2008年2月2日(土)
帰ってきた、オヤジ達の妄想!!6
出演・課長・(僕)
幸子・(桜井幸子)
場所・帯広市 繁華街
俺と幸子は 寄り添いながら 通りを渡った。
地下へ続く階段を降りると その店に 着いた。
ドアを開けると やや薄暗い店から ジャズが聞こえた。
「いらっしやいませ。」 マスターが グラスを拭きながら会釈をした。
俺・「奥、いいかな?」
「どうぞ。」 と、マスター。
幸子・「雰囲気のある お店ね。」
俺・「静かに 飲みたい時に 来るんだ。」
「お飲み物は?」 マスターが 訊ねた。
俺・「バーボンをロックで、幸子さんは?」
幸子・「私はバーボンを水割りで。」
俺・「後、ナッツとチーズの盛り合わせ。」
「かしこまりました。」 と、マスター。
俺・「幸子さん、結構 強いんだ。」
幸子・「えぇ、でも、最近飲んでないから、、、どうなっちゃうか?」
いたずらっぽい目で、幸子が笑った。
その笑顔が、遠い昔の彼女に 似てて、思わず錯覚しそうになった。
2人で「乾杯。」 軽くグラスを 合わせた。
幸子は あまり自分の事を 語らなそうだったので 俺がひたすら話した。
仕事の事や、一人暮らしで 苦労した事を 面白可笑しく話した。
家庭や、家族の事を あまり話さなかったのは 何処かに やましい考え
が、あったに 違いない。極力その話題は しなかった。
俺が三杯、幸子が二杯 飲んだ頃だろうか、自然に 会話が少なくなった。
向かい合わせのテーブルの下で、 何かが俺の膝に 当たった。
幸子の膝だった。 その膝は 俺の脚を割って 入ってきた。
答えを感じた俺は、「出ようか?」と言い 幸子の答えを確認した。
会計を済ませると 幸子の方から 腕を組んできた。 答えは出た。
通りに出て、タクシーを 停めた。
答えは出てるのに 動揺していた、タクシーに 何と告げようか、
これから起こる事は 大人同士 割り切っての事か?自問自答した。
つづく。
今日の チョロQ DR30・鉄化面スカイライン。


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