2007年12月26日(水)
謝る事の難しさ
日記×703
2007年を振り返れば、何かと頭を下げる世の中の不祥事が続いた年だと思う。
謝罪会見の様子が放送される度に、「謝罪の専門家」まで出て来て詳細を検証するほどだ。
今日薬害肝炎訴訟原告が福田首相に面会した。
福田さんは謝った訳だが、それは原告代表団が「望んだ事」であって、果たしてどこまで「本心」かは計り知れない。
福田首相がフェブリノゲンの使用を推進した訳でもなく、問題のある薬と認識していた訳でもない。ただ単に現在首相の任にある時に、高裁の判決が出そうになった、ただそれだけの事のようにも思われる。
しかし、首相になると言う事は、過去に遡ってあらゆる政府の責任を私事のように考えなければならない重責であることはよく分かります。
何かにつけて、民主党の管は自分が自民党で厚生大臣だった時に薬害エイズ問題を解決したと自慢?するが、
その時だって既に薬害肝炎問題は厚生省内に問題として持ち上がっていたはずなんです。
政治家の発言に失望するのは、こういう人間のせいだと思ってしまう。
今回の肝炎訴訟は、エイズの時と違って、国民の後押しが少なかったように思う。
エイズの時は、薬害としての「死」と、「病気による差別」が国民の心を動かしたように思うのだが、どうだろう?
肝炎に関しては、既にA型・B型と言った名前で広く知られていたせいもあるから、難病としての意識が国民の中で薄かったのかもしれない。
原告団の要求も少し分かり難い物だった。
一律救済と言う内容は、おぼろげながら理解出来た。それは言ってみれば年金問題の納付証拠を紛失した受給資格者を救えみたいな物だと思っていたが、政府の和解案を読むと、原告側の求めているのはこれからの医療費が無料になること以外にも、個別に高額の賠償を求めている事がよく分かった。
もちろん医療費の免除だけで済む問題ではないが、原告団の、ある面だけを強調しすぎて、お金に対する問題が返ってクローズアップされてしまった面があるのではないかと思ってしまう。
それはとにもかくにも、アメリカで問題が発生している事を知りながら薬として認可した当時の厚生省幹部と企業の責任が問われていない事に集約される。
ミドリ十字が多額の賠償金を負担するなら、原告団の賠償金の多い少ないは問題にされないだろう。
ミドリ十字は田辺三菱製薬と名前を換えているが、福田首相が謝罪したように、我関せずが通用すると思ったら大間違いだ。
厚生省から多数が天下っている現状が、企業に対する責任逃れを手助けしているなら、原告はそこを突かずして国民の後押しは得られないだろう。
皆さんはサリドマイド事件を覚えていらっしゃるだろうか?
この時は、サリドマイド訴訟統一原告団と国及び大日本製薬との間で和解が成立した。
今回C型肝炎原告団は、こういった歴史の事実を踏まえて国や自民党、民主党と話し合っているのか、よく分からない部分が多すぎる。
実際に薬害エイズ問題から、原告であった男性が国会議員の議席を獲得した。
それによってわが国の薬害問題に、経験を生かした対応が出来る国会議員が生まれた事を期待していたが、もろくも裏切られた形だ。
言い過ぎと言われても本意ではないので訂正すると、「さほど力にならない議員」と言われても仕方がない。
以前は車椅子に乗ったタレント議員もいた。レスラーの議員は今でもいる。金メダルを取っただけで議員になっている者は何人もいる。
北海道出身の杉村議員はフリーターの代表だそうだ。で、どうなった?
