2006年9月6日(水)
転ばぬ先のナンとやら バックアップ その1
パソコン修理×33
大樹のホワイトベアーさんはちゃんとバックアップしたかなぁ~
なんてフッと頭に浮かんだので
今日はバックアップについてです。
バックアップ 私はこう一括りで呼ばれる作業を二つにわけています。
1.システム&プログラムのバックアップ
2.データのバックアップ
まずはシステム&プログラムのバックアップについての話です。
これについてはメーカー製のPCをお使いの方は、ほとんど意識することは
ないでしょう。
だって「リカバリディスク」があるからバックアップ取らなくても
すぐ元の状態に戻せるんだもん。
そういう方も多いと思います。
ここに大きな落とし穴。
本当にリカバリディスクありますか?
ハイ、今これを読んでいるメーカー製PCお使いのア・ナ・タ
すぐチェックしてみる事をお勧めします。
『あったぞ!(あったわよ!)という方。』
良かったですね。買ったときの状態に戻せます。
『あれ~あるはずなのに・・・(どうしましょ・・・ありません)という方』
ここ数年の内にお買いになったPCですか?
そうでしたらさもありなん
この頃のPCはリカバリディスクが付いていないことが多くなりました。
プログラムやデータをため込んでおくハードディスクというパーツの中に
リカバリ領域を作ってあるんです。
ですから、CDやDVDのメディアとしてのリカバリディスクが無くても
買ったときの状態には戻せる事になっています。
な~んだ、じゃCDやDVDのリカバリディスクをなくす心配ないから
進んでるんじゃん。と思いました?
ア・ナ・タは甘~い!!
確かに一見ディスクを保管する手間を省いてくれたと見える。
しかし実情は単なるコストダウンのためなんです。
ですからこういうPCの取扱説明書には必ず
「ご自身でリカバリディスクをお作りください」
と注意書きが書いてあるんです。
でもね、読まれざるベストセラーが取扱説明書。
そんなこと知ってる人はごく少数。
ましてや自分でリカバリディスク作ってある人は見たことない。
Windowsやプログラムが壊れてリカバリするときは良いんです。
PC立ち上げて指定されたキー押してリカバリ作業を開始すればいいんですから。
でも・・・
ハードディスクは消耗品。
いつ物理的に壊れてもおかしくない。
壊れちゃったらどうします?
ハードディスク交換。でもリカバリは壊れたハードディスクの中。
二進も三進もいきません。
高い金出してメーカーからリカバリディスク買わなければいけない。
余計な日数もかかってしまう。
犠牲になるのはア・ナ・タなのです。
さあそうならないためにも一度は取扱説明書読んで
リカバリディスク作っておきましょう。
リカバリディスクもないし、ハードディスクにリカバリ領域もないという方。
市販品で色々なバックアップソフトが出ています。
私のお薦めはAcronis True Image(アクロニス トゥルーイメージ)9.0です。
少し前まではGhost(ゴースト)が一般的だったのですが
取り扱いの簡単さやWindows上からも操作できる便利さが受けて
今やこちらがポピュラーになりました。
私も勿論愛用しています。
その2 データのバックアップへ続く
なんてフッと頭に浮かんだので
今日はバックアップについてです。
バックアップ 私はこう一括りで呼ばれる作業を二つにわけています。
1.システム&プログラムのバックアップ
2.データのバックアップ
まずはシステム&プログラムのバックアップについての話です。
これについてはメーカー製のPCをお使いの方は、ほとんど意識することは
ないでしょう。
だって「リカバリディスク」があるからバックアップ取らなくても
すぐ元の状態に戻せるんだもん。
そういう方も多いと思います。
ここに大きな落とし穴。
本当にリカバリディスクありますか?
ハイ、今これを読んでいるメーカー製PCお使いのア・ナ・タ
すぐチェックしてみる事をお勧めします。
『あったぞ!(あったわよ!)という方。』
良かったですね。買ったときの状態に戻せます。
『あれ~あるはずなのに・・・(どうしましょ・・・ありません)という方』
ここ数年の内にお買いになったPCですか?
