2021年8月16日(月)
庭縁記 2021.08.15
庭縁記×1152
テラスガーデンの作業状況から完成までです。
掘削から始まります。
ここは現場条件が特殊で道路を使用しての作業が困難だったため、特別な作業方法で進めました。
隣地敷地のフェンス越しの作業です。
作業効率にかなり負荷がかかる工程にになりました。
このような場合、現場サイドで試行錯誤してより良い作業形態を考えます。そしてそれは経験として積み上げられ、強みにもなります。
全ての現場で必ずそういったヒントはいっぱいあります。
フェンスの地杭設置状況です。
最初から今現在の作業スピードがあったわけではありません。
経験が積み重なって今があります。
疑問や問題に直面した時に、如何に考えるかでその差は生まれてきます。
資材が搬入されました。
資材の搬入も、その置き場所も作業効率に関わってきます。
効率が悪いと時間のロスもそうですが、事故につながる事もありますので注意が必要です。
縁石の設置です。
この段階になるとお庭のカタチも見えてくるので、施主様も楽しみになってきます。施工する側は直接見栄えに影響しますので気は抜けませんね。
ロズウェル
縁石の素材は自然石でピンコロと呼ばれるモノです。直線のほか曲線を描き出すのを綺麗に味わい深く彩ってくれます。
メインとなるガーデンテラスの完成です。
この煉瓦の張り方だと目地が広く空くので、通常に敷く場合と違って砂ではなく流失防止専用の目地砂を使用します。
オシャレな物干し台の設置作業をお洒落な男二人がおシャレに仕上げます。
最後にフェンスの設置作業です。
完成しました。
シンプルでも、確かな施工とひと味違った考え抜かれたお庭のご用命は「庭十勝」に是非!
幕別町
庭十勝 >>公式ホームページ
設計:タカダ ヒロキ
施工協力:庭や たにぞえ
top illustration:岩野商事(by トカチのカタチ)
掘削から始まります。
ここは現場条件が特殊で道路を使用しての作業が困難だったため、特別な作業方法で進めました。
隣地敷地のフェンス越しの作業です。
作業効率にかなり負荷がかかる工程にになりました。
このような場合、現場サイドで試行錯誤してより良い作業形態を考えます。そしてそれは経験として積み上げられ、強みにもなります。
全ての現場で必ずそういったヒントはいっぱいあります。
フェンスの地杭設置状況です。
最初から今現在の作業スピードがあったわけではありません。
経験が積み重なって今があります。
疑問や問題に直面した時に、如何に考えるかでその差は生まれてきます。
資材が搬入されました。
資材の搬入も、その置き場所も作業効率に関わってきます。
効率が悪いと時間のロスもそうですが、事故につながる事もありますので注意が必要です。
縁石の設置です。
この段階になるとお庭のカタチも見えてくるので、施主様も楽しみになってきます。施工する側は直接見栄えに影響しますので気は抜けませんね。
ロズウェル
縁石の素材は自然石でピンコロと呼ばれるモノです。直線のほか曲線を描き出すのを綺麗に味わい深く彩ってくれます。
メインとなるガーデンテラスの完成です。
この煉瓦の張り方だと目地が広く空くので、通常に敷く場合と違って砂ではなく流失防止専用の目地砂を使用します。
オシャレな物干し台の設置作業をお洒落な男二人がおシャレに仕上げます。
最後にフェンスの設置作業です。
完成しました。
シンプルでも、確かな施工とひと味違った考え抜かれたお庭のご用命は「庭十勝」に是非!
