2009620(土)

25年目のリ・ガーデン


25年目のリ・ガーデン

築後25年を経過して、生活スタイルの変化から不在時の愛犬の安全な遊び場と管理の楽なお庭へのリフォームです。

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主庭は築山を削り不要な樹木を整理して必要最小限とし、防草シートと火山礫でカバーしました。中には思い入れのある樹木もありますので、取扱には注意を要します。
手前に見えるテラスは、施主様の所持品の枕木をデザインしたものです。敷き方ひとつで見栄えが変わります。
弧を描く煉瓦アプローチがメインテラスへと導きます。

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メインテラス脇にはピンコロ縁石の花壇も備えます。

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朽ちて所々穴の空いたウッデデッキですが、25年経っているとお聞きして、当時の丁寧な仕事に関心しきりです。
今回、このウッドデッキは愛犬のために大変貌しました。
床の高さを上げる事で、居間からの出入りが楽になり同時に床下の使用できなかった物入れスペースが活用できるようになりました。
床材は樹脂製を採用して清掃が格段に楽になりました。
冬期間の利用も考慮して南面フェンスが全開するようにして排雪に考慮したデザインになっています。

大変に施主様に喜ばれた現場です。



SMILE GARDEN
設計:タカダ ヒロキ
担当:赤池 博臣
帯広市



2009530(土)

エントランス脇のアートスペース


エントランス脇のアートスペース

硝子ブロックで仕切られた玄関アプローチ脇の小スペースをアートしてみました。

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中央の陶芸作品は有名な師魯久窯の坂田雅義氏の作品です。
釉薬(ゆうやく)を掛けないで焼く「焼締め」の素朴な質感が素敵です。


提案図の一部です。
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こちらではなかなか出会えない機会に恵まれ、多くの人の協力で完成する事ができたのだと思います。

お陰様で多くの事を学ぶ事ができました。

感謝。



SMILE GARDEN
設計:タカダ ヒロキ
担当:タカダ ヒロキ
帯広市



2009529(金)

小さな室内の庭


小さな室内の庭

階段の下のスペースに魅せる室内庭園を創ったのです。

中央の石材の彫刻による「ふくろう」は施主様がお持ちだったのでそこからイメージを膨らませたプランになりました。


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摺り硝子の背景で柔らかな光が朝霧っぽかったので、最小限の自然木(名月楓)で林を表現しました。床面に不定形の黒御影石の磨きを配して水面をイメージ。ふくろうや木立の写り込みを意識してみました。
下の方の三本のウェーブした石材は水面を吹き抜ける風をイメージしています。
周囲は白砂で波紋を表現しようとしましたが、黒那智の玉石を敷き詰めた事で締まりのある空間に仕上がりました。


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上からの眺めです。



お気に入りです。



SMILE GARDEN
設計:タカダ ヒロキ
担当:タカダ ヒロキ
帯広市



200951(金)

親子で語らう「場所」がある庭


親子で語らう「場所」がある庭

たき火をしながら親子で語らえる庭の提案です。
何万年も前から人類が口承で物語りを語り繋いできた本来あるべき形に夢を馳せます。

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メインテラスから小舗石のラインでつながるファイヤーサイド。火を直に眺める機会が減っている現代に重要な役割を果たしてくれそうな予感がします。

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メインテラス。直径約3.5mのサークルストーンを小舗石が四重に巻いています。その一本がファイヤーサイドとを繋ぐデザインになっています。

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アウドドア派のご家族のためのテントなどを干すための物干しです。
普段は子供達のための鉄棒として使用されます。

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イチ押しのウッドファイバー舗装です。
この適度な弾力と素材感は抜群です。

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もうすぐ端午の節句ですね。
これも最近減ってきた鯉のぼりですが、元気にたなびく姿はイイものですね。無くなって欲しくない風習です。


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SMILE GARDEN
設計:タカダ ヒロキ
担当:吉田 尚
士幌町


