出演・課長・（僕）
　　　ＯＬ・（加藤あい）

場所・あいのマンション

あい・「こんな　あり合わせですが～」

あいが皿を持ってきた。　　チーズとサラミのおつまみだ。

僕・「わるいな　気遣わせちゃって。」

あい・「シャワーあびてくるから　ＴＶでも見ててください。」

リモコンを取り　スイッチを入れた。

ＴＶからは　明石家さんまが素人娘に　ツッコミを入れていた。

それよりも、あいが　言った「シャワーあびてくるから」が頭から離れない。

その意味が、大人の解釈をして良いものなのか、ＴＶなんか集中できなかった。

缶ビールに手を伸ばし　その手を止めた　これ以上飲んじゃ、、、柄にもなく動揺していた。

「冷静になろう。」何度も　自分に言い聞かせた。でも　この後の事を考えてしまう　あいはどんな格好で僕の前に現れるのだろう？　それに対して　自分は、、、

時おり唸る　ボイラーの音に　膝までふるえる　

もし　あいが　バスローブ　一枚で目の前に現れでもしたら、、落ちるとこまで　落ちて行こうか、、、悪魔が僕の肩をたたく、、、

「カチャッ」　バスルームのノブが鳴った。

あい・「あ～～　気持ち良かった～」

バスタオルで髪をくるみ　あいが出てきた。

Ｔシャツにショートパンツ姿だった。僕は少し　「ほっ」とした。

あい・「ごめんなさい。こんなカッコでぇ～」

いたずらっぽい目で　あいが近ずいてきた。その眩しい白い足に　僕の血液が再び　沸騰した。　　体中が熱くなった　意識がうすれてきた、、、

あい・「課長　抱いて下さい。」

あい・「課長　抱いて下さい。」

あい・「課長　抱いて、、、、」

あい・「課長　起きて下さい。」

あい・「課長　起きて下さい。」

あい・「かちょう　かちょう　課長！」

僕・「う、う～～ん」

あい・「もう！課長～、もうお開きですょ～。」

夢、　　寝ていたんだ。　「そうか、今日は一課の忘年会だったんだ」

僕は、酔い潰れて寝てしまったんだ。

我に返った。僕は夢を見てたんだ、、、

あい・「課長ったら1時間は寝てましたよぉ～。」　「もう！オヤジなんだから」

あいが唇をとがらせて言った。

あい・「外は寒いですょ～。気をつけて帰ってくださいね。」

タクシーに乗りこみ 「木野ＯＯＯＯＯＯＯ丁目。」と告げて　ハッとなった。

ミラー越しの運転手は　確かに　あの時の　運転手だった。

（完）

今日のチョロＱ　日産ティアナです。
乗ってカンガルーで　ＧＥＴ。