20191010(木)

花咲線を撮る


花咲線を撮る

9日10日で根室の落石まで行ってきた。

2回のトイレ休憩で4時間で到着。



この日、天気は良いものの、もの凄い強風。

いつもの場所に到着して、車の中で準備中、

車がひっくり返るんじゃないかと思う程の風。


海岸線まで丘を20分ほど歩くのですが、

丘に登っても前に歩けない程で、こりゃ三脚も倒れるわ、

つーか、運休レベルの風じゃないかなーと諦めた。


トップは翌日撮ったもの。

(翌日は風もなく、天気も良く3時間居座った)



仕方ないから、厚床(あっとこ)駅近くのめがね橋の場所へ移動。

いつも厚床から落石へ行く途中の小さな橋だった。

こんな橋があったとは全然、気が付かなかった。


列車は運休じゃなきゃ30分後くらいに来る予定。

橋の手前が少しカーブになっているので

危険かと思い、橋から遠い場所に車を止めた。

車通りはかなり少ないけれど、

人がいればちょっと危険な橋からカメラを構える。

めがね橋は列車が走る橋で、かなり古いものらしい。


私がカメラ設定していると、

遠くからマスクをしたおじいちゃんがこっちに向かってくる。

向かう先は落石方面。

でも家ひとつない道路がずっと続く。


・・・どこへ行くんだろう?

こんな強風に散歩・・・?




とか考えてる間におじいちゃん到着。

しょうがないから、ニコッと会釈すると

おじいちゃんもニコッとする。



おじいちゃん「何してるんですか」

わたし「今、列車がくるので写真を撮ります」

おじいちゃん「ほぉ」



これ、実はよーくあるパターン。

駅なんかで構えてると、年寄りは声をかけてくれる。

そんなに汽車がめずらしいかね、と聞かれた事もある。



おじいちゃん「しかし、風がすごいですね」

わたし「そうですね」



まぁ、通りすがりに話しかけられた事だし、

あと数分で来るし、設定を終わらせよう。

しかし、この橋が厄介で、

しゃがんで欄干の下から覗き込むようにレンズを向けなきゃ、

列車とめがね橋が入らない。



近すぎるし、しかも超逆光。



いやー白か黒、潰れるわ・・とあれこれ考える。

道路だから三脚は設置できない。


しかも風が強くて列車の音が聞こえないから

いちいち立って右から来るのを見てなきゃならない。



時計を見るとちょうど厚床(あっとこ)駅に到着した58分。

ここまで来るのにあと5分くらいだろうか。



・・・しかし、あのおじいちゃん、

どこに行くつもりなんだろう・・と左を向くと、

なんと!!

私の隣にずっといた!

風の音で気配が全っ然なかった。


わや、びっくり!!

超、びっくり!!




つーか、このおじいちゃん、本当に存在してる?

私にしか見えてないとか・・・。


確かめるように話しかけてみる(笑)。




わたし「さっき落石の海岸まで行ったんですが、

    強風で歩けなかったんですよ。ははは」

あっとこおばけ「笑・・・そうですか。

        落石のあたりも風が強いですからねぇ」


わたし「まさか、運休なんてないですよね」

あっとこおばけ「なきにしもあらず、ですね

         ・・・朝、テレビで言ってたかなぁ」



・・テレビ?

・・・おばけでもテレビ見るのか・・





わたし「遅いですね」

あっとこおばけ「もうそろそろ・・」



時計を見る、もう5分は十分に過ぎている・・


すると


「あっきたきたきた!」


とあっとこおばけが、少年のように言った・・。



画像

連写中。

・・・意外と速かった。

あっという間に過ぎて行ってしまった。


そのまま、じゃぁ・・と言って車まで走って乗り込んだ。



一旦、ルーペで写真を確認する。

逆光の割にまぁまぁ撮れてた。

ちょっと曲がったか、しょうがない、手持ちだし・・。



バックミラーで確認したら、

なんとおじいちゃんが、こっちに戻って歩いてきた。

どこ行くつもり?

私の後を追いかけてくるみたいで、

なんか、怖い・・。


タイヤを鳴らして走り去った・・・。


(おじいちゃんに、わや失礼)




それから、次の列車を撮りに次の駅へ向かう。

本数が少ないので、全部の列車を時刻表で確認する。


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途中で出会った馬さん。

いい感じに草を食む食むしていたので、

近くに車を止めて撮っていると、

全員がこっちへ向かってきた。

しかも走ってくる・・・。



日高へ行った時もそうだったけれど、

何故か凄い勢いで私の所へ来る。

そしてじっと穴が空くほど、私の唖然とした顔を見つめる。

私が何かしてくれるのを、じっと待っているような気もする。



・・・・にんじんでもほしいの?

問いかけても口からよだれを出すばかり・・・。



馬の気持ちがわからない・・・笑






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2日間で鹿死体を3つ見た。



急ブレーキをかけたのは、意外とのら犬だった。

危ない所だったが車はそのままよけて通り過ぎた。

一瞬、犬と目が合う。

あの目。

すぐ思い出した。

リリィと同じ目、だった。

人間を警戒してない、でも寂しそうな目。

今度は大丈夫だよね?って確認する目。

結果、捨てられてヨレヨレのガリガリになったけれど、

かつて人と暮らした事のある目。


小さいキツネを見るとサリィちゃんを思い出す。

あのいつまでも小さい体とガリガリでみすぼらしい感じ。

機嫌がいいとハツラツとした顔をしてスリスリする。

おやつをあげて平らげたとたん、

他人を見るような顔になって走って去っていく・・・笑。


思い出す度、目頭が熱くなってしまう・・・泣。




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厚岸-糸魚沢の湿原。


他で色んな写真を見ると俯瞰して撮った写真が多い。

私もそんなのを撮りたいけれど、

どこから撮ったのか、場所が分からない。


あの辺は丘が回りにあって、登れば撮れそうな気はするけれど、

モラルに違反するレベルじゃないかと私は思う。


ハイキングコースにでもなっていれば別だけど、

道路沿いの山か丘、これ登って撮ったなら、

きっと湿原がいい感じに撮れるんだろうなって思う。

道路沿いの丘は危険だと思う。

だから私は撮りたくてもやらない。



湿原の中を走る列車は絶対にいい風景だろう。

だからといって、なんでもアリとはいかない。



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久々に日が暮れるまで撮影した。



この日はスワン44ねむろの道の駅で車中泊。

もう車中泊も今年は終わり。


記念に1枚撮った。

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私のウィリアムズカーの窓に合わせて作った窓隠し。

表面は白クマ柄のレジャーシートで裏(車側)は

アルミシートで2重にして手作りで作った。

中で小さな電気をつけても、外からは全く見えない。


助手席を倒して足を伸ばせるようにしている。

下には保温のアルミシートやマットなど3枚ほど敷いて、

寝袋の上に掛けふとんで寝ている。


実は、もう来年は車中泊できるような車に乗る予定がない。

まだ分からないけれど、多分、そうなると思う。



画像

厚岸の駅から撮った。

なんとしても道の駅も入れたかった。



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落石の海はこの日も素晴らしかった。






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