2007719(木)

私でなくて良かった・・・

日記×703

今年になって、非常に大きな地震が、能登沖に続いて再び新潟中越地域を襲いました。

どちらも隣県の地震、我が家に被害こそ出なかったものの、非常に大きな揺れが襲いました。

あと少し揺れが続いたら、強かったら、テレビや新聞で報道されている被災者の方々と同じ毎日が訪れていたと思います。

我が家も高齢化し、親類や身近な人達も、定年退職したようなお年寄りが多くなりました。

昨日もそんなお年寄と話す機会があって、

「富山じゃなくて良かった」

ただ、しみじみと、そんな言葉が出ました。

その言葉は他意ない本心。

今日何もなければ、静かに明日を迎えようと暮らすお年寄りの正直な気持です。



僕やあなたに、振って湧いたような不幸、天災や事故、病魔が襲ってこないとは限りません。


おきがるさんのブログで紹介されていた『余命1ヶ月の花嫁』を

僕も偶然見ていました。

人の不幸に、目をそむけてしまう事が多い中、この様なお話を取り上げて紹介されたお気持は、とてもすばらしいと思いました。

同時にたくさんコメントが入った事もすばらしい。



地元富山では、テレビ局の女性アナウンサーが毎日「小さなエコを集めて、大きなエコを」と言っています。

エコ=消費文化の成れの果て、なのでしょうから、今さら言い及ぶに値するか?の疑問をいつも持って聞いています。

同じような顔の、同じようなファッションの、同じように甘ったれた声で言われたとおり言葉を垂流す女性アナウンサーを見るたびに、
そんな事より、やる事・伝える事があるだろうが!と思うのは、へりくつジジイと同世代のたわごとでしょうか。

今、隣家が地震で被災していても、被害のなかった人はこれまでと同じような生活を続けています。
阪神大震災の時もそう、能登沖の時もそう、先の中越地震の時もそう。

「お気の毒」と言いながら、被災した人達の前を新幹線も物流のトラックも、インターネットの情報も自分に必要なものだけ運んで行くのです。

毎日会社に通い、決まった額の手当てをもらって、その範囲で慎ましやかに暮らせば、さほど不幸も来はしまい、そう思っていてもやっぱり色々な困難に直面するものです。

そんな時、いつも思うのは、奇跡と言うか、捨てる神・拾う神。

なぜか大事に至らずにこれまで乗り切ってこれました。


阪神大震災では、金額にしてかなりの被害をこうむった僕でしたが、

自分にとって大切な何かを手放せば、もっと大切な何かがやってくる

そんなことを思わされた事も実際にありました。

毎日の生活は切れ目なく今日も続いています。

僅かであっても、人を思いやる気持がうせたら・・・、


私の最後が来たと覚悟しています(笑)

義捐金だって、昔から較べればずいぶん高額が集まるようです。

救援物資だって、最後には余ってしまう。

でも、

実際被災している人達には充分ではありません。

きっと、

政治を司る人達に、そこで暮らしている意識が薄いからでしょう。

冬の十勝で震災が起きて、避難所で暮らさなければならないとしたら?

中越地震以上に冬の寒さで犠牲が出るでしょう。

選挙が近いです。

選挙で勝ったら、その方は手厚い議員年金で守られます。

そんな人に、何かを託すのが、少々こっけいだと思ってしまう、

仕事したくない夏の午前中です。











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maikyon
私は富山県在住で、知人が帯広に居り、とても親しみを持ってこれまで拝見させていただいておりました。富山の話なども織り交ぜながら、楽しく十勝とお付き合いさせていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
年に2~3度、十勝の空気を吸い、十勝サーキットを走り、防風林のある景色を眺めるのがライフワークです。

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