彼の責任ではないが、ネットカフェ難民は増える一方だ。
それだったら、川原でホームレスしているおっちゃんに議席の一つもあげたらいい。
元やっちゃんや、サラ金でお金を借りすぎて破産した人もいいだろう。
ただし、やってみなきゃわからないが、どうせ役に立たない。
テレビで横峰議員が出てきていたが、あんな役立たずにどうして6年も議員の職を与えるのか理解出来ない。
杉村も横峰も、さっさとやめて、その分で薬害問題の経費ぐらいはまかなえないものかと思った。
来年のクリスマスの夜は楽しい話題で日記を書けたらと思う。
謝罪会見の様子が放送される度に、「謝罪の専門家」まで出て来て詳細を検証するほどだ。
今日薬害肝炎訴訟原告が福田首相に面会した。
福田さんは謝った訳だが、それは原告代表団が「望んだ事」であって、果たしてどこまで「本心」かは計り知れない。
福田首相がフェブリノゲンの使用を推進した訳でもなく、問題のある薬と認識していた訳でもない。ただ単に現在首相の任にある時に、高裁の判決が出そうになった、ただそれだけの事のようにも思われる。
しかし、首相になると言う事は、過去に遡ってあらゆる政府の責任を私事のように考えなければならない重責であることはよく分かります。
何かにつけて、民主党の管は自分が自民党で厚生大臣だった時に薬害エイズ問題を解決したと自慢?するが、
その時だって既に薬害肝炎問題は厚生省内に問題として持ち上がっていたはずなんです。
政治家の発言に失望するのは、こういう人間のせいだと思ってしまう。
今回の肝炎訴訟は、エイズの時と違って、国民の後押しが少なかったように思う。
エイズの時は、薬害としての「死」と、「病気による差別」が国民の心を動かしたように思うのだが、どうだろう?
肝炎に関しては、既にA型・B型と言った名前で広く知られていたせいもあるから、難病としての意識が国民の中で薄かったのかもしれない。
原告団の要求も少し分かり難い物だった。
一律救済と言う内容は、おぼろげながら理解出来た。それは言ってみれば年金問題の納付証拠を紛失した受給資格者を救えみたいな物だと思っていたが、政府の和解案を読むと、原告側の求めているのはこれからの医療費が無料になること以外にも、個別に高額の賠償を求めている事がよく分かった。
もちろん医療費の免除だけで済む問題ではないが、原告団の、ある面だけを強調しすぎて、お金に対する問題が返ってクローズアップされてしまった面があるのではないかと思ってしまう。
それはとにもかくにも、アメリカで問題が発生している事を知りながら薬として認可した当時の厚生省幹部と企業の責任が問われていない事に集約される。
ミドリ十字が多額の賠償金を負担するなら、原告団の賠償金の多い少ないは問題にされないだろう。
ミドリ十字は田辺三菱製薬と名前を換えているが、福田首相が謝罪したように、我関せずが通用すると思ったら大間違いだ。
厚生省から多数が天下っている現状が、企業に対する責任逃れを手助けしているなら、原告はそこを突かずして国民の後押しは得られないだろう。
皆さんはサリドマイド事件を覚えていらっしゃるだろうか?
この時は、サリドマイド訴訟統一原告団と国及び大日本製薬との間で和解が成立した。
今回C型肝炎原告団は、こういった歴史の事実を踏まえて国や自民党、民主党と話し合っているのか、よく分からない部分が多すぎる。
実際に薬害エイズ問題から、原告であった男性が国会議員の議席を獲得した。
それによってわが国の薬害問題に、経験を生かした対応が出来る国会議員が生まれた事を期待していたが、もろくも裏切られた形だ。
言い過ぎと言われても本意ではないので訂正すると、「さほど力にならない議員」と言われても仕方がない。
以前は車椅子に乗ったタレント議員もいた。レスラーの議員は今でもいる。金メダルを取っただけで議員になっている者は何人もいる。
北海道出身の杉村議員はフリーターの代表だそうだ。で、どうなった?
彼の責任ではないが、ネットカフェ難民は増える一方だ。
それだったら、川原でホームレスしているおっちゃんに議席の一つもあげたらいい。
元やっちゃんや、サラ金でお金を借りすぎて破産した人もいいだろう。
ただし、やってみなきゃわからないが、どうせ役に立たない。
テレビで横峰議員が出てきていたが、あんな役立たずにどうして6年も議員の職を与えるのか理解出来ない。
杉村も横峰も、さっさとやめて、その分で薬害問題の経費ぐらいはまかなえないものかと思った。
来年のクリスマスの夜は楽しい話題で日記を書けたらと思う。
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