2012年7月4日(水)
されどこだわりの日々
日記×84

私は、大の野球ファンである。特に巨人の松井が好きで、松井の打ったホームランが大変“美味しい晩のおかず"になる。
そんなある晩、アナウンサーがこう話していた。「土壇場の9回の裏、松井、あわやホームラン性のあたり、惜しくもライトライナーで試合終了、今日3三振の汚名挽回できず、巨人はさいさき悪く3連戦の初戦は巨人の敗戦に終わった。
ここで私の登場となる。「どたんば」とは漢字で「土壇場」と書くが、ところでどんな場所?実は罪人の首切り場所で、江戸時代の刑に生胴(いけどう)というのがあり、この土壇場に罪人を伏せて乗せ、首を切った。この土壇場から生きて生還した人はいないので“もう助からない状態"を「土壇場」といった。あまり使いたくない言葉であるが、「死球」とか「封殺」・「2盗」のようにやたら生きる・死ぬの言葉を使うスポーツに相応しいかもしれない。「あわや」とは、例えば“タバコの消し忘れが、あわや大惨事になる所でした"のように使い、本来好ましくない事が起きそうな時に使う。このアナウンサーがこの言葉の本来の使い方を知っていたら、松井にはホームランを打って欲しくない事になる。「汚名挽回」とはどういう事を言うのであろう。そもそも“挽回"とは“取り戻す"という意味で使用し、「汚名」を取り戻したら更に悪い状態になってしまう。「挽回」するのは“名誉"であって、「汚名」は“返上"するという使い方が正しいのである。更に「さいさき」とは漢字では「幸先」と書き、“この先いい事がある"と言う意味で使い、“さいさきが悪い"とは大きな誤用なのである。
こだわり続けた毎日、大変疲れる毎日である。されど今日も「小言幸兵衛」。
そんなある晩、アナウンサーがこう話していた。「土壇場の9回の裏、松井、あわやホームラン性のあたり、惜しくもライトライナーで試合終了、今日3三振の汚名挽回できず、巨人はさいさき悪く3連戦の初戦は巨人の敗戦に終わった。
ここで私の登場となる。「どたんば」とは漢字で「土壇場」と書くが、ところでどんな場所?実は罪人の首切り場所で、江戸時代の刑に生胴(いけどう)というのがあり、この土壇場に罪人を伏せて乗せ、首を切った。この土壇場から生きて生還した人はいないので“もう助からない状態"を「土壇場」といった。あまり使いたくない言葉であるが、「死球」とか「封殺」・「2盗」のようにやたら生きる・死ぬの言葉を使うスポーツに相応しいかもしれない。「あわや」とは、例えば“タバコの消し忘れが、あわや大惨事になる所でした"のように使い、本来好ましくない事が起きそうな時に使う。このアナウンサーがこの言葉の本来の使い方を知っていたら、松井にはホームランを打って欲しくない事になる。「汚名挽回」とはどういう事を言うのであろう。そもそも“挽回"とは“取り戻す"という意味で使用し、「汚名」を取り戻したら更に悪い状態になってしまう。「挽回」するのは“名誉"であって、「汚名」は“返上"するという使い方が正しいのである。更に「さいさき」とは漢字では「幸先」と書き、“この先いい事がある"と言う意味で使い、“さいさきが悪い"とは大きな誤用なのである。
こだわり続けた毎日、大変疲れる毎日である。されど今日も「小言幸兵衛」。
2012年7月3日(火)
新得共慟学舎新得農場「ミンタル」
2012年6月29日(金)
幸せ・・・
2012年6月25日(月)
歯周病
日記×84
歯を失う原因の第1位は歯周病です。いわゆる皆さんが歯槽膿漏と言っている病気です。私の診療室でも抜歯の半分は歯周病です。毎日歯周病との格闘です。
10億いると言われる口腔内常在菌の中で、歯周病は10〜20種類の歯周病菌が原因でおこります。喫煙が歯周病を増悪させます。初期では,炎症は歯肉の表面に留まります。炎症が進行すると歯を支える組織(骨)が破壊されます。
40歳以上の人の8割の人に歯肉炎.歯周病の症状があります。軽度(歯周ポケットが4mm程度)であれば,治療で良くなります。中程度(歯周ポケットが4〜6mm)程度では、歯周組織を取り除くことによって症状を改善、歯を失う事を防ぐ事が出来ます。
歯の定期健診で来院される患者さんが、最近、多くいらっしゃいます。歯周病の予防は、こまめなブラッシングで歯垢・歯石を取り除くことです。
10億いると言われる口腔内常在菌の中で、歯周病は10〜20種類の歯周病菌が原因でおこります。喫煙が歯周病を増悪させます。初期では,炎症は歯肉の表面に留まります。炎症が進行すると歯を支える組織(骨)が破壊されます。
40歳以上の人の8割の人に歯肉炎.歯周病の症状があります。軽度(歯周ポケットが4mm程度)であれば,治療で良くなります。中程度(歯周ポケットが4〜6mm)程度では、歯周組織を取り除くことによって症状を改善、歯を失う事を防ぐ事が出来ます。
歯の定期健診で来院される患者さんが、最近、多くいらっしゃいます。歯周病の予防は、こまめなブラッシングで歯垢・歯石を取り除くことです。