そうでしたらさもありなん
この頃のPCはリカバリディスクが付いていないことが多くなりました。
プログラムやデータをため込んでおくハードディスクというパーツの中に
リカバリ領域を作ってあるんです。
ですから、CDやDVDのメディアとしてのリカバリディスクが無くても
買ったときの状態には戻せる事になっています。
な~んだ、じゃCDやDVDのリカバリディスクをなくす心配ないから
進んでるんじゃん。と思いました?
ア・ナ・タは甘~い!!
確かに一見ディスクを保管する手間を省いてくれたと見える。
しかし実情は単なるコストダウンのためなんです。
ですからこういうPCの取扱説明書には必ず
「ご自身でリカバリディスクをお作りください」
と注意書きが書いてあるんです。
でもね、読まれざるベストセラーが取扱説明書。
そんなこと知ってる人はごく少数。
ましてや自分でリカバリディスク作ってある人は見たことない。
Windowsやプログラムが壊れてリカバリするときは良いんです。
PC立ち上げて指定されたキー押してリカバリ作業を開始すればいいんですから。
でも・・・
ハードディスクは消耗品。
いつ物理的に壊れてもおかしくない。
壊れちゃったらどうします?
ハードディスク交換。でもリカバリは壊れたハードディスクの中。
二進も三進もいきません。
高い金出してメーカーからリカバリディスク買わなければいけない。
余計な日数もかかってしまう。
犠牲になるのはア・ナ・タなのです。
さあそうならないためにも一度は取扱説明書読んで
リカバリディスク作っておきましょう。
リカバリディスクもないし、ハードディスクにリカバリ領域もないという方。
市販品で色々なバックアップソフトが出ています。
私のお薦めはAcronis True Image(アクロニス トゥルーイメージ)9.0です。
少し前まではGhost(ゴースト)が一般的だったのですが
取り扱いの簡単さやWindows上からも操作できる便利さが受けて
今やこちらがポピュラーになりました。
私も勿論愛用しています。
その2 データのバックアップへ続く
2006年9月5日(火)
パソコンがうなってる~
パソコン修理×33
「パソコンがうなってる~」という某社からのSOS。
このPCもうかれこれ10年以上頑張っているご老体。
某社の業務に必須の特殊ソフトのみインストールしてある。
しかもほぼ24時間連続稼働させている。
Windows XP版のソフトもあるのだが特殊用途のため
法外ともいえる値段。
従ってOSはWindows 98のままである。
PC自体はF社のデスクトップなのだが、ボクが関与し始めてから
出来る限りの軽量化に努めたため、98/MEに特有のフリーズも
まず出ることはなくなった。
「ファンが逝かれてきたんだろうな」と思いながら訪問
そばに近寄ってみると確かにハッキリとわかるほど
「グゥオン グゥオ~ン」と間欠的にうなり声。
しかもケースにふれてみるとかなりの熱さ。
かなり危険な兆候だ。
しかも業務に必須のソフトなので修理は迅速を要する。
CPUファンだろうと目星を付け、交換用のファンも用意してきたが
電源ファンの可能性が大である。
とりあえずは蓋を外して見ると電源が手で触れないほどの熱さ。
すぐシャットダウンして電源を取り外し再度ONするとやはり犯人はコイツ
ファンが経年劣化して盛大な軸音と共に回ったり回らなかったり。
でもこのファンの大きさが92mm。80mmと120mmは常備しているが92mmは無い。
P工房に電話してみると2~3種類あるというので早速購入してきた。
まずはケース内清掃。
タバコを吸う環境ではないのでへばりつくしつこいゴミはない。
しかし半年ぶりと言うこともあって
エアーダスターをほぼ1本使い切ってしまうほどの綿ゴミだった。
いよいよ本番 電源分解。
といってもネジを外して電源の蓋を外すだけ。
購入してからの10年超の間、一度も中を完全に掃除はしていない代物。
部品の外観が全然わからないほどのちりと綿ゴミにあふれてる。
こちらもエアーダスター1本使い切って完全清掃
目視してみると部品関係にはまったく問題ないようだ。
