20061020(金)

ワーキング・プア

日記×703

最近しきりに出てくる言葉、ワーキングプア。

働いて得る収入が生活保護並み、それ以下の事を指すらしい。


今日感じた事、決めた事

「今の仕事はやめよう」っていう事。

18年目に入る仕事だけれど、今日やめようと思った。


きっかけはワーキング・プア。

「・」の入るところが僕の事情。

ネジを締めたり緩めたり。

壊れたものを直して、お代をいただいて生活する、そんな仕事にあこがれて始めた事だけど、あまりに人生を無駄に過ごしていると思った。

ストレートに書けば、「くだらない」


壊れました、直して下さい、調子が悪いです、見てください、

なるべく早く直そうと頑張るが、ついてくる一言、「安く仕上げてください」

ワーキング・プア


私にとっての意味は、ワーキング ウイズ プア ピーポー です。

どこかで時計の止まったような、むしろ後ろ向きのような仕事に嫌気がさした。

傍から見れば540度回転したような転職だったが、そろそろ終焉を迎えた気分。


幼い頃、技術者、メカニック、そんな男っぽい仕事にあこがれた。

親の期待に沿うように、そう思って頑張ったら、お金になる仕事を選ぶのが親孝行と誘導されて育った。

幼い頃の夢はどこかに置き忘れた、そう気づいて18年前に思い切って転職した。

やりがいが欲しかった。

細かった指先は、見る見るうちに太くなり、働いてる手になった。

なのに、

自分のスキルを上げて、古い職人気質の仕事が出来るように、そう考えて始めた仕事だったが、ある意味、高いところから自分の足元を眺めたら、がっかりした、そんな気分。

これ以上成長の余地がなさそうな仕事。



今の自分にも夢はある。

でもそれは、事業が大きくなるように、とか、たくさんお金が稼げるように、とかではない。

ささやかな夢だが、自分一人では成しようがない事。

いつか自分の足で歩ける間に、オーロラを見に行きたい。

氷で出来たホテルに新婚旅行で行ってみたい。

たったそれだけ。

次の日からその日の記憶だけで生きていけそうな気がする。


苦労してボルトやナットをつけたり外したり、一つの工程に沢山の工具・機器が必要な仕事。

でも、元はと言えば、大量生産された物を苦労して直しているだけ。

ひどく無駄な感じがした。

ご苦労さん!って言われてるみたいな。

私がやるべき仕事じゃないと。

私の感じた苦労が、お客に伝わるか、相応な対価をいただいているか?

答えはNOである。

私はワーキング・プアで、相手はただのワーキングプア。

毎朝、日が昇るような関係ではない。明日は来ないかも知れない関係。

※関係ないけど、朝日のぼるって言う芸人さんは北海道出身だよ。


育ててくれた親も歳をとり、人生の終焉を息子に任せる時が来た。

親孝行とかと言った格好の良いものではないが、親と暮らす事が人生の中の大切な使命になっています。

その結果、たくさんのチャンスも失ったが、それは言うまい。

この先の自分の人生をしっかりと見つけ出す為にも、次の仕事を探し出さねばなりません。

さて、どうしようかなぁ。








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maikyon
私は富山県在住で、知人が帯広に居り、とても親しみを持ってこれまで拝見させていただいておりました。富山の話なども織り交ぜながら、楽しく十勝とお付き合いさせていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
年に2~3度、十勝の空気を吸い、十勝サーキットを走り、防風林のある景色を眺めるのがライフワークです。

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