2007130(火)

アンクル・トム って?

日記×703

アンクル・トムといえば、「アンクル・トムの小屋」という題名が思い浮かぶとばかり思っていました。

ところが、この言葉、以前この日記の中で紹介した事がある、「8マイル」というアメリカ映画の中で、隠語に近い使われ方をしているのです。

アンクル・トム=(白人)迎合主義 のような意味です。

カッコの中を換えれば、つまり強者と弱者、メジャーとマイナー、そういった意味合いの対になる言葉があれば、要は強い方に弱い方がなびく、と言ったような意味合いに使われます。

印象深い使われ方として、白人と黒人、ナチスとユダヤ、と言えば、なにやらイメージが沸いてきましたでしょうか?

 
私達が生きているこの日本の中にも、アンクル・トムはたくさんいます。

これは相手を揶揄する使い方なので、物語に関する内容では無い事をお断りしておきます。

例えば、政治の世界。少数勢力が首長に当選しても、議会で少数派なら、結局なあなあにされて、公約を実行できない事が多いですね。

学校の先生がそうかもしれない。圧倒的に多数を占める生徒・父兄に太刀打ち出来ず、言われたい放題の学校教育。

教室の中だってそう。イジメを目にしても、それをとがめるどころか、一緒にいじめてしまう子供達。

会社の中だって同じ。

ブログだって同じだ。

人と違った、批判的な意見を書いても、いつの間にか「ありがとうございました」になってる意見が目につく。

数の上では一見少なそうに見える批判的な意見は、実は、悪いとわかっていても、間違っているのでは?と思っていても、結局、非難にさらされる勇気がなくて、気に留めるべき大切な意見がスーッと後退していってしまうケースが多い。

ブログを読もうかな?っ思うとき、やはり目が行くのがコメントの多い物だ。

仲間内や常連コメンターの他愛のないやり取りが、ブログを引き立てることがあれば、まったく逆で、「何もこんなところで、根暗な批判を重箱の隅をつつくように書かんでも良かろう」と思うコメントに出会う事もある。

そう言うコメントを書くのは、ほとんどが登録していない人、もしくは、登録していても、わざとログアウトして、ハンドルネームを変えて書き込むケースが多いようだ。

10個のコメントに、1個でもそのような、「気味の悪い」コメントが入れば、一度にシラケた気分にさせられて、気の弱いブロガーは次に書くのをためらってしまうかもしれない。

東国原知事がアンクル・トムになるのか、いじめに遭いそうな気の弱い子がアンクル・トムになるのか、いろんなアンクル・トムに目が離せないな、と夜の夜中にフッと思った次第です。

最近新しく日記をアップされる数が少なくなってきているような、そんな事が気になった僕です。






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maikyon
私は富山県在住で、知人が帯広に居り、とても親しみを持ってこれまで拝見させていただいておりました。富山の話なども織り交ぜながら、楽しく十勝とお付き合いさせていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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