コンデンサの膨れもまったく見られない。
その上、国産の良質コンデンサを使っている。
メーカーの良心なのか。これが10年も無問題だった最大要因だろう。
電源、マザーボード等コンデンサを多く使うパーツの場合
安物には台湾や中国産の粗悪コンデンサが使われるケースがままある。
こういうモノはすぐ液漏れとか動作不良を起こして我々の世話になるケースが多い
今回はこういう心配もないのでファンを交換して組み立て直し無事終了。
業務に支障が出ない範囲で修理できたので満足。
注:メーカーの保証期間が残っているパソコンを今回のように分解すると
メーカーの保証が受けられなくなります。要注意ですよ。
このPCもうかれこれ10年以上頑張っているご老体。
某社の業務に必須の特殊ソフトのみインストールしてある。
しかもほぼ24時間連続稼働させている。
Windows XP版のソフトもあるのだが特殊用途のため
法外ともいえる値段。
従ってOSはWindows 98のままである。
PC自体はF社のデスクトップなのだが、ボクが関与し始めてから
出来る限りの軽量化に努めたため、98/MEに特有のフリーズも
まず出ることはなくなった。
「ファンが逝かれてきたんだろうな」と思いながら訪問
そばに近寄ってみると確かにハッキリとわかるほど
「グゥオン グゥオ~ン」と間欠的にうなり声。
しかもケースにふれてみるとかなりの熱さ。
かなり危険な兆候だ。
しかも業務に必須のソフトなので修理は迅速を要する。
CPUファンだろうと目星を付け、交換用のファンも用意してきたが
電源ファンの可能性が大である。
とりあえずは蓋を外して見ると電源が手で触れないほどの熱さ。
すぐシャットダウンして電源を取り外し再度ONするとやはり犯人はコイツ
ファンが経年劣化して盛大な軸音と共に回ったり回らなかったり。
でもこのファンの大きさが92mm。80mmと120mmは常備しているが92mmは無い。
P工房に電話してみると2~3種類あるというので早速購入してきた。
まずはケース内清掃。
タバコを吸う環境ではないのでへばりつくしつこいゴミはない。
しかし半年ぶりと言うこともあって
エアーダスターをほぼ1本使い切ってしまうほどの綿ゴミだった。
いよいよ本番 電源分解。
といってもネジを外して電源の蓋を外すだけ。
購入してからの10年超の間、一度も中を完全に掃除はしていない代物。
部品の外観が全然わからないほどのちりと綿ゴミにあふれてる。
こちらもエアーダスター1本使い切って完全清掃
目視してみると部品関係にはまったく問題ないようだ。
コンデンサの膨れもまったく見られない。
その上、国産の良質コンデンサを使っている。
メーカーの良心なのか。これが10年も無問題だった最大要因だろう。
電源、マザーボード等コンデンサを多く使うパーツの場合
安物には台湾や中国産の粗悪コンデンサが使われるケースがままある。
こういうモノはすぐ液漏れとか動作不良を起こして我々の世話になるケースが多い
今回はこういう心配もないのでファンを交換して組み立て直し無事終了。
業務に支障が出ない範囲で修理できたので満足。
注:メーカーの保証期間が残っているパソコンを今回のように分解すると
メーカーの保証が受けられなくなります。要注意ですよ。
2006年9月5日(火)
幻の秘湯本
野天風呂×5
まったくPCとは関係ない話なのですが
そもそも我々夫婦が帯広に移住したのは
野湯(*)へのアクセスが良いという理由からでして
従って休日は冬でもほとんど家にいることがありません。
野湯めぐりを始めてからもう数十年。
道内でお湯が出ているところはほぼ100%行っています。
*野湯(のゆ、やとう)WikiPedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%B9%AF
閑話休題
で、先日マスコミ関係の方と話をしていまして野湯の話になり
彼「そんなに野湯が好きなら”幻の秘湯本”って知ってる?」
と言うのです。
私「幻が付くかどうかは知らないけれど、秘湯本と呼ばれる本なら知ってるよ」
