おしらせ(51)


2016226(金)

来年度の企画展情報とご協力のお願い


来年度の企画展情報とご協力のお願い

残すところ、明日・明後日の2日でおびひろ動物園の今年度の営業が終了となります。
おびひろ動物園の飼育展示係7です。
おばんです。
入園者数はどこまで伸びたでしょうか。
はたまた伸びなかったんでしょうか。
楽しみでもあり、怖くもあります。

と、今年度も残りわずかございますが、来年度のお知らせをいたします。


平成28年度は夏期開園初日となる4月29日から6月30日までの間、企画展示を開催いたします。

タイトルは
「象のうんこが生まれ変わる?!象×UNKO=Artあ~と展」

この展示は象のUNKO★elephant paperとして活動している中村亜矢子さんが2015年の宇都宮動物園での開催を皮切りにこれまでに6ヶ所で展示を行ってきた巡回展です。
ついに北海道に上陸します。

象のUNKO★elephant paperは、日本で唯一独立して象糞紙作りを行っている作家であり、アートと環境保護の融合を目指したこのアート展では、複数のアーティストの象糞紙 を使った作品を展示し、「NPOアフリカゾウの涙」の協力のもと、絶滅の危機にある象の現状についても展示を行っています。今、象牙目的の密猟が主な理由でアフリカゾウが15分に1頭のペースで殺されています。象牙は象を殺さなければ取ることができず、日本は象牙の消費国です。このアート展の狙いは、アートの力で象牙や密猟に興味がない人にも象の現状を伝え、気軽に楽しみながら象が現在置かれている状況を知ってもらうことです。

みなさん、どうぞお楽しみに!!

5月にはワークショップも開催予定です。

あ・・・現段階ではあくまでも予定ですよ、みなさん。

確定情報が出ましたらまたお知らせいたします。

なぜ、新年度を迎える前に、未確定で情報公開したかといえば…

コチラ外部リンクをご覧ください。


今回はおびひろ動物園と象のUNKO★elephant paperとのダブル主催とし、展示作品の輸送費用等を互いに協力する形を取っております。
(凄いぶっちゃけトークです)

そこで、象のUNKO★elephant paperさんがクラウドファンディングを利用した資金集めを開始されました。

是非皆さんも
コチラ外部リンクのページをご覧いただき、趣旨に賛同される方におかれましてはご支援のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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おびひろ動物園にいるのはアジアゾウではありますが、動物園が発信すべきは、飼育している動物種のみにあらず。
アフリカの象に起きている現状を、知っていただく機会として、多くの方にご覧いただきたいと思っております。
宜しくお願いいたします。


この記事のURL2016-02-26 23:19:31

2015123(木)

ムサシのこと


ムサシのこと

おはようございます。
雨の帯広から飼育展示係7です。

降り積もった雪に雨・・・

近年の気候変動は激しいですね。



さてさて、ご存知の方も多いかと思われますが
11月25日の夜にアミメキリンのムサシ(♂19歳)が永眠いたしました。

詳しくはこちらをご覧ください。外部リンク

19歳。
20歳の大台を目指していたところ・・・

とても残念でなりません。

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ムサシには色々と思い出があります。

シマウマの掃除をしている時に、突然体が吹っ飛んだわ!と思ったらムサシに飛ばされていたり。

雨や風の日は外に出た上がらず、顔だけのぞかせてすごすごと室内に戻っていったり・・・。

放飼場でものすごい爆睡していたり・・・

とっても食いしん坊で、葉っぱ持って行くと悠然と向かってくる姿が思い出されます。

リボンが来園したばかりのころは、リボンと一緒に葉っぱを食べるのを拒み、近寄らせないようにしていたのに、しばらくすると仲良くお食事する姿を見るようになりました。

それに伴い、リボンもムサシに心を開き、気づけばリボンの方がムサシに言い寄っているような感じ。

画像
ムサシの最初のお嫁さん、ユキちゃんは姉さん女房で、しかもムサシになかなか心を開かなかったそうです。

でも、リボンとの間にスカイ・メープルの子宝にも恵まれ、ちゃんとムサシの遺伝子を残すことができました。

どちらかといえば、スカイの方がムサシ似です。

今後のスカイの成長を見ながら、きっとムサシを思い出すことでしょう。



ここ数年で、給餌メニューを少しずつ切り替えたり、後ろ足の過長蹄対策として、トレーニングを導入したりと、担当のじぃーじさん、一生懸命ムサシと(もちろん、リボンや子供たちとも)向き合っていました。
きっと、ムサシも理解していたことと思います。
今年に入って、少し痩せが気になってきていたとのことでしたが、リボン・メープルにとっても、じぃーじさんにとっても急な出来事だったと思います。
もちろん、ムサシのことを応援してくださっているお客様、市民の皆様におかれましても・・・
そして、動物園職員も、心にぽっかりと穴があいているようです・・・


