2010920(月)

後発のまちの観光資源は人々の暮らしの質


 牛玉ステーキ丼のヒットでにわかに観光気分の高まってきた感があるわが町ですが、この勢いをどう持続させて次の展開に持っていくかが関係者の課題です。たぶん。

 しかし、次の目玉を作り出すことを考える前に、町内にある観光資源の発掘や清水町の観光のあり方を考えることが大事でしょう。

 牛玉ステーキ丼だって、「清水町の肉牛飼養頭数全道2位、鶏卵の生産全道3位という事実」(ヒロ中田氏)から生まれたものです。

 清水町がこれまで観光にそれほどの力を入れてこなかった理由は、きれいな湖がなかったこともありますが、農業や商工業だけで十分食べてこられたからに他ならないと考えます。

 しかし、そのことによって、清水町にはこれといった観光資源がないというネガティブな意識が定着し、「これといったものがない町」と卑下している状況は変えなければなりません。

 湖や旧所名跡を観光資源にして、たくさんの観光客に訪れてもらおうという従来型の観光から、ゆっくり滞在してもらって「観光客向けでない」清水町の普段の姿を見てもらい、町の人々と触れ合って旅の思い出を作ってもらう観光への転換です。

 観光の指標を入込者数から宿泊者数に変えることも、意識改革のひとつでしょう。

 自然も農業も飲食店も、清水町の人が思っている以上に魅力はあります。

 観光をてこにしてまちづくりを進め、住んでいる人々の暮らしの質を高める。そのことによって、さらに訪れたいと思う観光客を増やす。

 観光後発の清水町が目指すべきは、町民の笑顔を資源にした観光でありたいといったら・・・、ちょっとキザか。







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橋本てるあき
橋本牧場(酪農)場主

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