マルチングは何等かの素材で表面を覆う事を言います。

お庭の場合は主に雑草の発生防止を目的として行いますが、他にも土壌の乾燥防止、ふかふかで栄養豊かな土壌の保持、美観向上、雨などにより土壌が跳ねたり風で土が飛ばされないようにするなど多様な目的に用いられます。

その用途・目的によって被覆する材料も変わります。

今回は、観光客も多く訪れる柳月スイートピア・ガーデン様の植樹桝のマルチングなので、雑草防止と美観を兼ね備えたマルチングが目標です。

まず、下地を均して防草シート（ザバーン®防草シート）を隙間無く敷きます。
この防草シートは加水分解を起こさないため、長く効果を維持し続けます。製品の製造過程で接着剤などを使用していないので安心して使用できます。

樹木の下枝は、埋まったり砂利に接する部分は剪定します。
そのまま化粧砂利を敷設するのとでは見た目に大きな差が出ます。

今回は化粧砂利（落合砕石）を敷いて化粧します。
風が強い場所であるという事と、増設された出入り口脇であるという事、屋根のかかった食事・休息スペースが前面にあるという事が選定理由です。


きれいになりました。


マルチング素材は他にも樹皮、ウッドチップなどの有機資材、火山礫、煉瓦チップ、化粧砂利等の無機資材など用途、予算、目的により様々なモノがあります。
特にお庭の場合は景観を左右しますのでよく検討してみて下さい。
また、見た目だけではなく、例えば植物の根元などに使用する場合は窒素を固定して供給が不足してしまうなどの弊害も兼ね備えて考える必要もあります。

本日のアカイケの視点

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