2014年1月16日(木)
裏玉姫様








深い深い森の中に入って思いがけなく巨木に遭遇すると心臓のあたりがキュンとなって近づきがたい感覚に襲われる事があると思いますがそんな時に何かがその木の裏側に息を潜めてそっとしておいて欲しいという想いを湿った空気に胎ませて語りかけてきているのだと誰もが考えるように度々そんな事が重なる度に段々と確信に変わってきて今度こそ覗いてやろうと固く心に決めて森の入り口に立ったあの夏の日の事をこんな真冬の日に思い出すなんて事はきっと目の前の巨木の切株にいきなり出会ってしまってこの巨木が支配していたであろう森の姿を瞬時に200年遡って空想してしまったからに違いないのだと考えが及ぶまでに僕は僕の思い出の中の一つ一つの森の主との出会いの瞬間のあの感覚を今もありありと思い出せる自分である事に安堵の気持ちを抱いてまた明日もこの森の中へと吸い込まれるように誘われる喜びに打ち震えながら今日の一日を思い返すのです。
竹中!
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