アリウム(ネギ坊主とも呼ばれます)の蕾が膨らみだす頃、
友人のフローリストのお庭の工事が始まりました。



職業柄、植物が大好きな彼女。
お庭には既に珍しいあじさいやお野菜などが植えられていました。
それらを掘り上げて一時避難させるところからのスタート。

夏の大雨で工事が中断になることもありましたが、おかげでこの土地の排水状況も
知ることができ今後の対策を練ることができました。
まさに雨降って地固まる。
災い転じて福となりました。





それがここ、枕木のステップの下です。
一番雨がたまり、流れができていなかったため雨の後は湖に。
それを解決すべく一番細い暗渠管を埋め以降同じことが起こらぬよう対処いたしました。
枕木はこげ茶色で塗装し落ち着いた雰囲気になっています。

(奥で休む親方の背中もちょっとほっとした様子)






土地の北側に住宅があるため、南側は囲われたプライベート感たっぷりのお庭。
裏のお宅の窓がちょっと気になるということで境界線を出すためにも小山を作り、
その上に目隠しを兼ねて樹木を2本植えました。
樹種はヤマボウシとアオダモ。
初夏にはきれいに花をつけてくれるでしょう。


その足元、小山の表面にはタイムをたっぷり100株植えました。
夏場は緑の香る小山、冬にはそり滑りにぴったりな山です。






住宅の中から見たお庭です。
彼女のこだわりのくるくると回転する物干しに合わせ、干す場所は1畳ほどの枕木デッキを設置しました。
デッキに映る洗濯物の影が可愛いですね。




その後の点検等で伺うたびに新しい苗がちょこちょこ増えていたこちらのお宅。
今年の夏の点検も楽しみです。
これから緑がいっぱいのにぎやかなお庭になっていくでしょう。