彼「もう絶版になってるんだけど2冊出ていた本だよ?」
私「じゃ間違いないよ。関係者だったから今でも何冊も持ってるよ」
彼「えぇ~1冊目は電子出版で再版されてるけど2冊目も持ってるの?」
私「うん」
彼「うわ~何冊も持ってるって人も初めてだし、関係者も初めてだ」
って驚いているんです。
もう大分前のことなのですが、北海道秘湯愛好会という
主に道内の野湯をこよなく愛する人たちの集まりがありました。
私もカミさんも会員でアクティブなメンバーだったんです。
その主催者だったOさんが出版したのが
「北海道無料100湯」と「無料温泉in北海道」の2冊
ほぼ自費出版のような形で出したので割と早めに絶版になりました。
ウチのカミさんは女性会員が少なかったこともあって
特に2冊目では写真のほとんどに出ています。
昔は若かったんだね、カミさんも・・・遠い目付き
この本が特に本州方面から来る野湯目当てライダーさん達のバイブル
になっているそうですが、もう何年も前に出版されたので
野湯という性質上環境が自然によって(大雨とか台風とか)
まったく変わってしまうことが多く、久しぶりに読み返してみても
半数ほどは当時と様相が変わっていますね。
そこがまた野湯のおもしろさでもあるわけですよ。
そんな私たち夫婦のホームグランドは
夏は十勝三股の奥にある「岩間温泉」
冬はリュックを担いで20分ほど雪をラッセルしていく「チニカの湯」です
これからPCの話と共に熊に威嚇されたとか、車で川の真ん中に一晩立ち往生
なんていう野湯にまつわる話も書いていきますのでよろしく。
そもそも我々夫婦が帯広に移住したのは
野湯(*)へのアクセスが良いという理由からでして
従って休日は冬でもほとんど家にいることがありません。
野湯めぐりを始めてからもう数十年。
道内でお湯が出ているところはほぼ100%行っています。
*野湯(のゆ、やとう)WikiPedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%B9%AF
閑話休題
で、先日マスコミ関係の方と話をしていまして野湯の話になり
彼「そんなに野湯が好きなら”幻の秘湯本”って知ってる?」
と言うのです。
私「幻が付くかどうかは知らないけれど、秘湯本と呼ばれる本なら知ってるよ」
彼「もう絶版になってるんだけど2冊出ていた本だよ?」
私「じゃ間違いないよ。関係者だったから今でも何冊も持ってるよ」
彼「えぇ~1冊目は電子出版で再版されてるけど2冊目も持ってるの?」
私「うん」
彼「うわ~何冊も持ってるって人も初めてだし、関係者も初めてだ」
って驚いているんです。
もう大分前のことなのですが、北海道秘湯愛好会という
主に道内の野湯をこよなく愛する人たちの集まりがありました。
私もカミさんも会員でアクティブなメンバーだったんです。
その主催者だったOさんが出版したのが
「北海道無料100湯」と「無料温泉in北海道」の2冊
ほぼ自費出版のような形で出したので割と早めに絶版になりました。
ウチのカミさんは女性会員が少なかったこともあって
特に2冊目では写真のほとんどに出ています。
昔は若かったんだね、カミさんも・・・遠い目付き
この本が特に本州方面から来る野湯目当てライダーさん達のバイブル
になっているそうですが、もう何年も前に出版されたので
野湯という性質上環境が自然によって(大雨とか台風とか)
まったく変わってしまうことが多く、久しぶりに読み返してみても
半数ほどは当時と様相が変わっていますね。
そこがまた野湯のおもしろさでもあるわけですよ。
そんな私たち夫婦のホームグランドは
夏は十勝三股の奥にある「岩間温泉」
冬はリュックを担いで20分ほど雪をラッセルしていく「チニカの湯」です
これからPCの話と共に熊に威嚇されたとか、車で川の真ん中に一晩立ち往生
なんていう野湯にまつわる話も書いていきますのでよろしく。
2006年9月3日(日)
中古ルータに注意! こんなこともあるんだ
パソコン修理×33
「先日からメールの送信が出来ない」と電話がきた。
例のぷららのOP25Bかと思いきやOCNを使っているそうな
