庭縁記(0)
2015年9月27日(日)
生きる
2015年9月26日(土)
転圧曜日
2015年9月24日(木)
準備万端
2015年9月23日(水)
空の青







シルバーウイーク最終日。
いい天気でした。
「ジョセフ・ブルチャック(アベナキ族)の言葉」
あなたがもしものごとを輪として、循環として見るなら、そしてご自分の子どもたちのことを心配しているなら、それがすなわち、あなたが常識にもとづいて行動し始めたということである。
おそらく何千年もの間試行錯誤をくり返した結果、あなたはどうするのが正しいかを学ぶ。先住民族のある長老の言葉を借りる。
あなたは未来の七世代に思いを馳せることを通じて、生きる方法を学ぶのである。
あなたは個人として、また民族や国民のひとりとして、自分にこう問いかける。
自分のとる行動がこれから生まれ育つ七世代にどんな影響を与えるかって?そんなことがありうるのか、考えられるのだろうか、と。
四年ごとに選ばれる大統領とか、毎年の国家予算など、地球や人間の健康という問題から見れば、意味のない人工的な代物などのことはあなたは考えないはずである。
あなたはこう問うのではないか。
もしこの木を切ってしまって鳥が巣を作れなくなるとすれば、いったいどうしたらよいのだろうか、と。
もし自分が子鹿を育てている雌鹿を殺したら、けものたちが新しい世代を世に送りだせなくなったとしたら、いったいどうなるのか。
もし自分がこの川の流れを変えたり、ダムを作ったりしたら、魚やけものや木は水を奪われてしまうが、そうしたらどうなるのか。
もし自分がけものたち全部を獲物袋に入れてしまったら、いったい何がおこるのだろうか。
季節の循環が何度かくり返されたあとで、あなたは教訓物語の形で、まちがった行動がとられたら何がおこるかを説明する。
あなたが思いだしたように、あなたの孫も物語を思いだすだろう。
いまでも北アメリカの先住民族はこうした教訓物語を何千も語り継いでいる。
全世界がこれらの物語に耳を傾けるときが来たのだ。
ものごとすべてを輪として見よう。
輪は生きる方法のことである。
つねに未来の七世代のことを考えて生きることである。
たえずこう問いつづけることである。
自分の行動は自分の子どもの子ども、そのまた子どもにどんな影響を及ぼすのか。
これは、私が何度もくり返し聞かされた教えである。
私はこの教えをあなたに伝える。
私が「受けついだ血」にはヨーロッパ人の血も混じっている。
だが、私が受けた教えのうちで最も良き教え、最も学ぶこと多かった教えは、この先住民族の土地から生まれた教えである。
私のように卑しく哀れな人間でも、古代から受けつがれてきた教えから学ぶことはできるし、他の人たちの生命や生活に触れるようなことを話せるのだから、どんな人間も、先住・非先住の区別なく、耳を傾け、学ぶことができるはずだ。
そう信じているから、私は地球に生きるすべての人びとのために、こうしてあなたといっしょに、古代からの教えを分かちあっているのである。
「先住民族 - 地球環境の危機を語る」
インター・プレス・サービス編 清水和久訳 より

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