1 北京 at Beijing(13)


2020118(土)

中国(北京)の正月事情


中国(北京)の正月事情

中国では旧正月を「春節」と言います

 中国の正月は旧暦(太陰暦)のため 年によって変わり 1月下旬から2月の上旬になります。2020年はやや早めで1月25日。日本の正月よりは春節の意味に近いかもしれません。
 中国では年2回大きな休暇期間があり 10月1日国慶節この春節です。特に北京は各地出身者が多いので 帰省で交通機関は大混乱になります。知人の話では飛行機の値段は3倍(本当か?) 電車の切符が取れない人が続出 あぶれた人の車で高速は大渋滞とのこと。そんなにしてまで帰る必要もないだろう と言ったら 中国では帰省はマストだ とのこと(まあ家族の絆は確かに強いが)。
 とはいえ北京出身の人もいるので 昔からの繁華街にはそれなりに年末年始の賑わいがあります。一週間前の昨日 中心部に行ってみたら 通り・お店・地下鉄でも もう新年の飾り付けは終わってました。(写真)
 私のように職場の住宅では 一週間前なのに もう人がまばらで 春節の時はほとんど誰もいないでしょう。赴任した最初の年は お店はあいていない 食堂も休み どうしよう?と困り果てました。こんなことならば と思い 二年目からはサッサと日本に戻ることにしています。ですから私の場合は正月休みが二度あります。あまり働いていません(笑)。

追記: 正月飾りは赤が基調なので元気は出ます。正月の決まり文句は 日本だと家内安全が一番多いと思いますが 中国は○○発財が多い。お金持ちになれますようにという意味ですが すこし率直過ぎる気がします。中国の正月といえば花火と思うかも知れませんが 都市部で花火は禁止だそうです。
 今日は空港から帰るところですが すでにかなり混み始めていました。明日はもう大変でしょう。

注:今年の旧暦正月を当初は1月26日と表記していました。25日の誤りです。お詫びいたします。



2020116(木)

中国のスマートバイク事情


中国のスマートバイク事情

スマートバイク(ネット自転車)が復活してきました2020/1

 ネット接続のスマートレンタル自転車は 乗り捨てOK・安価・便利なので 4年ほど前に一世を風靡しました。当時はofo黄色い自転車が地下鉄駅やバス停にあふれていました。日本でも試験導入されましたね。が 理由もわからずに 1年でパッタと消えてしまいました。しかし 最近は複数の別会社のものが復活しつつあります。写真はバス停の風景ですが最盛期の半分程度はありますね。
 今度のはQRコードを読み込んでスマホでお金を払うと ロックが自動解除される仕掛けで 使いやすさが一歩進みました。ここで「免押金」とはプッシュ ボタンを押す必要なし ぐらいの意味でしょう。
 一方で 近くの空き地には自転車の廃棄物が山積みになっていました。ここだけでも数百台のレベルでしょう(管理されているようなので 公害ではないでしょうが)。あの自転車は耐久性があるとは思えないモノでしたが このレンタルはものすごく消耗するシステムなのがわかります。中国のビジネスは速いけれども膨大な消耗を伴うことに驚きました。

追記: どこに乗り捨ててもOKなのは ゴミを捨てるのと同じ感覚かも。長時間放置されているモノは回収車が回って再配置しているようです。一方日本では モノはきちんと片付けるのが国民の習慣なので このシステムは もちろん便利ですが 定着は心理的に難しいかもしれません。



2020114(火)

中国のファミレス事情


中国のファミレス事情

 中国(北京)ではサイゼリアが目につきます

 半年ほど前にサイゼリア(薩莉亜)の開店に気付きました。335号店とあります。私は日本では一度しか入ったことがないが 今回は探検の目的で行きました。
 最初の印象は満席だ!(注1)。次にメニューを見て感心 安い!。スパゲッティー200円~ 一番高いステーキでも600円。お客は子供連れや友達同士で 向こうのオジサンは昼間からビール付だ。中国ではフレンチとかイタリアンは流行らないと聞いていたが これなら(伊式と書いてはあるが) 中国のファミレスとしての価値はある。
 私はランチなのでアサリ・キャベツのスープと小ピザを頼んで 360円。おそらく中国の普通の方の昼食代レベルかも。だから サイゼリアは日式ファミレス(注)とは思わず 目新しい洋風料理を食べようとしているのでは。。。面白いビジネスモデルと思う(注2)。中国のファミレスとして定着するかも知れない。

注1:向かいの雲南料理のお店はガラガラ。並びのCoco壱番屋もお客はほとんどいない。後者はカレーライス一本のようなので それも理由だろう。
注2:最近はやりの居酒屋風レストランでは意味不明の日本語をメニューに併記しているが サイゼリアには日本語は無かった。値段も含めてターゲットは明確だ



2020112(日)

中国のスーパー事情 3 (日系)


中国のスーパー事情 3 (日系)

