2010年11月21日(日)
あるクマリーマンの生活・第3話「ドーナッてんのイコロ君!」
妄想劇場×6

~前回までのあらすじ~
やっと一週間が終わった金曜日、キロル課長代理補佐に
夜メシでらーめんに誘われた期待の2年目社員・北極イコロ君。
しかし…

体脂肪を気にして断ります。
イコロ君にフラれてしまったキロル課長代理補佐は
チョッとさみしく東京タワーを眺めながら
イコロ君のいう「ウォーキング」とやらが気になります。

「ウォーキングってそんなにいいことがあるのかなぁ~」
「ちょっとイコロ君に聞いてみるか。確かこっちの方に行ったような…」
そうしてイコロ君の後を追いかけることにした
キロル課長代理補佐が見たものとは……?!

「東京タワーまでって、近いようで結構歩くんだよなあ」
キロル課長代理補佐のラーメンを断って、歩き始めたイコロ君。
いつも使う地下鉄の駅とは逆方向です。
イコロ君、会社から東京タワーの横を歩いて御成門へ抜け、
そのまま浜松町を横目に新橋まで行くのが、いつもの金曜日の
ウォーキングコース。
電車の運賃をケチるためにではありません。
この前の健康診断で体脂肪率が上がってしまいショックを受けて
毎日は無理だけど、週に一度何駅か歩いて帰ることにしたのです。
駅へ向かう人の波とは逆に進み、
東京タワーのふもとまでやってきました。
東京銀河ステーションだよ
「実は、まだ1回も上ったこと無いんだよね」
「東京タワーっていうと、"ぼく地球"を思い出すなぁ」
イコロ君は、お姉さんがいるので少女漫画も読みます。
そういうギャップも女子(クマ)に人気です。
さて、いつもならこのまま新橋まで歩くイコロ君ですが、
今日はチョッと悩み中。
毎週金曜日、どこまで歩くのか…実はその行き先に
密かな楽しみがあることを、まだ誰も知りません。
「むふふ、今日はまだ開いてるかな♪」
新橋駅を通り過ぎ、銀座7丁目からそのまままっすぐ
外堀通りを有楽町方面へ向かいます。
そして目的地へたどり着いたイコロ君。
ワァーーーーイ
「間に合った~♪」
やってきたのはドーナツ屋さん。
糖衣がけしたシンプルなドーナツが人気のこのお店、
何年か前にはじめて出来たときには
会社帰りに2時間並んで買ったイコロ君です。
「久しぶりにこれが食べたかったんだよね!」
「いらっしゃいませ」

「お決まりでしたらお伺いしますよ」
「あぁ~どれも美味しそうで悩んじゃいますね…」
「今でしたら、この期間限定のパンプキンがお勧めですよ」
「うっ、期間限定という言葉には弱い…けど…」
う~~ん…
1番美味しいのはアレ、と決まっている。
しかし、期間限定も気になる。
一緒に2個買うか悩んでしまいます。
そこへ…

「ボクはこれがいいなあ~」
「えっ!キロル課長(補佐代理)??」
「いらっしゃいませ~」

「課長、どうしてここへ???」
「イコロ君のいう、ウォーキングが、気になって、ねぇ…」
「えぇ~あそこからついてきてたんですか?」
「いやぁ、でも君ちょっと、歩きすぎ、じゃないか?」
ハァハァ息切れしているキロル課長補佐代理。
「毎日じゃないし、このくらい。なんてこと無いですよ」
「それはそうと、ひどいじゃないか。ラーメンを断って
一人でこっそりドーナツかい?」
「課長がドーナツ好きとは知らなかったです」
ボクは何でも食べるよ~!
「いや、種無しなら好きなんだよ…ブドウは…できれば…」
「そんな贅沢知りませんよ。箱入りの巨峰ですよ?」
「ご注文は、お決まりですか?」
あっ…( ̄▽ ̄;)
「えっと、えっと…」
「悩んでるの、全部買ったらいいじゃないか?」
「そんなことしたら、カロリーオーバーですよ」
「半分こにすれば、カロリーも半分で、2倍食べれるよ?」
「………なるほど」
解決~
「じゃあ、このオリジナル・グレーズドと…パンプキン下さい」
「えっ、ボクのオールドファッション・チョコレートは!?」
「2個って言ったでしょ」
「えぇ~あんだけ歩いたら2個も3個もおんなじだよ~?」
「ボクと毎日歩きますか?」
「ウォーキングって、つらいね…」
そんなわけで、イコロ君、金曜日の楽しみは
ウォーキングの後のご褒美のスイーツなのでした。
果たして、ウォーキングがメインなのか、甘いものがメインなのか?
イコロ君の甘いもの好きを知ったキロル課長(補佐代理)。
今度は、スイーツの引き出しを増やさないといけませんね。
お買い上げ有難うございました。
次回は、部長の特命を受けた
イコロ君とキロル課長補佐代理が走ります。
次回予告
乞うご期待?
北海道旅行の記憶が薄れて来る前に、帯広2日目入ります。
やっと一週間が終わった金曜日、キロル課長代理補佐に
夜メシでらーめんに誘われた期待の2年目社員・北極イコロ君。
しかし…