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2009430(木)

あるがままに


あるがままに

大好きな[自然林]に分け入ると、色々な事をそこから学び取る事ができます。

人が手を加えたり植林などで人為が介入してしまうと自然林というカテゴリーからははずれてしまいますが、ここ十勝でもまったく人為の影響を受けていない林は珍しく、皆無と言ってもいいかもしれませんが、比較的それらの影響が見られない「営農地残置林」と「段丘林」「河畔林」についてお話しします。


ここ十勝は文字通り「農業・酪農王国」として全国に知られています。
先人は、非常に苦労して一面カシワやハルニレの生い茂る大地を開墾して広大な耕作地としました。
比較的平坦な十勝平野ですが、自然の地形そのままに耕作地にする事で、排水性の良い良質な畑を手に入れました。
そんな中で湿地や河畔などは耕作には適さないためにそのままの形で残されました。それが[営農地残置林]です。期せずして手付かずの自然が残される事になりました。
湧き水や流れが連続した帯に、各々まとまった大きさの湿性林をつなぐ形で残されました。


河川にまだ堤防と呼ばれるものが無かった頃、川の流れは大雨の度に自由に暴れてその流路を変えて上流から肥沃な土砂を下流へと運びました。その範囲は数キロに及び土砂が流される事で河床はどんどん低くなっていきます。
そうして河川の暴れる幅に沿って段丘と呼ばれる丘ができました。やがてその削られた崖部分に植生が成立して[段丘林]が生まれました。本来湿性林のために利用価値が無くそのまま後生に残される事になりました。


[河畔林]は文字通り、河川沿いに植生する林の事ですが、上記のように川は洪水の度に暴れ、その流れを変えてきたわけですから、成立しては消失するを繰り返して今に至っているわけです。しかし、上流にダムができて、河岸は護岸で守られ、幅は堤防で決められる中で、かつての氾濫原はなくなりつつあります。
こうして河畔林が安定した基盤になると、かつて洪水の度に更新を繰り返してきたサイクルが変化する事になるために、本来の姿ではなくなる可能性を秘めている事になります。
十勝の河畔林を代表する種類のひとつであるケショウヤナギは、氾濫原に依存して生き残った代表種ですから今後どのような経緯をたどる事になるのかは注視しなければならないと感じています。


このような自然林である[河畔林][段丘林][営農地残置林]が山地森林と連続する事により、動植物の移動・生息・活動の拠点やルートとして、また、育み還る場所として十勝の生態系や豊かな環境の骨格として機能してきた事は推して知る事実だと思います。


その自然林の中に踏み行った事があるでしょうか。


自然林には当然危険も伴いますので服装や意識としての注意が不可欠である事を記しておきますが、その中に身を置く事で自身の精神や知覚、感情に変化が起きる事もそうですが、その圧倒的な自然度に圧倒される事が多くあります。


いつもいつも感じる事があります。
「あるがままにそこにある」という当たり前の事に改めて気づかされる事です。
すべては理にかなってそこに在る。
逆らえばそれは死を意味する。
枯れ枝を見て庭木などで行う剪定の意味を知る事ができます。
枝の流れを見て植栽の目的に沿った植え方を学ぶ事ができます。
清楚で可憐で派手さのない野草の佇まいはそこに在る意味を教えてくれます。
昆虫の居る場所を風の通り方で感じられます。
その樹木本来のにおいに気づく瞬間がたまりません。
踏みしめる足の感触でその土地の豊かさがわかります。
木の葉のざわめきにこの林の個性が聴こえてきます。

ここにあるすべてに無駄な物など一つもないと気づかされます。そしてそれは事実です。

何気なくて美しい。
地味だけど美しい。
危険だけど美しい。

人として あるがままにありたいと思う。
だけどそれは なかなか難しいのだとも思う。

そこから学ぶべき事は 限り無いのだと思いつつも
少しでも近づけたらとも思う。



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庭十勝 niwatokachi
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