201346(土)

正しければ、なんでも有りなのかい?


正しければ何でも有りなのだろうか?


ここで言う「正しければ」というのは


法律や規則のことであって、社会規範や伝統、風習ではありません。


テレビやマスコミの関連したネット記事は


正しいことを発信しているつもりですが、それは読む側、逆から見れば微妙な部分や意見の分かれる事には触れない、そんな差しさわりの無い内容、ところだけを選んで発信しています。


震災の復興や原発問題についても、そういう姿勢だから、問題を抱えた部分については、ほったらかしにして、政治的な問題と現実にある複雑な事情のせいにして、その事に触れません。


震災直後、資材不足でトタンや建築資材が足りない時は、全国から優先的に調達されて現地に送られたはずですが、やはりその時でさえ資材の高騰には目をつぶった対応がなされました。


この例でも、資材価格の高騰は市場経済の「正しいこと」だから非難には当たらないという考えです。


安部さんになって、円安と株価の上昇が続いています。
きっと良いことなのですが、
その為に新政権を選んだわけではありません。もう忘れてしまっていますよね。

中韓に対する毅然とした対応だったり

疲弊した国民生活への底上げ期待だったり、

経済だけが取りざたされるべき政権ではなかったはずです。


為替の円安誘導や株価の上昇は「正しいこと」ですが

それに伴って輸入品の高騰やエネルギー価格の値上げは

黙って受け入れるべきことでしょうか?

正しい流れだから受け入れるべき?


金融緩和で市場に潤沢以上の資金が流れ込めば、ほって置いてもインフレ状態になるし、そうなれば金利も上がってきます。

昨日一昨日の株式市場の動き、為替市場の動きは

自由経済だから「正しいこと」なのでしょうか?


完全に日本は官製バブルを起こすことに躍起になっています。


もしもあっという間に1$が100円を越え、株価が15000円を越えたとしても、今の日本なら全く警鐘は鳴らないと思います。

120円、2万円を越えれば、実態経済とのギャップで暴落を危惧する話も出るでしょう。

そうやって社会不安を増長する政権でも、政治の舵取りは「正しい」と言うのでしょうね


世の中は、世代的にネットの無い生活が長かった人から観れば

ネットで発信される内容については懐疑的な傾向があります。


一部の不道徳な発信をみてそう思うのでしょうが、逆に、ネットに出てくる発信元は、さしたる実績もキャリアも無くても自分の意見が正しいと自信過剰になってるように見えます。大学の先生がそれほど社会的に信頼される時代でもないでしょう。

そうしてしまった先生に責任があるんですよ。

タレントや役人に簡単に教授の肩書きを与えるからこうなってしまいます。


今は多くが若者文化に対しての発信でしょうが、やがては政治的に国民の意見を二分するような選択を示す日が来るでしょうから、そういう場面でネットが民意をミスリードする事件がきっと来ると思います。

現にイタリアのベルルスコーニが良い例です。固定資産税返すと公約して選挙で勝った。


われわれは上辺だけを見て、例えば学歴だとか肩書きだけをみて、人物を見抜く力が落ちてきています。

今年から大学生の就職活動が4月から解禁されるようですが

職種にもよりますが、面接なんて、ドアを開けていすに座るまでに使う側から見れば合格か不合格か分かるものです。

本来そういうものだと思いますが、今の若い世代は、そういう手法ではほとんどが不合格になってしまう育ち方をしているので、セクハラ面接だのDV面接だのが必要なのでしょう。

人事担当イコール経営者ではなく、目の荒いザルみたいなものです。網を抜けようが引っかかろうが、最後は無責任ですから。


それも面接する側の「正しいこと」なのでしょうね。


私は正しいことを行うより、正しくないと感じることに異を唱える人でいたいと思っています。






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maikyon
私は富山県在住で、知人が帯広に居り、とても親しみを持ってこれまで拝見させていただいておりました。富山の話なども織り交ぜながら、楽しく十勝とお付き合いさせていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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