それならば原因はハードウェア側という可能性もあるので訪問。
2世帯住宅で下に父親、2階に息子夫婦が居住。
父親の部屋にBフレッツを引き、WBR7000Hで2階へは無線。
とりあえずRadish Speedで速度測定するもまともなスピードが出ている。
OEで自分宛にメールを出すと確かにソケットエラー
典型的なOP25Bの現象なのになぁ・・・と思いながらルータの設定確認。
ここで目が点になった。自動接続先を見るとOCNじゃない。
なんとぷららが入っている。
「プロバイダ、ぷららにも入っているんですね?」
そう尋ねるもぷららには入ったこともないという。
ますます謎は深まるばかり。
父親も息子夫婦もPCには詳しくなく、なかなか要領を得なかったが
詳しく話を聞く内に糸がほぐれてきた。
つまりこういう事。
元々息子夫婦が住んでいた家に父親が同居することになった。
息子夫婦はそれまでCATVに接続していた。
父親はOCN(ADSL)に加入していたので、同居と共にCATVをやめて
OCN(Bフレッツ)にした。
息子は人づてに1階と2階でインターネットやるにはルータが必要と聞いた。
ルータを近くの量販店に買いに行ったら中古で手頃なのがあったので
購入してきた。
結線してブラウザを開いたら繋がったのでそのままにしていた・・・
そうなんです
ルータに前の持ち主の設定(ぷらら)がそのまま残っていて
インターネットには前の持ち主の契約(ぷらら)で繋がっていたのです。
ぷららでは8月からOP25Bで「ぷらら契約」で「他社メールサーバ送信」
はPort25を遮断して使えなくなったので受信は出来るが
OEにはOCNの設定がしてあるので送信が出来なくなったという顛末だった。
聞けば父親が同居し始めたのは昨年の5月からだって。
1年以上も他人の契約でインターネットしていたことになっちゃいました。
普通ならここでルータの設定をOCNに変更して一件落着となる筈。
ところが話はここで終わらない。
OCNの設定用紙を見ながら設定するもどうしても繋がらない。
首をかしげながらOCNのサポートに電話した。
契約者本人に話をしてもらうがどうも話が通じない。
了解を得てサポートと話をしているととんでもないことがわかった。
昨年同居と共にOCNをADSLからBフレッツに変更したが、
その際にユーザーID、パスワード共に変更になった。(私が見ている設定用紙)
その後、NTTの料金とOCNの料金の請求を一本化すると言うことで
再度OCN都合でID、パスワード共に変更している。
そしてこの用紙が契約者宅では見つからない。
その上、なんと一本化したはずなのにOCNではOCN+NTTで引き落とし
NTTはNTT分を引き落としているようだという。
つまり1年以上もNTTの料金が二重払いになっている様だということ。
ユーザーID、パスワードは電話では教えてくれないので
結局インターネットへの接続設定は後日になりました。
でもなぁ・・・都合で勝手にユーザーID、パスワードを
変更するプロバイダには個人的には絶対入りたくないな。
例のぷららのOP25Bかと思いきやOCNを使っているそうな
それならば原因はハードウェア側という可能性もあるので訪問。
2世帯住宅で下に父親、2階に息子夫婦が居住。
父親の部屋にBフレッツを引き、WBR7000Hで2階へは無線。
とりあえずRadish Speedで速度測定するもまともなスピードが出ている。
OEで自分宛にメールを出すと確かにソケットエラー
典型的なOP25Bの現象なのになぁ・・・と思いながらルータの設定確認。
ここで目が点になった。自動接続先を見るとOCNじゃない。
なんとぷららが入っている。
「プロバイダ、ぷららにも入っているんですね?」
そう尋ねるもぷららには入ったこともないという。
ますます謎は深まるばかり。
父親も息子夫婦もPCには詳しくなく、なかなか要領を得なかったが
詳しく話を聞く内に糸がほぐれてきた。
つまりこういう事。
元々息子夫婦が住んでいた家に父親が同居することになった。
息子夫婦はそれまでCATVに接続していた。
