2009121(火)

父の寂しい背中

先日実家の父がとうとう自分の車を手放した。

乗っていたのはプレミオ、古いので廃車にするつもりでしたが、東南アジアで売れるそうなので、業者が喜んで引き取ってくれました。

父は公務員でしたが、60歳で定年になってから今までと全く違う体を酷使する仕事ばかりしていたので、前からよくなかった心臓で病院に通うようになったのです。

それから脳梗塞で救急車で運ばれたり、入退院を繰り返すようになり、先生から車の運転もやめるように言われていました。

ですが、父の趣味は春の山菜取りや、釣りなど車がないとできない事ばかり。若い頃は鉄砲玉のように出かけたら帰って来ない人でした。

でも最近は滅多に運転しなくなり、母も「お父さんは昔のように運転できない。怖い」と言っていた矢先、突然「お父さんもう、運転やめるわ。車も処分する。今日決めた」と言い出した。

そして、昨日実家に子供達を預けに行ったらもう、車はなかった。父は「寂しいわ。」と。

夜、子供達を迎えに行くと、頭をうなだれている父。「やっぱり車ないと寂しい?」「あたりまえだろ。なんかあった時は頼むな。」

 母は、「たくさん買い物したら配達してくれるし、病院はタクシーで行けばいいし、大丈夫よ。」と言った。

ただ、免許は持っていたいようなので、私もその気持ちはわかるので、更新に付き合うつもりだ。

寂しそうな父を見てると「休みの日はここで夕ご飯食べるわ」と言った。旦那も札幌に行っていないし。

子供達は「やったー!お父さん、出かけてるほうがいい気がする。」

どうして?お父さんカワイそうじゃない?

イサム妻でした。










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イサムB3
店長の米澤です。趣味は斉藤和義さんの曲を弾き語りすること、スノーボード暦27年まだまだ現役です。切る、洗う、剃る理容本来の仕事にこだわり、お客様が気持ちよく帰れる仕事を心がけています!得意技はアイロンを使用したパーマや、男を艶肌にするシェービングです。
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