体脂肪を気にして断ります。
イコロ君にフラれてしまったキロル課長代理補佐は
チョッとさみしく東京タワーを眺めながら
イコロ君のいう「ウォーキング」とやらが気になります。

「ウォーキングってそんなにいいことがあるのかなぁ~」
「ちょっとイコロ君に聞いてみるか。確かこっちの方に行ったような…」
そうしてイコロ君の後を追いかけることにした
キロル課長代理補佐が見たものとは……?!
あるクマリーマンの生活
~北極イコロ君とキロル課長代理補佐の愉快な日々~
第3話「ドーナッてんのイコロ君!」
~北極イコロ君とキロル課長代理補佐の愉快な日々~
第3話「ドーナッてんのイコロ君!」

「東京タワーまでって、近いようで結構歩くんだよなあ」
キロル課長代理補佐のラーメンを断って、歩き始めたイコロ君。
いつも使う地下鉄の駅とは逆方向です。
イコロ君、会社から東京タワーの横を歩いて御成門へ抜け、
そのまま浜松町を横目に新橋まで行くのが、いつもの金曜日の
ウォーキングコース。
電車の運賃をケチるためにではありません。
この前の健康診断で体脂肪率が上がってしまいショックを受けて
毎日は無理だけど、週に一度何駅か歩いて帰ることにしたのです。
駅へ向かう人の波とは逆に進み、
東京タワーのふもとまでやってきました。

「実は、まだ1回も上ったこと無いんだよね」
「東京タワーっていうと、"ぼく地球"を思い出すなぁ」
イコロ君は、お姉さんがいるので少女漫画も読みます。
そういうギャップも女子(クマ)に人気です。
さて、いつもならこのまま新橋まで歩くイコロ君ですが、
今日はチョッと悩み中。
毎週金曜日、どこまで歩くのか…実はその行き先に
密かな楽しみがあることを、まだ誰も知りません。
「むふふ、今日はまだ開いてるかな♪」
新橋駅を通り過ぎ、銀座7丁目からそのまままっすぐ
外堀通りを有楽町方面へ向かいます。
そして目的地へたどり着いたイコロ君。

「間に合った~♪」
やってきたのはドーナツ屋さん。
糖衣がけしたシンプルなドーナツが人気のこのお店、
何年か前にはじめて出来たときには
会社帰りに2時間並んで買ったイコロ君です。
「久しぶりにこれが食べたかったんだよね!」
「いらっしゃいませ」

「お決まりでしたらお伺いしますよ」
「あぁ~どれも美味しそうで悩んじゃいますね…」
「今でしたら、この期間限定のパンプキンがお勧めですよ」
「うっ、期間限定という言葉には弱い…けど…」

1番美味しいのはアレ、と決まっている。
しかし、期間限定も気になる。
一緒に2個買うか悩んでしまいます。
そこへ…

「ボクはこれがいいなあ~」
「えっ!キロル課長(補佐代理)??」
「いらっしゃいませ~」

「課長、どうしてここへ???」
「イコロ君のいう、ウォーキングが、気になって、ねぇ…」
「えぇ~あそこからついてきてたんですか?」
「いやぁ、でも君ちょっと、歩きすぎ、じゃないか?」
ハァハァ息切れしているキロル課長補佐代理。
「毎日じゃないし、このくらい。なんてこと無いですよ」
「それはそうと、ひどいじゃないか。ラーメンを断って
一人でこっそりドーナツかい?」
「課長がドーナツ好きとは知らなかったです」

「いや、種無しなら好きなんだよ…ブドウは…できれば…」
「そんな贅沢知りませんよ。箱入りの巨峰ですよ?」


「えっと、えっと…」
「悩んでるの、全部買ったらいいじゃないか?」
「そんなことしたら、カロリーオーバーですよ」
「半分こにすれば、カロリーも半分で、2倍食べれるよ?」
「………なるほど」

「じゃあ、このオリジナル・グレーズドと…パンプキン下さい」
「えっ、ボクのオールドファッション・チョコレートは!?」
「2個って言ったでしょ」
「えぇ~あんだけ歩いたら2個も3個もおんなじだよ~?」
「ボクと毎日歩きますか?」
「ウォーキングって、つらいね…」
そんなわけで、イコロ君、金曜日の楽しみは
ウォーキングの後のご褒美のスイーツなのでした。
果たして、ウォーキングがメインなのか、甘いものがメインなのか?
イコロ君の甘いもの好きを知ったキロル課長(補佐代理)。
今度は、スイーツの引き出しを増やさないといけませんね。

次回は、部長の特命を受けた
イコロ君とキロル課長補佐代理が走ります。

乞うご期待?
北海道旅行の記憶が薄れて来る前に、帯広2日目入ります。
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