台の近くで見かけた

そよそよの 草~~



     
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涼しげでしょ! (^-^)


あ、もひとつ・・


     
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トラノオも 涼しげ~~



ではでは 引き続き 作業しようと思ったけど

外にでてみたら ハーブを干そうかな・・・って。


     
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オレガノ、セージ、レモンバームなど。



珈琲でも淹れることにします!!


この記事のURL2014-07-31 14:02:20

2014728(月)

 巨木の木の下で アイヌのムックリ Ⅱ


 巨木の木の下で アイヌのムックリ Ⅱ

光の森には クロエゾマツや アカエゾマツ トドマツなどの針葉樹と シナノキや ミズナラ ハリギリ ハルニレなどの
広葉樹などが 混成しています。



森を歩きはじめると とっても甘い いい香りに包まれました。


     
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シナノキの花の香りです。

シナノキはアイヌ語で ニぺシニ。
ニは 木の意味です。
繊維から糸を取り出し 漁網やロープ 袋物などの材料になります。

今年はとても花つきがいいようです。




     
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少し歩いていくと 

枝分かれした木がありました。

オオバボダイジュです。
アオジナとも呼ばれていて こちらも繊維がとれるそうです。


実はこの木のあたりで 映画「許されざるもの」のロケがおこなわれたそうです。
渡辺謙さん主演の明治時代の蝦夷地を舞台にした映画で この阿寒の森から撮影がはじまったそうです。
この映画は2013年公開になっています。

撮影は3年前、講師の本田先生はアイヌ語の指導で 渡辺謙さんや柄本明さん、柳楽優弥さんなどと共に この地に立ち合っていたそうです。

現場でのエピソードなどを話してくれました。

渡辺謙さんは頭の低い方で 先生の前を通る時には 前を失礼します・・・といって頭を下げて通られたそうです。
そして 柄本さんが顔を虫に刺され腫れあがり消沈している時はジョークで笑わせて気持ちを持ち上げていたそうです。さすが大物は やっぱり違いますね・・・とおっしゃってました(^v^)/




あたりには小川が流れていて シーンと静まり返り 苔むしています。



     
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倒木更新の姿もみられます。


     
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朽ちた木の上に新しい命が宿ります。




更にすすむと 大きなおおきな カツラ(ランコ)の木が在りました。

そして なんという演出でしょう^^

美しいアイヌの女性がムックリを奏でています。

自然の中に 美しい光景でした。

ちなみに左のアイヌの女性、先程の映画にも出演されてるそうです。





     
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樹齢800年ともいわれる どっしりと カツラの木。

ランコの木はアイヌでもとても大事にされている木です。
丸木舟の材料や お盆 まな板など様々な生活道具の材料として重宝されます。



その木の下で 教わりながら皆で ムックリを鳴らしてみました。




大昔も こんなふう・・・だったのかな?

木は記憶する生き物と 以前 本で読んだことがあります。
太古の昔から 世の中を眺め 何を感じてきたのでしょう。



見あげると こずえの方までも まん丸い葉っぱが輝いていました。


     
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とっても安らかな気持ちになって 守られているように感じました。




そして 帰り途に

湯気の立ち上がる 手塚ボッケ(ボッケ=煮え立つ)があり

硫黄のにおいが漂っていました。



     
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イソツツジや
足もとにはヒメジソなどが 生えてました。



     
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これは ハッカです。

とってもやんわりとした芳香でした。





2時間程の散策でしたが 様々な自然の姿をみることができる 光の森でした。


満ち足りた心になりました。

どうか このような森が 後世にも残っていきますように。


昼食後は 2人の講師の方たちの講演を聴きました。
30年近くも それぞれの講師の方は 専門の分野で研究を重ねてきたこと 感動しました。



このようなご縁に恵まれ
導いてくださった財団の山本さん、ありがとうございます。


来年になりますが 自然写真家でもある 山本さんと”阿寒の森”を表現したフェルトとのコラボ展を 阿寒のギャラリーで開催する構想が持ち上がっています。


阿寒の森を 肌で感じ これからの作品作りに 生かしていきたいなぁと思ってます。


山本光一さんの写真はネイチャー雑誌「faura」外部リンクの最新号に白糠海岸のアオバトが紹介されています。
道の駅 恋問にて現在 アオバトのミニ写真展がおこなわれています。

阿寒湖畔の奏楽の森ギャラリー外部リンクでも 山本さん阿寒の自然を撮った写真展が開かれています。

どちらも拝見しましたが 素晴らしかったです。(^u^)




Ⅰ、Ⅱを 読んでいただき ありがとうございました。


この記事のURL2014-07-28 23:22:07

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