亡くなった翌日に帯広畜産大学で解剖が行われましたが、死因となるような所見は見られなかったようです。
引き続き大学にて病理検査を進めていただいております。
結果を受けて、今後のキリン飼育の改善につなげていけるよう、努力していきたいと考えています。
ムサシの死が無駄にならないためにも・・・。



なお、12月5・6日の冬期開園において、キリン舎放飼場(エサ台前)にて献花台を設置いたします。
(悪天候時は向かいのこどもかいかんに設置いたします)
担当者も亡きムサシの写真を用意しておりますので、最後に一目逢いに来ていただけますと幸いです。
また、既にいただいているお花につきましても、献花台のほうに置かせていただきます。
ありがとうございました。


この記事のURL2015-12-03 12:51:19

20151028(水)

またまたコラボ


またまたコラボ

ご無沙汰していました。
夏期開園も残すところあと1週間ほどですね。
なかなかブログの更新ができず…
でも、ネタは暖めいている飼育展示係7です。

こんばんわ。

さてさて、ネタは暖めていますが、まずは告知です。

TOPにもある通り、帯広百年記念館とおびひろ動物園のコラボイベント「どこまで描ける?象のあれこれ」を開催いたします。

なんと!
開催は11月8日(日)。

ぞう!いや、そう!!

閉園しています。
閉園中に象を見ながらのイベントでございます。

内容は…

一度は耳にした事がある「鳥獣戯画」に出てくる象から、昔は象がどのように伝わってきたのかなどを百年記念館の学芸員さんから解説を聞きます。

ついでに、初めて日本に象がやってきた時のお話なぞ聞くと面白いかも…

しかしですね、よくよく見ると、鳥獣戯画の象はおかしなというか、面白いところかがあるんです。

それを動物園的に見るとどう見えてくるのか…考えてみます。

歴史と生物から象を捉える、なかなか珍しいタイプのイベントです。

更には、自分たちの記憶だけで象を描くとどうなるのか!

鳥獣戯画の象よりも象らしく描けるのか?はたまた、もっとへんてこりんな動物になるのか?

最後にナナ様と見比べながら、動物の見方を考えてみます。

ちなみに、参加準備として必要なことは
「事前に象を見ずに起こしください」とのことw

ぜひ、ご参加ください。

開催日時 平成27年11月8日(日) 11:00〜12:30
会場   おびひろ動物園 動物園センター
定員   先着20名
対象   中学生以上
お申し込み お電話にて帯広百年記念館へ(℡0155-24-5352)
準備   事前に象は見ずにお越し下さい
持ち物  色鉛筆など、絵を描く道具をお持ちください。(紙はこちらで用意します)


参加無料!入園無料!でございます♪


この記事のURL2015-10-28 22:08:10

2015923(水)

シンポジウムを開催します


シンポジウムを開催します

さてさて、いろいろなご縁がありまして、来月シンポジウムを開催することとなりました。

え??
動物園でこんなシンポジウム?と思われるかもしれませんが、動物園の役割でもある環境教育としての側面から考えると、これって動物園とも深く関係があるんです。

先住民は意としてか否かは別として、自然と共存して生活をしています。
生物多様性が叫ばれるなか、私たちが野生動物のみならず、自然環境と共存して行く上で学ぶべき事がたくさんあるはず。
しかし、一方では彼らの伝統的文化が失われつつあります。
どうやら、これは世界的に見ても同様の傾向があるようです。


今回は、北海道の先住民であるアイヌ民族の自然観、そしてアフリカ熱帯林の先住民の自然観をご紹介いただきます。

ちょっと難しいタイトルで、動物園っぽくはありませんが、動物園から発信する環境教育としての先住民シンポジウム。
ぜひ、多くの方に参加していただけますよう。
よろしくお願いします。

詳しくはコチラ↓をご覧ください。
http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/zoo/event/details/symposium_20151017.html


この記事のURL2015-09-23 13:55:10

2015716(木)

続いての展示はこちら!


続いての展示はこちら!

なんだか、すっかりお知らせブログと化しておりますが…

おつきあいくださいませ。



実は明後日より
「BONES ラクダ展 〜帰ってきたボス〜」を開催いたします。

そう、昨年6月に死亡したフタコブラクダのボスが骨格標本となって帰ってきました。
骨格標本作製の協力をしていただいた帯広畜産大学の「えぞほね団」の皆さんと、担当教授の先生とで本日搬入と展示作業を行っていただきました。

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まずは頭を置いてから〜


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首を並べながら「長いねぇ〜」と感心してみたり


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続々と骨を並べながら…


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時々即席講義が始まります。


私も学生時代にこんな経験をしたかったなぁ…


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最後には先生も感心するような徹底した組み立てぶり!


楽しそうです。


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そして、私のあーでもない、こーでもないの要求に応えてくれた解説展示。



えぞほね団の皆さん、お疲れさまでした!


カバに続いての大型骨格展示。

やはり、カバとは違った大きさを感じるラクダです。

明後日から8月いっぱい展示していますので、ご来園の際は「こどもかいかん」に足をお運びください。

お待ちしています。


この記事のURL2015-07-16 21:38:20

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飼育展示係7
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