父親はOCN(ADSL)に加入していたので、同居と共にCATVをやめて
OCN(Bフレッツ)にした。
息子は人づてに1階と2階でインターネットやるにはルータが必要と聞いた。
ルータを近くの量販店に買いに行ったら中古で手頃なのがあったので
購入してきた。
結線してブラウザを開いたら繋がったのでそのままにしていた・・・
そうなんです
ルータに前の持ち主の設定(ぷらら)がそのまま残っていて
インターネットには前の持ち主の契約(ぷらら)で繋がっていたのです。
ぷららでは8月からOP25Bで「ぷらら契約」で「他社メールサーバ送信」
はPort25を遮断して使えなくなったので受信は出来るが
OEにはOCNの設定がしてあるので送信が出来なくなったという顛末だった。
聞けば父親が同居し始めたのは昨年の5月からだって。
1年以上も他人の契約でインターネットしていたことになっちゃいました。
普通ならここでルータの設定をOCNに変更して一件落着となる筈。
ところが話はここで終わらない。
OCNの設定用紙を見ながら設定するもどうしても繋がらない。
首をかしげながらOCNのサポートに電話した。
契約者本人に話をしてもらうがどうも話が通じない。
了解を得てサポートと話をしているととんでもないことがわかった。
昨年同居と共にOCNをADSLからBフレッツに変更したが、
その際にユーザーID、パスワード共に変更になった。(私が見ている設定用紙)
その後、NTTの料金とOCNの料金の請求を一本化すると言うことで
再度OCN都合でID、パスワード共に変更している。
そしてこの用紙が契約者宅では見つからない。
その上、なんと一本化したはずなのにOCNではOCN+NTTで引き落とし
NTTはNTT分を引き落としているようだという。
つまり1年以上もNTTの料金が二重払いになっている様だということ。
ユーザーID、パスワードは電話では教えてくれないので
結局インターネットへの接続設定は後日になりました。
でもなぁ・・・都合で勝手にユーザーID、パスワードを
変更するプロバイダには個人的には絶対入りたくないな。
2006年8月30日(水)
業者の良心どこにあるの?
パソコン修理×33
もうかれこれ1年以上前の事なのですが
私の前の記事の市川さんのコメントで思い出してしまった話です。
「インターネットに繋がらなくなったけど見てもらえます?」
困った様子の女性から電話が来た。
今まで繋がっていたのに急に繋がらなくなった場合、電話だけで解決することも
多いのだが今回は訪問しなければ直りそうもない。
実際に訪問してみると、どうしてかルータの設定が初期化され工場出荷状態に
なっている。
プロバイダの設定用紙をお借りして5分ほどで設定完了。
無事インターネットも繋がった。
早く終わったので電話をいただいた奥さんと雑談。
どんなPCも直せますよって話になったとき奥さんが
「これの前のパソコンが動かなくなって他の業者さんに見て貰ったら、これはもう直らないから新しいのを買わなきゃダメだと勧められたので買ったんです。前のパソコン捨てようと思ったけれど、捨てるにもお金がかかるのでそのままにしてあるので見てもらえます?」
「はい見てみましょう」
持ってこられたPCはまだ十分現役のデスクトップ
ディスプレイ、キーボード、マウス、電源ケーブルつないで電源ON
あら、起動画面出るではないですか。
Biosに入ってみるとハードディスクを認識していない。
一旦電源落として蓋を外し内部点検。
ケーブル類はOK テスタでハードディスクの電源コネクタの電圧計ると
5Vも12Vもちゃんと来ている。
いつも持っているノート用の2.5インチのハードディスクに変換コネクタ付けて
デスクトップに接続。電源ON
Biosに入ってみると今付けたハードディスクをちゃんと認識している。
「奥さん・・・これ確かに壊れてはいますが修理可能ですよ。消耗品のハードディスクがダメになっているだけでこれを交換すればちゃんと動くはずです。」
驚いた顔の奥さん
「直るんですか?おいくらくらいかかるんですか?」
