2011年11月27日(日)
気になる商品・・ホビーコーナー
ホビー×69

今日はホビー・艦船模型コーナーから・・
11月後半の新製品から紹介します。
本年、夏の十勝港に来航した、DD102護衛艦『はるさめ』。
毎年の艦艇イベントに、今年も十勝港まで車を走らせた方も多いと思います。
来年もビックな艦艇入港に期待したいところですが、まずは、先日リリースされたプラモデルキットを紹介してみたいと思います。
今回、紹介するキットは 1/350スケール・ピットロードから発売のDD101護衛艦『むらさめ』のキットです。
『はるさめ』の話を持ち出したのは、この船が艦番号が示すとおり、先に来航した護衛艦『はるさめ』のネームシップ、つまり同型の最初に作られた護衛艦、1番艦だからです。
むらさめ型護衛艦は、汎用護衛艦として建造されたわが国で質・量ともに中心的存在の艦艇で、前任の汎用間艦よりも大型化、装備も最新式のものになっています。
国内ではたてまえ上あくまでも護衛艦という肩書ですが、外国海軍で取り扱われる文書では『駆逐艦』に分類されています。潜水艦を探知・攻撃が任務でありながら対空・対水上攻撃力も持つ、まさにマルチな駆逐艦ということになります。
その機動性から近年ではソマリア沖・アデン湾の海賊対処任務に、むらさめ型含む同型艦が次々と派遣されています。
今夏来航した、護衛艦『はるさめ』もその任務に赴き、また3・11の震災でも災害派遣されました。

ボリュームある1/350スケールのモデル化はイージス護衛艦がメインだっただけに、身近な存在の汎用護衛艦のキット化を望む声が多かったわけですが、このキットはまさにその要望に応えたものとなっています。
キット内容は、にむらさめ型護衛艦の長い全長に切れのあるシルエットの特徴を良く捉えたフルハル船体(喫水線下も再現した船体)に、精密な再現が施された艦上構造物。この世代では珍しい高くそびえ立つラティス(格子状のトラス)マストなど特徴を捉えたものに仕上がっていて作り応え十分、永きにわたり目を楽しませてくれる事でしょう。
てんこ盛りのキット内容。
標準で、エッチングパーツ(薄い金属板を加工した部品)も付属しており、箱の中身を組み立てるだけでミュージアムクオリティー(博物館展示品質)の模型製作も可能です。
同型艦『はるさめ』の記事
http://www.mytokachi.jp/bis1223/entry/141
http://www.mytokachi.jp/bis1223/entry/142
クリスマスのご褒美に・・お正月の楽しみに・・モデル製作をお考えの方にもオススメのキットです。
本日もご来店お待ちしております。

本日は当店の営業部長『ビス』も出勤中!!
雑貨コーナーも、マリン・ハワイアン・クリスマス新商品入荷中!!
『ビス』との商談にも付き合ってあげてくださいね~。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
11月後半の新製品から紹介します。
本年、夏の十勝港に来航した、DD102護衛艦『はるさめ』。
毎年の艦艇イベントに、今年も十勝港まで車を走らせた方も多いと思います。
来年もビックな艦艇入港に期待したいところですが、まずは、先日リリースされたプラモデルキットを紹介してみたいと思います。
今回、紹介するキットは 1/350スケール・ピットロードから発売のDD101護衛艦『むらさめ』のキットです。
『はるさめ』の話を持ち出したのは、この船が艦番号が示すとおり、先に来航した護衛艦『はるさめ』のネームシップ、つまり同型の最初に作られた護衛艦、1番艦だからです。
むらさめ型護衛艦は、汎用護衛艦として建造されたわが国で質・量ともに中心的存在の艦艇で、前任の汎用間艦よりも大型化、装備も最新式のものになっています。
国内ではたてまえ上あくまでも護衛艦という肩書ですが、外国海軍で取り扱われる文書では『駆逐艦』に分類されています。潜水艦を探知・攻撃が任務でありながら対空・対水上攻撃力も持つ、まさにマルチな駆逐艦ということになります。
その機動性から近年ではソマリア沖・アデン湾の海賊対処任務に、むらさめ型含む同型艦が次々と派遣されています。
今夏来航した、護衛艦『はるさめ』もその任務に赴き、また3・11の震災でも災害派遣されました。

