ある雨上がりの朝、何となく帯廣神社に行きたくなり、
ひんやりと肌寒い中5円玉握りしめて立ち寄りました。

境内の中は2~3名の方しかおらず、国道の喧騒も消えて
風と雨上がりを喜ぶ鳥たちの声だけが聞こえてきました。

いつものことながらここへ来ると心が静まり、背筋がしゃんとするような
心地いい気分になります。
のんびりと境内の中の木や塀を見渡してみると、何やら光るものが。





近寄ってみると・・・






ウサギでした。
全く知りませんでした、こんなところにウサギがいたなんて。
神社とはどんな関係があるのかな、と思い調べてみると下記のような情報が出てきました。



まず十二支の中で東の方位に当たるのが「卯」だから
東門にうさぎがいるとのこと。
金ぴかの飾り金具でした。


そしてもうひとつは日本神話の「因幡の白兎」で縁を結んだとして
兎神とされているようです。
これ、さらに調べてみると長いストーリーがありました。
簡単にまとめると、道端でけがをしてうずくまっていたウサギが
先を歩いていた兄者たちに意地悪をされて弱っていたところ、
それを不憫に思った大国主命(おおくにぬしのみこと)が親切にしてあげ、
感謝したウサギが兄者たちが狙っていた八神上売(やがみひめ)との縁を取り持ってあげたというお話が出てきました。



気になる方はぜひ検索してみてください♪
帯廣神社がより身近に感じられますよ。


明日はその帯廣神社で今年上半期の穢れを払う「夏越のお大祓い」が
行われるそうです。
14年目となるこの儀式、私も参拝がてら寄ってみようと思います。




以上今日はお庭の話から離れ、私の好きな神社についてお話しさせていただきました。

今回お手伝いさせていただいたお庭は帯広市内。

以前の家主さんが作られていたお庭が荒れてきていたのと、
生垣や菜園が欲しいというご要望を受け手掛けさえていただきました。



ビフォーアフター形式でご紹介していきます。



まず前庭のビフォー。
こぶしや桜、梅がいびつな格好で伸び放題でした。





前庭アフターです。
石積みと生垣でプライベート感がぐっと増しました。






カーポート側から見たビフォー。




アフター。
つつじをたくさん植え、お花も入り、その中には菜園もあります。





手前角のビフォー。
ブロックが傾き、地中には大きな根が埋まっていました。




手前角アフター。
傾いていたブロックだけ取り除き、親方のアイデアで枕木と石の門柱ができました。
その裏にはヒバコンパクタが並んでいます。








お庭のパーツができていくたびに施主様の喜びや変化が伝わってきて
私達もとっても嬉しかったです。
植物も人も生き生きとのんびりと過ごせるお庭になりました。
これからお野菜が出来上がってくるのも楽しみですね。

ありがとうございました!

6月のはじめ、十勝が日本で一番暑かったころ親方と愛知県へ行ってまいりました。

目的は石積み講習。

親方からも学んでいましたが、実際に親方が受けた講習を自分の目で見て体験したいと思い、
方々に色々と無理をお願いして行ってきました。



結論から申し上げますと・・・
1日半でトップ画像の石塀が立ち上がりました!!
上に乗っても崩れませんでしたよ。






講習が行われたのは岡崎市にある貿易会社”欧州建材”さん。
イギリスの石やアンティーク、レンガを輸入されています。





講師は神谷造園の神谷さん。
全国を飛び回る売れっ子石積み職人です。
親方の師匠でもある神谷さん。
直に石の積み方、考え方を聞けてとても勉強になりました。








基礎石(ファウンデーション)ができたところ。
互いの石ができるだけ「咬む」ように据えていきます。







1日目は午後からだったのでここまで。
自分のイメージとはかけ離れた仕上がりにがっくしでした。








2日目。
とにかく積む・・・積む・・・積む!
4人1組のため、高さの調整や石の大きさなど相談しながら積んでいきます。
遅れを取らないように、邪魔にならないように。。。









夕方4時。
何とか最後までいきました。
神谷師匠からイギリスの試験ばりのチェックが入りました。
細かいところはまだまだながらお褒め頂いてちょっとホッ。

恒例の自分の積んだ塀に乗って写真を撮る!
やっぱり嬉しかったです。
そしてあっという間で寂しくもなりました。





全国から集まった石積みに興味のある庭を生業とする人たちに出会えて
とてもいい刺激をもらいました。
これで得た経験をこれからのお庭造りに大いに活かしていきたいと思います。









最終日はちょっぴり観光。
親方おススメの熱田神宮にお参りしてきました。
大きなクスノキ。見事でした!!

春になったな～と思っていたら、何だか朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。
花苗を植えようと張り切っていたのに大慌てでパオパオ(ふんわりとした白い不織布です)をかけました。



さて先日お世話になっている川西園芸さんの看板を設置させていただきました。制作から設置まで全て自分たちでできるのは私たちの強みかもしれません。



風で倒れないようしっかりと掘りこみます。
この時は80㎝掘りました。






吊り上げました。
柱の下半分は劣化防止のため表面を焦がしてから着色したため黒くなっています。





柱と柱は振れ留めといって広がっていかないように埋め込む高さで板で留めています。






設置完了です。





材料は中野製作所さんからいただき、親方が1から考えて作ってくれました。
枕木サイズの太い柱が重厚感を出しています。


デザインはくりくりパーマ。
手書き感溢れる感じですが、トマトやナスを入れて川西さんらしく仕上げてみました。



川西園芸さん、仲のいいご夫婦がのんびりと野菜・花の苗を販売されています。
くりくりパーマも冬の間お手伝いさせていただきました。
とっても生き生きとしたいい苗ばかりでおススメです!


ホームセンターもいろんな花がありますが、プラスアルファお花のこともいろいろ教えてくれる川西さんは初心者の方にもぴったりです。
ぜひ一度訪ねてみてください♪



川西園芸
帯広市西21条北2丁目
0155-37-2678

今日から二十四節季では「穀雨」
春雨が百穀を潤すことから名づけられたそうです。
南の地方ではトンボが飛び始め、冬服やストーブともお別れになる季節でもあるとのこと。


そんな4月20日。
北海道十勝地方では23度まで上がりました。
水遊びできちゃいそうなくらいの暑さです。




昨日と今日は石積みのお仕事でした。
いつもいろーんなことをお勉強させてくださっているスマイルガーデンさんからご依頼いただきました。


曽根もちょっとだけお手伝い。
今年最初のお庭のお仕事です。
暑さでくらくら・・・炭酸が身に沁みます。






<Before>

元々積んであった芽登石の土留めが長年の土圧で崩れたりしてしまっていたそうで、今回は親方が積みなおすことになりました。
以前は石を横にして積んでいたようです。






親方が今回行ったのは「野面(のづら)積み」という積み方。
大胆に大きい石と小さい石をリズミカルに積んでいきます。
根石はなるべく動かさず、直しながら雰囲気も同時に変えていきました。


<After>


比べてみると石に動きが出たのがわかりますでしょうか。
芽登石は町中にあるので見慣れていたのですが、改めて可愛い石だな～と思うようになりました。
これに苔がついたり間から植物が生えるとより一層素敵になります!





私は今回は裏に込める石を作るため大きい石を砕いたり(ハンマーの練習です)、
土をしっかりと安定させるためひたすらに力を込めて突いたり、腕と腰をフル稼働。

久々なのもあって既にキーボードを打つ指が震えています。。。



この夏も　太くなるかな　上腕二頭筋　　　(字余り)






週末は我が家の落ち葉清掃と動物園の落ち葉清掃です。
楽しんできまーす!