「部品代が1万円前後。交換工賃とリカバリの技術料入れても1万6~7千円くらい
で納まると思います」
「えっ!そんな金額で直るんですか??じゃ直らないって言った業者さんは・・」
「同業者の方はあまり批判したくはないですが、正直なところ直す技術よりも売る
技術の方が優秀のようですね」
「実は来て貰ったときにプリンタも印刷できなくて見てもらったら、プリンタも壊れていると言われたので買い換えました。それも見て貰えます?」
そう言って奥さんが持ってきたのは某社のプリンタ。
つないで印刷してみると確かに印刷できない。しかし・・・
「奥さん。これ壊れていません。インクがないだけです」
某社の少し前のプリンタはインクが無くなると一切印刷できなくなる。
修理業者としては知っていて当たり前の知識。
奥さんの顔色が変わったのは言うまでもない。
同じ業種に携わるものとしても少々暗澹たる気持ちになった。
こんな商売やってると必ずどこかで大きなしっぺ返しが来るのにと
感じさせられた一件でした。
壊れていたデスクトップはハードディスク交換で無事現役復帰し
札内のシニアの方のところへお嫁入りしていきました。
私の前の記事の市川さんのコメントで思い出してしまった話です。
「インターネットに繋がらなくなったけど見てもらえます?」
困った様子の女性から電話が来た。
今まで繋がっていたのに急に繋がらなくなった場合、電話だけで解決することも
多いのだが今回は訪問しなければ直りそうもない。
実際に訪問してみると、どうしてかルータの設定が初期化され工場出荷状態に
なっている。
プロバイダの設定用紙をお借りして5分ほどで設定完了。
無事インターネットも繋がった。
早く終わったので電話をいただいた奥さんと雑談。
どんなPCも直せますよって話になったとき奥さんが
「これの前のパソコンが動かなくなって他の業者さんに見て貰ったら、これはもう直らないから新しいのを買わなきゃダメだと勧められたので買ったんです。前のパソコン捨てようと思ったけれど、捨てるにもお金がかかるのでそのままにしてあるので見てもらえます?」
「はい見てみましょう」
持ってこられたPCはまだ十分現役のデスクトップ
ディスプレイ、キーボード、マウス、電源ケーブルつないで電源ON
あら、起動画面出るではないですか。
Biosに入ってみるとハードディスクを認識していない。
一旦電源落として蓋を外し内部点検。
ケーブル類はOK テスタでハードディスクの電源コネクタの電圧計ると
5Vも12Vもちゃんと来ている。
いつも持っているノート用の2.5インチのハードディスクに変換コネクタ付けて
デスクトップに接続。電源ON
Biosに入ってみると今付けたハードディスクをちゃんと認識している。
「奥さん・・・これ確かに壊れてはいますが修理可能ですよ。消耗品のハードディスクがダメになっているだけでこれを交換すればちゃんと動くはずです。」
驚いた顔の奥さん
「直るんですか?おいくらくらいかかるんですか?」
「部品代が1万円前後。交換工賃とリカバリの技術料入れても1万6~7千円くらい
で納まると思います」
「えっ!そんな金額で直るんですか??じゃ直らないって言った業者さんは・・」
「同業者の方はあまり批判したくはないですが、正直なところ直す技術よりも売る
技術の方が優秀のようですね」
「実は来て貰ったときにプリンタも印刷できなくて見てもらったら、プリンタも壊れていると言われたので買い換えました。それも見て貰えます?」
そう言って奥さんが持ってきたのは某社のプリンタ。
つないで印刷してみると確かに印刷できない。しかし・・・
「奥さん。これ壊れていません。インクがないだけです」
某社の少し前のプリンタはインクが無くなると一切印刷できなくなる。
修理業者としては知っていて当たり前の知識。
奥さんの顔色が変わったのは言うまでもない。
同じ業種に携わるものとしても少々暗澹たる気持ちになった。
こんな商売やってると必ずどこかで大きなしっぺ返しが来るのにと
感じさせられた一件でした。
壊れていたデスクトップはハードディスク交換で無事現役復帰し
札内のシニアの方のところへお嫁入りしていきました。