ボリュームある1/350スケールのモデル化はイージス護衛艦がメインだっただけに、身近な存在の汎用護衛艦のキット化を望む声が多かったわけですが、このキットはまさにその要望に応えたものとなっています。
キット内容は、にむらさめ型護衛艦の長い全長に切れのあるシルエットの特徴を良く捉えたフルハル船体(喫水線下も再現した船体)に、精密な再現が施された艦上構造物。この世代では珍しい高くそびえ立つラティス(格子状のトラス)マストなど特徴を捉えたものに仕上がっていて作り応え十分、永きにわたり目を楽しませてくれる事でしょう。

標準で、エッチングパーツ(薄い金属板を加工した部品)も付属しており、箱の中身を組み立てるだけでミュージアムクオリティー(博物館展示品質)の模型製作も可能です。
同型艦『はるさめ』の記事
http://www.mytokachi.jp/bis1223/entry/141
http://www.mytokachi.jp/bis1223/entry/142
クリスマスのご褒美に・・お正月の楽しみに・・モデル製作をお考えの方にもオススメのキットです。
本日もご来店お待ちしております。

本日は当店の営業部長『ビス』も出勤中!!
雑貨コーナーも、マリン・ハワイアン・クリスマス新商品入荷中!!
『ビス』との商談にも付き合ってあげてくださいね~。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475

2011年11月26日(土)
魔法の箱
海・船ネタ記事×64

今日は船の話題から。
“魔法の箱”・・『コンテナ』の話です。
港に行くと見られる代表的な船の一つに、『コンテナ船』という船があります。
港へ行った事のある方は、規格が統一された箱がうず高く積まれた船を見たことがあるかと思います。港と縁がない方でも映画などで、密輸や密航などさまざまなシーンで登場しますね。
現在、私たちの身の回りで使う日用品を含むほとんどの品物が、この『コンテナ』で運ばれているんですよ。

『コンテナ』は、アメリカで、トラック業者を営むマルコム・マクリーンという人の手によって生み出されました。
陸運業者だった、マルコム・マクリーンですが、海と陸とを最も効率よく荷物を運ぶためトラックと船を連携して使う方法を思いつき、1956年、第二次大戦中に増産された戦時標準船のT-2と呼ばれるタンカーを改造して初めてのコンテナ船を運航し海上コンテナの利便性を実証したのです。
それまでは港まで運んだ荷物を、一度倉庫に入れ、船が入港したら沢山の人の手を使ってその荷物を積み込む・・到着地ではその逆の事をして最終目的地へと送り届ける・・このような輸送が一般的でした。その方法では荷物が目的地へ届くまで、時間は勿論、沢山の人手と労力、それに荷物をバラで取り扱うため、積み込み作業や中間の積み替えで、多くが損傷していましたので、荷主もそんなリスクを承知で出荷していた時代です。
荷役中の大型コンテナ船
そんな中開発されたコンテナ。積み込み地で荷物をコンテナに積みつけ、そのままトラックで港まで・・金属製のコンテナはそれ自体が風雨をしのげる建屋にもなり、屋外に積みおきしてもOK。船が着けば荷物の積み替えもなしにそのままクレーンで船へと載せ目的地へ送り出す。荷物は頑丈な箱で護られているので破損も最小限で済みます。
積み替えにかかる時間も人手も最小限で済んだのでした。
マルコム・マクリーンは海運会社を買い、『シーランド社』としてコンテナ輸送を世界に広げるのでした。
やがてこのシステムには多くの海運会社が参入、今では物流システムの中心的存在となり、マルコム・マクリーンは先見の明があったといえますね。
このシステムは船の形は勿論、港の構造まで変えていき、この変革は陸上輸送にも及ぶことに・・。今では海を渡ってきたコンテナを鉄道に積みつけて更なる目的地へと運ばれるようになり、日本国内でも海上規格のコンテナを積んで走る列車が走るようになったのです。
そんな『コンテナ』は世界経済を動かしている魔法の箱といえます。

コンテナの中は、こんな感じです。
コンテナは前述の通り、規格が統一されていて、コンテナ船の船倉もその規格で作られています。そのサイズは20フィート(6m)と40フィート(12m)があり、コンテナを数える単位としてTEUと言うものが使われています。1TEUとは、20フィートのコンテナ一つを指し、500TEU積みのコンテナ船というと20フィートのコンテナを500個、40フィートのコンテナなら250個、積めるということになります。
現在はそれよりも大きいサイズの45フィートと言うサイズも生まれ、コンテナ船には、20フィート、40フィート、45フィートの三つのサイズが載せられる事になります。
現在はコンテナ船で大型のものは全長400m近く、10000TEU、つまり20フィート・コンテナを10000個以上積む事ができるコンテナ船もあるんですよ。
現在18000TEU(20フィート・コンテナで18000個)積みのコンテナ船も計画されています。

