2020113(月)

モンゴル茶の作り方


モンゴル茶の作り方

 以前から気になっていたモンゴル茶ですが 内モンゴル自治区のオルドス市(Ordos)のスポハン草原で 泊まり込みプログラムを体験したので 簡単にまとめてみました。

(1)モンゴルミルク茶には固形の磚茶(たんちゃ)を使う。「磚」は中国語でレンガの意味。緑茶から作る濃緑色の「青レンガ茶」と 紅茶などから作る黒褐色の「黒レンガ茶」があり 主産地は中国南部の湖北省など。何れもクズ茶を蒸して型に入れ 圧搾して乾燥する。他の中国茶に比べて低価格。
(2)レンガ茶を細かく砕く。ナイフや木槌を使っていた。
(3)普通は牛乳を使うらしいが この時は山羊の乳搾から始まり ゴートミルク茶を頂くことになった。
(4)鉄鍋を火にかけ 水2〜3リットルを沸騰させる。レンガ茶を50〜80グラム加え 5分程沸騰させる。約1/5の牛乳を加えて攪拌 塩を適量加える。再沸騰して出来上がり。(牛乳は水と同量と言う人もいるので お好みかも。お茶自体は取り出さなくても良い。塩味は極うすいお吸物の感じ。これもお好み。)
(5)ミルク茶をボウルに入れて食卓へ。この時は鉄鍋ごとサーバーに置き 下から小火で保温。中華スープ用ぐらいの食器にオタマで取り分けた。おかわりも自由。黄色い小粒のアワ・ヒエか?を少量入れるとカリカリの食感だった。

補足: レンガ茶を現地以外で探すのは大変かもしれません。原料はクズ茶なので どのようなお茶でも基本OKと思います。現地のお茶屋さんの話では レンガ茶ではなくプーアール茶(固形)を使ってモンゴルミルク茶を作るとおいしいとのこと。値段は軽く20倍以上だが 一度やってみようと思う。






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 札幌在住ですが コロナ前には中国北京へ単身赴任が頻繁でした。面白い発見がたくさんあるので ご紹介します。この話題はElmtree (十勝ヒュッテプロジェクト)というブログに含めていたのですが 本題からあまりに離れることがあるので 「街・探検・文化」の別ブログとして発展的に分離しました。元のElmtreeもご覧頂ければ幸いです。

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