日系スーパーは楽しい場所。十勝産も見つけた

 バスで15分のところに伊藤ヨーカ堂があります。中国進出は早かったそうですが 現在は北京でスーパーのみ2店舗のようです。2-3年前までは日本製の衣料・電器・雑貨を含む店舗でしたが 全く不振。1年ほど前にスーパー以外は平均レベルの衣料とレストランに改装。久々に行ったら大きく変わり ものすごく混んでいました。やはり中国の客の変化は早いですね。
 日系スーパーでもお客は中国の方ですから 普通の食料品が主体で 日本関係はおそらく1/4程度で その比率も年々下がっているようです。とは言え たまに行く私には楽しい場所です。
 今回は日本製の日用品が無くなっていた。パイプマンやキッチン洗剤はどうしようか。しかし 寿司・漬物・刺身・調味料・弁当はもちろん有る。見ていてヨダレが出て来ます。弁当はセブンのマークの伊藤食品製です。この会社がセブンの食品も作っているのでしょう。値段は日本よりも安いと感じます(食材が半値程度からか)。
 新発見はレジ前で十勝産を見つけたこと。「十勝あんこ飴」made in 上士幌町です。今日は来て良かったと思いました。
 ヨーカ堂の変遷を見ると 中国でのビジネスで留意すべき点に気が付きます。まず日本のものは良質だから売れる と単純に思わない方が良い。特に食料品は普通の値段ならば売れるでしょうが 健康に良いとか特別な機能がないと高値は無理。また明確で簡単なブランド名も必要でしょう。「十勝」は漢字でもいいかも。また流行り廃れが速いのであぐらはかけない。例えば数年前は日本のお米はおいしいという評判で3倍くらいの値段のもありましたが 現在は中国東北地方産の米が安く出回っています。先をみて次の方策が必要です。中国のビジネスは本当に大変だと思います。



2020111(土)

海外の日本食事情


海外の日本食事情

 海外では日本食ブーム 確かにそう感じます。どこに行っても日本食レストランを見るようになりました。もちろん高級店では食材も直輸入で 味も日本と変わらないのだろうと思います。ここでは庶民が普通に行く店の事情を見ることにします。
 中国北京では5-6年前には韓国食ブームで ビビンバが大ハヤリだったそうですが そのブームは終わり 今は日本食ブームだそうな。中国のビジネスモデルの特徴はす早いことで 良さそう(儲かりそう)だとすぐに出来て ダメになったらアッと言う間に消えるというパターンです。日本食はうまく定着してくれるといいのですが。
 住まいからの徒歩圏内に日本食レストランは5軒ありますが そのうちの2軒は再訪の余地なしです。一番昔からのは改装して居酒屋風の店になりましたが(最近は特に日本酒を置く居酒屋が人気) 高くてまずいので行かなくなりました。一番遠くの店がまともで 寿司・刺身は本格的で(注) 値段を気にしなければ○です。私はランチに良くとんかつ定食(写真)を食べますが 800円相当です。日本より安いかも。これは中国では食材が安いからでしょう(肉や野菜は日本の半値か)。が 味噌汁の出汁が今一なのとカツのパン粉がやや硬い。評価は3/5。味噌汁にスプーンが付くのはやや抵抗有。しかし贅沢は言えません。お米は問題なし。
 米国カリフォルニアでは日本食は歴史的に定着しています。カリフォルニアロールはもちろん 更にカジュアル化しているのもあります。例えばファーストフードの海鮮丼(写真右上)。ライスを紙容器に自分で盛って アイスクリームバーのようなところでトッピングを選択して乗せてもらい 海苔を掛けて出来上がり。1,100円相当。味は悪くなく 評価4/5。次に日本食レストランのラーメン。トン骨 ミソ シオがあり 知人の話だとちゃんとラーメンになっている。1,400円相当。 評価4/5(私はとんかつ定食だったので 知人の評価)。しかし普段食にしては高すぎると思います。
 食は人間の大切なものですから 日本人として日本食が広まって行くのはうれしいですが 考えさせられることもあります。高級店のオーナーやシェフは日本人が多いのでしょうが 庶民が行く店の場合はたいてい韓国や中国の方です。おそらく日本で修行をしたのでしょうし(してないかも知れないが) 今後 新しい創作も出てくるのは楽しみです。しかしもっと日本人が海外で活躍してもいいと思ったりもします。日本人の数が少なすぎる。

(注)中国の人は海の魚を生で食べる習慣はありません(もちろん川の魚も)。近頃は日本に行ったことがある人などの口コミで寿司・刺身の愛好者が増えているようです。しかし魚の種類を楽しむところまでは行っていませんから 勢いサーモンばかり注文します。これは中国の人がサーモン好きということよりも安全を考えた選択だろうと思います。まあ気持ちはわかります。



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 ABOUT
Elmtree2
 札幌在住ですが コロナ前には中国北京へ単身赴任が頻繁でした。面白い発見がたくさんあるので ご紹介します。この話題はElmtree (十勝ヒュッテプロジェクト)というブログに含めていたのですが 本題からあまりに離れることがあるので 「街・探検・文化」の別ブログとして発展的に分離しました。元のElmtreeもご覧頂ければ幸いです。

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