コンテナ船が列をなすコンテナ埠頭の朝。
コンテナ船は、定期船として時刻表どおりに定時運航されていて、積み下ろしは停泊時間内に計画的に行われます。
そのため、船はのんびり・・なんて言葉は当てはまらないくらい時間に正確さを求められ、長距離の航路では一航海片道40日以上となる航海も定時到着率90%近い数字を実現しています。
そのコンテナ船の速度は時に時速50km、東京タワー以上の巨大な構造物が驚くほどのスピードで海上を動いるのです。

今日も世界中の港へ向けて、沢山のコンテナを載せた、巨大コンテナ船が出港していきます。
今年のクリスマスプレゼントも、そのコンテナ船で運ばれて来るものかもしれませんね。
今日は“魔法の箱”と題してコンテナの話をしてみました。
・・END
PR・・コンテナ誕生の秘話は、『コンテナ物語』―マルク・レビンソン 著 で知る事ができます。この本はコンテナの起源のみならず、起業家の成功の秘訣や紆余曲折なども読んで取れる本なので、事業者の方には特に読んで頂きたい書籍でもあります。
PS・・もうすぐ12月。クリスマスがやってきますね。
クリスマス・プレゼント探し、STAR SHIP MODELSも覗いてみてくださいね・・
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
“魔法の箱”・・『コンテナ』の話です。
港に行くと見られる代表的な船の一つに、『コンテナ船』という船があります。
港へ行った事のある方は、規格が統一された箱がうず高く積まれた船を見たことがあるかと思います。港と縁がない方でも映画などで、密輸や密航などさまざまなシーンで登場しますね。
現在、私たちの身の回りで使う日用品を含むほとんどの品物が、この『コンテナ』で運ばれているんですよ。

『コンテナ』は、アメリカで、トラック業者を営むマルコム・マクリーンという人の手によって生み出されました。
陸運業者だった、マルコム・マクリーンですが、海と陸とを最も効率よく荷物を運ぶためトラックと船を連携して使う方法を思いつき、1956年、第二次大戦中に増産された戦時標準船のT-2と呼ばれるタンカーを改造して初めてのコンテナ船を運航し海上コンテナの利便性を実証したのです。
それまでは港まで運んだ荷物を、一度倉庫に入れ、船が入港したら沢山の人の手を使ってその荷物を積み込む・・到着地ではその逆の事をして最終目的地へと送り届ける・・このような輸送が一般的でした。その方法では荷物が目的地へ届くまで、時間は勿論、沢山の人手と労力、それに荷物をバラで取り扱うため、積み込み作業や中間の積み替えで、多くが損傷していましたので、荷主もそんなリスクを承知で出荷していた時代です。

そんな中開発されたコンテナ。積み込み地で荷物をコンテナに積みつけ、そのままトラックで港まで・・金属製のコンテナはそれ自体が風雨をしのげる建屋にもなり、屋外に積みおきしてもOK。船が着けば荷物の積み替えもなしにそのままクレーンで船へと載せ目的地へ送り出す。荷物は頑丈な箱で護られているので破損も最小限で済みます。
積み替えにかかる時間も人手も最小限で済んだのでした。
マルコム・マクリーンは海運会社を買い、『シーランド社』としてコンテナ輸送を世界に広げるのでした。
やがてこのシステムには多くの海運会社が参入、今では物流システムの中心的存在となり、マルコム・マクリーンは先見の明があったといえますね。
このシステムは船の形は勿論、港の構造まで変えていき、この変革は陸上輸送にも及ぶことに・・。今では海を渡ってきたコンテナを鉄道に積みつけて更なる目的地へと運ばれるようになり、日本国内でも海上規格のコンテナを積んで走る列車が走るようになったのです。
そんな『コンテナ』は世界経済を動かしている魔法の箱といえます。

