2013年6月19日(水)
チーム今野ブロス!
2013年6月18日(火)
考える現場



「こりゃ参ったなゴリさん」
「あの頃を思い出すなぁ~」
「こりゃ参ったなゴリさん」
「てなっ!」
図面では読み取れないデザイナーの意図と施主様の思いを現場でいかに表現するかを考えて考えてカタチにしていくおもしろさは庭の現場の醍醐味のひとつといえる。5cmの上げ下げで1cmの右ひだりでそこに立った時の印象は大きく変わるという事を知っている人は妥協が後悔の元になる事を知っているから考えて考えてその点や線の意味を見出そうとする。そうして見つけた高さや低さは腑に落ちて心地良い空間へと一変する。水や風や空気や光や通りや視線や導線や素材や色合いなどを想像できてはじめてココだなという場所が見えてくる。設計図面がすべてではなくてその裏に積み重なっているこの庭への思いとこれからを読み解いて引いて足してまた引いて削って盛ってまた削って歩いて戻ってまたあるいてあーでもないこーでもないを繰り返してこっちのほうがいくないべかと考えて考えた庭であるほどいい庭になるんだな。
そんな繰り返しの庭づくりの日々をデザインでも現場でも楽しめる人が庭に携わる人なんだな。
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