2008125(金)

僕はラジオ

日記×703

明日1月26日から公開される映画「母べえ」が話題になっています。

主演が吉永小百合である事も話題の一つですが、戦時中を舞台に反戦思想を犯罪として捉えた時代が背景にあります。

今こうして自由に発言できる夢のような時代が来たにもかかわらず、誰もが世の中の不条理に声を上げようともしません。デモもなく、異議も無い、それが美徳、小市民の生き方と勘違いがまかり通る時代に、この映画の意味が何所にあるのかを改めて問うてみたい気持で一杯です。

以下の日記で紹介した映画を是非ご覧になって下さい。心に訴える映画とは、どの辺りが違うのか、日米の文化格差に正直驚かされる思いです。
歳のせいなのか、それとも習慣とはそういうものなのか、子供の頃には考えてもいなかった「晩酌」をするおじさんになっている事に気がついた。

晩酌と言っても、一升瓶をちゃぶ台において、底に渦巻きの絵が書かれている何処かの湯飲みでひや酒をあおっては家族にクダまいてる訳ではないのだけれど。

夏の暑い時期なら大きな缶ビール、冬は普通の缶ビールを、時にお袋と分けて飲むという、晩酌と言うのは随分可愛い量なんですけれど。

一日の区切りが欲しくて、夕食時には必ずと言っていいほど飲むのですが、その後は満腹感とわずかな酔いで、テレビの前で横になってしまいます。


ふとチャンネルを合わせた番組で、映画をやっていた。



「僕はラジオ」

1970年代のアメリカ、車の古さとコンピューターが出てこない事以外は現代の僕達と同じ生活がそこにはあります。

とある高校のアメフトチーム、学校の教師でありチームのコーチ(監督)と、偶然であった一人の少年が織り成す、生徒達や町の人々との交流を描いたヒューマン映画。主人公の少年をを救うことにより、実は自分たちこそが救われていると気づく慈愛あふれるコーチを熱演している。改めてこうしたテーマに堂々と挑むアメリカ映画の懐の深さに感服してしてしまいます。

詳しくは実際にご覧になって下さい。

僕は最初、主人公の少年が起こすちょっとした騒動に、なんだか落ち着かないと言うか、心配で、じっと物語を追う事にためらってしまいました。
避けて通りたい、そんな気持の現れかもしれません。

僕の心の弱さみたいなものが改めて分かりました。そして大切な事も思い出させてくれる映画でした。
2003年製作のこの映画、作り手、俳優の伝えたかった心が映画の中に描かれています。時は流れても、大切なものは変わらないんだなぁと思い知らされました。


ケーブルテレビをご覧になれる方は、

30日の午前7:30から再放送があります。録画してゆっくりご覧になってはいかがでしょうか。

レンタルがあればなお良し、販売もされています。買って友人に貸してあげるのもよいでしょう。









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maikyon
私は富山県在住で、知人が帯広に居り、とても親しみを持ってこれまで拝見させていただいておりました。富山の話なども織り交ぜながら、楽しく十勝とお付き合いさせていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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