コンテナの中は、こんな感じです。
コンテナは前述の通り、規格が統一されていて、コンテナ船の船倉もその規格で作られています。そのサイズは20フィート(6m)と40フィート(12m)があり、コンテナを数える単位としてTEUと言うものが使われています。1TEUとは、20フィートのコンテナ一つを指し、500TEU積みのコンテナ船というと20フィートのコンテナを500個、40フィートのコンテナなら250個、積めるということになります。
現在はそれよりも大きいサイズの45フィートと言うサイズも生まれ、コンテナ船には、20フィート、40フィート、45フィートの三つのサイズが載せられる事になります。
現在はコンテナ船で大型のものは全長400m近く、10000TEU、つまり20フィート・コンテナを10000個以上積む事ができるコンテナ船もあるんですよ。
現在18000TEU(20フィート・コンテナで18000個)積みのコンテナ船も計画されています。

コンテナ船が列をなすコンテナ埠頭の朝。
コンテナ船は、定期船として時刻表どおりに定時運航されていて、積み下ろしは停泊時間内に計画的に行われます。
そのため、船はのんびり・・なんて言葉は当てはまらないくらい時間に正確さを求められ、長距離の航路では一航海片道40日以上となる航海も定時到着率90%近い数字を実現しています。
そのコンテナ船の速度は時に時速50km、東京タワー以上の巨大な構造物が驚くほどのスピードで海上を動いるのです。

今日も世界中の港へ向けて、沢山のコンテナを載せた、巨大コンテナ船が出港していきます。
今年のクリスマスプレゼントも、そのコンテナ船で運ばれて来るものかもしれませんね。
今日は“魔法の箱”と題してコンテナの話をしてみました。
・・END
PR・・コンテナ誕生の秘話は、『コンテナ物語』―マルク・レビンソン 著 で知る事ができます。この本はコンテナの起源のみならず、起業家の成功の秘訣や紆余曲折なども読んで取れる本なので、事業者の方には特に読んで頂きたい書籍でもあります。
PS・・もうすぐ12月。クリスマスがやってきますね。
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船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475

2011年11月24日(木)
ヤシの木でクリスマス。 ♪
雑貨×502

クリスマスまで一ヶ月となりました。
11月に入ったとたんに風邪を引いていた店員です。
やっとこ、咳も治まり営業部長『ビス』の散歩にも同行
できるようになりました。それでは商品の紹介です!
スターシップモデルズは、マリン雑貨と船舶模型のお店なの
で、クリスマスには縁遠いように思いますが・・・
南国ハワイよりクリスマスオーナメントを各種取り揃えてい
ますよ!お値段¥420~です。
そして、メイン画像の『パームツリー』は
一年ぶりに入荷しましたブリキのアクセサリースタンドです
この時期になると使い道に困る・・・?
と言う方の為に、ハワイアンクリスマスのオーナメントを
吊るしてクリスマスパームツリーにしてみました。
お部屋や玄関に飾っても場所をとらずお手軽ですよ!

アクセサリースタンド『パームツリー』
サイズ:φ約14cm、高さ約41.5cm
¥2,800(税込)完売しました
※後のディスプレイ(灯台とアザラシの置物)は非売品です。

次は人気の商品!
今回入荷したのは、フラガールのオーナメントが
付いている『ラウハラティシュBOX』の新商品です。
ハワイではよく見かける「ハラ」の木の、葉=「ラウ」
で作るハワイの伝統工芸品が「ラウハラ」。
古くはカヌーの帆もラウハラで作られていたとか。

こちらの『ラウハラティシュBOX』も新商品で
鮮やかなプルメリアとホヌが飾られています。
お値段もお手ごろです♪ ¥1,500(税込)完売しました
他にも新商品が続々入荷しますよ~。
クリスマスのプレゼントにもぴったりな商品も!
入荷時にブログで紹介させていただきます。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
11月に入ったとたんに風邪を引いていた店員です。
やっとこ、咳も治まり営業部長『ビス』の散歩にも同行
できるようになりました。それでは商品の紹介です!
スターシップモデルズは、マリン雑貨と船舶模型のお店なの
で、クリスマスには縁遠いように思いますが・・・
南国ハワイよりクリスマスオーナメントを各種取り揃えてい
ますよ!お値段¥420~です。
そして、メイン画像の『パームツリー』は
一年ぶりに入荷しましたブリキのアクセサリースタンドです
この時期になると使い道に困る・・・?
と言う方の為に、ハワイアンクリスマスのオーナメントを
吊るしてクリスマスパームツリーにしてみました。
お部屋や玄関に飾っても場所をとらずお手軽ですよ!

