2014年11月7日(金)
落葉樹の思考








「落葉樹の思考」
鮎川信夫 作
春から夏にかけて
芽を出し、枝葉をひろげ
花を咲かせた樹木が
いま、別れを告げようとしている。
生命の奔流は丘をくだり
黄昏の寒い灰色の
死の季節がやってくるから
自分自身と世界とに別れを告げるときがきた。
生命の一循環を終えたのだから
生まれかわるためには、死なねばならないと。
根が考え、幹が感じている。
そうして、秋風に身ぶるいして
落葉の雨をふらせている。
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