2008223(土)

今週のいろいろ ③

週に一度、金曜日には一週間を振り返ろうとブログを書いて3回目。

なんだか良いニュースはありませんね。

イージス艦の衝突事件も、それ自体の中身より、海上自衛隊の色々な面での”緩慢”の方が大きな問題となっているように思います。


昨年の9月から、本業の合間を縫って手伝ってきた施設の建設がほぼ無事に終了しました。
今週は役所の検査、消防の施設の検査などを無事に終えて、後は3月1日の開所を待つばかりです。

どうやら僕も普通の自動車屋さんに戻れそうです。


そんな中で、いくつか興味深い事に出会ったのでお話します。

僕の古い友人、今となってはそう呼ぶしかないのですが、僕は彼が13歳から37歳の今日までお付き合いがあるので、さすがに”教え子”とは呼べないのです。それに僕は先生じゃありませんからね。

その彼は数年前から訪問介護関連の仕事についています。
彼の仕事は多岐に渡りますが、概ね午前中は利用者さんを病院まで無料で送迎しています。彼はこの事を”親切活動”と呼んでいます。
彼曰く「”親切”が仕事」なんだそうです。

その彼がお世話している方が先日亡くなりました。お子さんは一人遠くに住んでいるので独居老人でした。
その方が病院で亡くなる際に、彼に連絡をするようにお医者さんに頼んでいたそうです。ですから彼は家族のいない中で一人臨終を見届けたそうです。
おまけに、その唯一の家族への連絡や、お通夜・葬式を全て切り盛りしたそうです。どこまで親切で乗り切れるのか、頭が下がる思いでした。

その彼が、今度はまた利用者さんの突然死に遭いました。どのような経緯か分かりませんが救急隊から連絡を受けたそうです。既に亡くなっていた現場に駆けつけて検死に立会い、またまた親族への連絡や、今度は警察まで行って事情説明していました。


彼は良い人生経験をしたと思いますが、一つ思うのは、


いくら事情があるとは言え、制度で支援するとは言え、


年老いた親をこのように一人で死なせていいのだろうか?


そのような事が世の中にはたくさん今も起きています。


今若いからといって、一生若さを保てる訳もなく、


家族のあり方は間違った方向に行っています。


これは極端でうがった言い方ですが、ステージのような華やかな結婚式を行なってもらい、薄給なのに家を買い、ギュウギュウ言いながら歳をとって、最後に寂しい人生の終焉を”自分”が迎えるのなら、それも差し引きゼロでいいでしょう。

ですが、戦後の貧しい中から、必死に子供を育てて、豊かな社会を底辺で支えてきた多くの老人が寂しい終焉を迎える事には我慢なりません。


彼が立派な大人になってくれた事が僕の人生のわずかな望みであります。

僕の老後もよろしくね。






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maikyon
私は富山県在住で、知人が帯広に居り、とても親しみを持ってこれまで拝見させていただいておりました。富山の話なども織り交ぜながら、楽しく十勝とお付き合いさせていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
年に2~3度、十勝の空気を吸い、十勝サーキットを走り、防風林のある景色を眺めるのがライフワークです。

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