アクセサリースタンド『パームツリー』
サイズ:φ約14cm、高さ約41.5cm
¥2,800(税込)完売しました
※後のディスプレイ(灯台とアザラシの置物)は非売品です。

次は人気の商品!
今回入荷したのは、フラガールのオーナメントが
付いている『ラウハラティシュBOX』の新商品です。
ハワイではよく見かける「ハラ」の木の、葉=「ラウ」
で作るハワイの伝統工芸品が「ラウハラ」。
古くはカヌーの帆もラウハラで作られていたとか。

こちらの『ラウハラティシュBOX』も新商品で
鮮やかなプルメリアとホヌが飾られています。
お値段もお手ごろです♪ ¥1,500(税込)完売しました
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船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475

2011年11月6日(日)
横浜のシンボルが手ごろなサイズに・・『氷川丸』のはなし・・
ホビー×69

本日はホビーコーナーから店長担当ふねネタブログです。
現在横浜港山下埠頭に保存展示されている客船、『氷川丸』の新発売プラモデルキットとあわせてその経歴をお話してみます。
紹介キットは、先月末ハセガワから発売された1/350スケール『氷川丸』の組み立てキットです。
従来から発売されていた1/700キットはその小さなスケールだけに細部のつくりはもとより洋上模型のため喫水線下の作りこみはされていなかった点から、サイズ、細かい作りこみともに、机の上で組み立てるには、ボリュームもそこそこで大きすぎもしない、まさにお手ごろの満足サイズになりました。後付アフターパーツを組み込むと、これもまたミュージアムクオリティー(博物館展示品質)の作品に仕上がります。
さて、模型の宣伝は置いておいて、話を実際の『氷川丸』に戻してみましょう。
先月、奇跡の船、としてドラマ『南極大陸』でおなじみの南極観測船『宗谷』についてお話しましたが、この客船『氷川丸』もまた太平洋戦争を奇跡的に生き残った客船として、強運に恵まれた船といっても良いでしょう。

客船『氷川丸』は1930年、日本郵船が日本とシアトル(アメリカ西海岸)を結ぶ航路を担う客船として運行を始めた、長距離客船です。
処女航海は1930年5月まだ第二次大戦にむかう前で、友好的だった両国、最初の航海で『氷川丸』がシアトルに入港した際には多くの市民に盛大に歓迎され、3万人がこの船に見学に訪れたそうです。
船の大きさもさることながら豪華さなどもは世界の有名どころの豪華客船に比べればさほど際立った性能を持ち合わせた船ではありませんでしたが、タイタニック事故以来、しきりに叫ばれるようになった安全基準も水密区画構造を取り入れた安全面で優れた船でした。
一言で言うと二流の船ではありましたが、この船は特に外国人に密かな支持を得ていました。
その理由の一つが船内でのサービス。初代の船長・秋吉七郎が船内スタッフに強いた厳格な船内規律は、後に『軍艦氷川』と称されるほどで、徹底した作法で、船客をもてなしました。
船内の装飾に、アールデコ様式を取り入れた船内は落ち着きがあり、そこに日本流のサービスが取り入れられた事により、日本を訪れた外国人は帰りには必ず『氷川丸』を選ぶ、という旅のスタイルもできていたようです。
あのチャーリー・チャップリンも来日後の帰路でこの船を選んだ事も大変有名です。
この間、数々の有名人を乗せて太平洋を横断しました。

1941年太平洋戦争の暗雲が立ち込めはじめ、『氷川丸』のシアトル航路は閉鎖、開戦目前引き揚げ船として、在日アメリカ人を祖国に届け帰りに在米日本人を引き揚げさせました。
休むまもなくその年の秋には海軍に病院船として徴用され、南太平洋の戦争海域へ派遣されました。
病院船への改造で白く塗られた船体に赤十字のマークが入れられ、夜はそれらが電飾で鮮やかに輝くという姿に。
戦時に意外なこの美しさから、この姿の『氷川丸』は兵士達から『白鳥』と呼ばれていたそうです。
大型商船が戦禍を被って次々と沈んでいく中、傷病者の保護のみを目的とした病院船は、ジュネーブ条約で保護されていたため、取り決めで敵に攻撃されることはありませんでした。しかし機雷などの漂流する兵器との接触は避ける事はできず、病院船でさえ多くが沈没し時には多くの犠牲者を出しました。
『氷川丸』も例外なく機雷に触雷したのでした。しかし三度の触雷にも関われず、奇跡的に沈没を免れ終戦を迎えたのです。
1945年終戦を迎えた氷川丸は、すぐに復員船として戦地から本土へと戦地で耐え忍んだ多くの復員兵に祖国の地を踏ませたのでした。
1947年からは、北海道航路に就航 横浜 - 室蘭 - 大阪間の戦争を生き残った数少ない商船として物資・旅客輸送に貢献しました。
1949年からは不定期の外国航路に、1951年にはもとのシアトル航路に復帰、航空輸送が一般化する1960年まで貨客船として日米間の重要な輸送力として活躍しました。
その後現在の場所に係船され、一般に公開され、2006年からは元の持ち主である日本郵船に管理される事となり、同社は『氷川丸』の修繕に10億の巨費を投じて現在に至ります。
横浜市有形指定文化財に指定され下記リンクの内容で公開されています。
日本郵船『氷川丸』ホームページ

こちらがキット内容。船体他プラモデルパーツの他に『氷川丸』の船体図ポスターも入っています。
横浜に係船されている姿から想像できる喫水線下(水に浸かった見えない部分)も継ぎ合わせた板の接合面まで細かく再現されており、仕上がる作品には高級感が漂います。
現代の最新の金型技術で作り上げられたプラモデルキットはいかに実物に近いものに仕上がるかが勝負どころですが、このキットもまた素晴らしい出来栄えです。

前述の南極観測船『宗谷』よりも歳を重ねた、『氷川丸』は81歳」まだまだ、横浜の海で人々のの思いに刻まれ続けています。その『氷川丸』をパーツを組み立てながら彼女(氷川丸)が歩んだ時代の流れに思いを寄せるのも一つの時間の使い方かもしれませんね。
『氷川丸』を運行した日本郵船では現在、客船部門(郵船クルーズ)で『飛鳥Ⅱ』という豪華クルーズ客船を運航していますが、『氷川丸』当時からの伝統を受け継いだサービスで各クルーズ満室の人気ぶりです。
その『飛鳥Ⅱ』には現在も『氷川丸』当時と同じ「二引の旗」(日本郵船の社旗)がはためいています。
これから冬に向かい家の中で過ごす時間も増えますが、そんな季節に、この『氷川丸』キット・・オススメです。
1/350 ハセガワ 日本郵船 『氷川丸』 定価¥10,290
手すり・木甲板他、アフターパーツも揃っています。
1/350スケールでは大きすぎるという方には・・

1/700 ハセガワ 日本郵船 『氷川丸』 定価¥1,260 も発売中です。
今日は、先月末発売の、『氷川丸』プラモデルキット紹介から、氷川丸の生い立ちについてちょっと書いてみました。
『氷川丸』・・総トン数11,622トン 全長163.3m 最高速力18.2ノット
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
現在横浜港山下埠頭に保存展示されている客船、『氷川丸』の新発売プラモデルキットとあわせてその経歴をお話してみます。
紹介キットは、先月末ハセガワから発売された1/350スケール『氷川丸』の組み立てキットです。
従来から発売されていた1/700キットはその小さなスケールだけに細部のつくりはもとより洋上模型のため喫水線下の作りこみはされていなかった点から、サイズ、細かい作りこみともに、机の上で組み立てるには、ボリュームもそこそこで大きすぎもしない、まさにお手ごろの満足サイズになりました。後付アフターパーツを組み込むと、これもまたミュージアムクオリティー(博物館展示品質)の作品に仕上がります。
さて、模型の宣伝は置いておいて、話を実際の『氷川丸』に戻してみましょう。
先月、奇跡の船、としてドラマ『南極大陸』でおなじみの南極観測船『宗谷』についてお話しましたが、この客船『氷川丸』もまた太平洋戦争を奇跡的に生き残った客船として、強運に恵まれた船といっても良いでしょう。

客船『氷川丸』は1930年、日本郵船が日本とシアトル(アメリカ西海岸)を結ぶ航路を担う客船として運行を始めた、長距離客船です。
処女航海は1930年5月まだ第二次大戦にむかう前で、友好的だった両国、最初の航海で『氷川丸』がシアトルに入港した際には多くの市民に盛大に歓迎され、3万人がこの船に見学に訪れたそうです。
船の大きさもさることながら豪華さなどもは世界の有名どころの豪華客船に比べればさほど際立った性能を持ち合わせた船ではありませんでしたが、タイタニック事故以来、しきりに叫ばれるようになった安全基準も水密区画構造を取り入れた安全面で優れた船でした。
一言で言うと二流の船ではありましたが、この船は特に外国人に密かな支持を得ていました。
その理由の一つが船内でのサービス。初代の船長・秋吉七郎が船内スタッフに強いた厳格な船内規律は、後に『軍艦氷川』と称されるほどで、徹底した作法で、船客をもてなしました。
船内の装飾に、アールデコ様式を取り入れた船内は落ち着きがあり、そこに日本流のサービスが取り入れられた事により、日本を訪れた外国人は帰りには必ず『氷川丸』を選ぶ、という旅のスタイルもできていたようです。
あのチャーリー・チャップリンも来日後の帰路でこの船を選んだ事も大変有名です。
この間、数々の有名人を乗せて太平洋を横断しました。

1941年太平洋戦争の暗雲が立ち込めはじめ、『氷川丸』のシアトル航路は閉鎖、開戦目前引き揚げ船として、在日アメリカ人を祖国に届け帰りに在米日本人を引き揚げさせました。
休むまもなくその年の秋には海軍に病院船として徴用され、南太平洋の戦争海域へ派遣されました。
病院船への改造で白く塗られた船体に赤十字のマークが入れられ、夜はそれらが電飾で鮮やかに輝くという姿に。
戦時に意外なこの美しさから、この姿の『氷川丸』は兵士達から『白鳥』と呼ばれていたそうです。
大型商船が戦禍を被って次々と沈んでいく中、傷病者の保護のみを目的とした病院船は、ジュネーブ条約で保護されていたため、取り決めで敵に攻撃されることはありませんでした。しかし機雷などの漂流する兵器との接触は避ける事はできず、病院船でさえ多くが沈没し時には多くの犠牲者を出しました。
『氷川丸』も例外なく機雷に触雷したのでした。しかし三度の触雷にも関われず、奇跡的に沈没を免れ終戦を迎えたのです。
1945年終戦を迎えた氷川丸は、すぐに復員船として戦地から本土へと戦地で耐え忍んだ多くの復員兵に祖国の地を踏ませたのでした。
1947年からは、北海道航路に就航 横浜 - 室蘭 - 大阪間の戦争を生き残った数少ない商船として物資・旅客輸送に貢献しました。
1949年からは不定期の外国航路に、1951年にはもとのシアトル航路に復帰、航空輸送が一般化する1960年まで貨客船として日米間の重要な輸送力として活躍しました。
その後現在の場所に係船され、一般に公開され、2006年からは元の持ち主である日本郵船に管理される事となり、同社は『氷川丸』の修繕に10億の巨費を投じて現在に至ります。
横浜市有形指定文化財に指定され下記リンクの内容で公開されています。
日本郵船『氷川丸』ホームページ


こちらがキット内容。船体他プラモデルパーツの他に『氷川丸』の船体図ポスターも入っています。
横浜に係船されている姿から想像できる喫水線下(水に浸かった見えない部分)も継ぎ合わせた板の接合面まで細かく再現されており、仕上がる作品には高級感が漂います。
現代の最新の金型技術で作り上げられたプラモデルキットはいかに実物に近いものに仕上がるかが勝負どころですが、このキットもまた素晴らしい出来栄えです。

前述の南極観測船『宗谷』よりも歳を重ねた、『氷川丸』は81歳」まだまだ、横浜の海で人々のの思いに刻まれ続けています。その『氷川丸』をパーツを組み立てながら彼女(氷川丸)が歩んだ時代の流れに思いを寄せるのも一つの時間の使い方かもしれませんね。
『氷川丸』を運行した日本郵船では現在、客船部門(郵船クルーズ)で『飛鳥Ⅱ』という豪華クルーズ客船を運航していますが、『氷川丸』当時からの伝統を受け継いだサービスで各クルーズ満室の人気ぶりです。
その『飛鳥Ⅱ』には現在も『氷川丸』当時と同じ「二引の旗」(日本郵船の社旗)がはためいています。
これから冬に向かい家の中で過ごす時間も増えますが、そんな季節に、この『氷川丸』キット・・オススメです。
1/350 ハセガワ 日本郵船 『氷川丸』 定価¥10,290
手すり・木甲板他、アフターパーツも揃っています。
1/350スケールでは大きすぎるという方には・・

1/700 ハセガワ 日本郵船 『氷川丸』 定価¥1,260 も発売中です。
今日は、先月末発売の、『氷川丸』プラモデルキット紹介から、氷川丸の生い立ちについてちょっと書いてみました。
『氷川丸』・・総トン数11,622トン 全長163.3m 最高速力18.2ノット
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475

2011年11月3日(木)
ハワイアンキルトバック
雑貨×502

11月に入りましたが、暖かい陽気で今日もお出かけ日和ですね!
本日入荷した商品は、当店初入荷のハワイアンキルトバックです。
パンの木のモチーフをあしらったこのデザインは
『成長』、『家族繁栄』、『食に困らない』、『豊かになる』等の意味があります。
ハワイアンキルトでは多くの方が出産のお祝いで作られるモチーフでもあるようです。

こちらのバックは、ハワイアンキルトのカリスマと呼ばれる、『ナラニ・ゴード・デザイン』のキルトコレクションです。
ハワイに古くから伝わる伝統のデザインを施し、熟練の職人により手縫いで仕上げられた逸品です。
丁寧な仕上がりの大小様々なステッチから、一品一品手縫いの温かさが感じられる贅沢な逸品です。
ちょっとした買い物やお弁当入れ等さまざまなシーンに活用できる便利なミニトートです。
開口部はマグネットにて、内側口部分はひもで締められるようになっています。
お財布や携帯が入る内ポケット2個付き。
サイズは 約25cm×25cm×12cm
大特価! 定価¥7,980のところ→¥5,800です。
こちらは、ガーゼはんかちです。
同じく、『ナラニ・ゴード』のデザインをベースに手染めで仕上げられた商品です。
他のプリント商品にはない手染めの風合いとカラーリングが特徴的な柔らかい手触りのハンカチです。
この染色は『注染』と言う明治時代に出来た技法で、現代のプリント仕上げの物とは異なり、繰り返し使用、洗濯することで色や生地に風合いが増していきます。
職人の手作業による1枚ずつ微妙に違う和と洋が入り混じった
『工芸品』をお楽しみ下さい。
デリケートな肌の赤ちゃんに使ってあげたいガーゼはんかちですね。
サイズ 約32cm×32cm
お値段 ¥630
色は、オレンジ、グリーン、ブルーの3色です。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475
本日入荷した商品は、当店初入荷のハワイアンキルトバックです。
パンの木のモチーフをあしらったこのデザインは
『成長』、『家族繁栄』、『食に困らない』、『豊かになる』等の意味があります。
ハワイアンキルトでは多くの方が出産のお祝いで作られるモチーフでもあるようです。

こちらのバックは、ハワイアンキルトのカリスマと呼ばれる、『ナラニ・ゴード・デザイン』のキルトコレクションです。
ハワイに古くから伝わる伝統のデザインを施し、熟練の職人により手縫いで仕上げられた逸品です。
丁寧な仕上がりの大小様々なステッチから、一品一品手縫いの温かさが感じられる贅沢な逸品です。
ちょっとした買い物やお弁当入れ等さまざまなシーンに活用できる便利なミニトートです。
開口部はマグネットにて、内側口部分はひもで締められるようになっています。
お財布や携帯が入る内ポケット2個付き。
サイズは 約25cm×25cm×12cm
大特価! 定価¥7,980のところ→¥5,800です。

同じく、『ナラニ・ゴード』のデザインをベースに手染めで仕上げられた商品です。
他のプリント商品にはない手染めの風合いとカラーリングが特徴的な柔らかい手触りのハンカチです。
この染色は『注染』と言う明治時代に出来た技法で、現代のプリント仕上げの物とは異なり、繰り返し使用、洗濯することで色や生地に風合いが増していきます。
職人の手作業による1枚ずつ微妙に違う和と洋が入り混じった
『工芸品』をお楽しみ下さい。
デリケートな肌の赤ちゃんに使ってあげたいガーゼはんかちですね。
サイズ 約32cm×32cm
お値段 ¥630
色は、オレンジ、グリーン、ブルーの3色です。
船の模型と海雑貨・・STAR SHIP MODELS
店舗情報はこちら→http://www.obnv.com/interior/475