幕別町
庭十勝 >>公式ホームページ
設計:タカダ ヒロキ
施工協力:庭や たにぞえ
top illustration:岩野商事(by トカチのカタチ)
2021年6月1日(火)
庭縁記 2021.06.01
庭縁記×1152
「カラマツの間を通り抜ける小径のお庭」の作業状況です。
このカラマツの幹の間に小径をつくります。
DIYでやっても出来上がりの見かけはほぼ同じようにできると思います。
DIYとの大きな違いは基礎部分になると思います。
その差がどこにあるのか見ていきましょう。
その前に、テラス前の広い部分を花壇にするための作業を行いました。
客土をするために全体を掘り下げます。
建物と道路に高低差があるので、なるべく平坦になるように道路側に枕木で土留を施します。
敷き均す客土の厚みは20cm~50cmになります。
現況の土壌は赤土系で粘土と玉石が多く混じるこれから植えようとする草本には適さないので入れ替えとなりました。
客土を入れた状況です。
後で樹木の植栽も数本。
さて、小径の作業にかかります。
重機(バックホウ)で基礎の深さに掘り下げます。
下部が砂利層でいい地盤でした。
約50cm掘り下げます。
この環境ですので太い木の根なども多く出てきます。
注意しなければならないのは、重機でむやみに傷めないように専用のチェンソーなどを使い丁寧に切りながら掘りすすめることです。手間がかかります。
掘り上がったところです。
路床を転圧して整えます。
基礎砂利を入れ終えた状況です。
二層に分けて転圧して強固にします。
高さを睨んでいるのは夏風くんです。
施主様からの支給品であるインターブロックを敷き並べます。
通常の敷き方とは違い、ブロック間を開けて並べるのでモルタルで設置していきます。
目地にも植物を被覆させるためです。
平坦に気持ちよくなる景観になるように敷設していきます。
ノンちゃんが担当しています。
敷き並べながら完了したところから客土を施していきます。
今回作業の完了です。
小径途中にアイアンのアーチも設置しました。
全体が緑に覆われる頃にまた訪れたいと思います。
花壇側の完了風景です。
来春咲くエゾヤマザクラも植栽しました。
十勝で今回のようなブロックや煉瓦で小径をつくろうとした場合、地面が冬期間に凍って起きる凍害に注意する必要があります。
過剰のように思われる基礎部分でも、一冬二冬を過ぎるとその差は歴然と現れてきます。
プロとして永く心地よい空間を提供する立場で、その場限りの施工はしないというスタンスで日々お庭づくりに励んでいます。
中札内村
施工:庭十勝 >>公式ホームページ
設計:タカダ ヒロキ
top illustration:大丸薬局(帯広市)昭和40年代(by トカチのカタチ)
このカラマツの幹の間に小径をつくります。
DIYでやっても出来上がりの見かけはほぼ同じようにできると思います。
DIYとの大きな違いは基礎部分になると思います。
その差がどこにあるのか見ていきましょう。
その前に、テラス前の広い部分を花壇にするための作業を行いました。
客土をするために全体を掘り下げます。
建物と道路に高低差があるので、なるべく平坦になるように道路側に枕木で土留を施します。
敷き均す客土の厚みは20cm~50cmになります。
現況の土壌は赤土系で粘土と玉石が多く混じるこれから植えようとする草本には適さないので入れ替えとなりました。
客土を入れた状況です。
後で樹木の植栽も数本。
さて、小径の作業にかかります。
重機(バックホウ)で基礎の深さに掘り下げます。
下部が砂利層でいい地盤でした。
約50cm掘り下げます。
この環境ですので太い木の根なども多く出てきます。
注意しなければならないのは、重機でむやみに傷めないように専用のチェンソーなどを使い丁寧に切りながら掘りすすめることです。手間がかかります。
掘り上がったところです。
路床を転圧して整えます。
基礎砂利を入れ終えた状況です。
二層に分けて転圧して強固にします。
高さを睨んでいるのは夏風くんです。
施主様からの支給品であるインターブロックを敷き並べます。
通常の敷き方とは違い、ブロック間を開けて並べるのでモルタルで設置していきます。
目地にも植物を被覆させるためです。
平坦に気持ちよくなる景観になるように敷設していきます。
ノンちゃんが担当しています。
敷き並べながら完了したところから客土を施していきます。
今回作業の完了です。
小径途中にアイアンのアーチも設置しました。
全体が緑に覆われる頃にまた訪れたいと思います。
花壇側の完了風景です。
来春咲くエゾヤマザクラも植栽しました。
十勝で今回のようなブロックや煉瓦で小径をつくろうとした場合、地面が冬期間に凍って起きる凍害に注意する必要があります。
過剰のように思われる基礎部分でも、一冬二冬を過ぎるとその差は歴然と現れてきます。
プロとして永く心地よい空間を提供する立場で、その場限りの施工はしないというスタンスで日々お庭づくりに励んでいます。
中札内村
施工:庭十勝 >>公式ホームページ
設計:タカダ ヒロキ
top illustration:大丸薬局(帯広市)昭和40年代(by トカチのカタチ)
2021年5月20日(木)
庭縁記 2021.05.20
庭縁記×1152
時間が空いてしまいましたが続きになります。
前回整備した基礎地盤に鉄筋を配していきます。
車が載るので、15cmの厚さでコンクリートを打設します。
鉄筋はその強度を高めるために入れるものです。
コンクリートを打設します。
ブロックをこの上に敷並べるので、ガサガサな仕上げになるように木の鏝(コテ)で平坦に均していきます。
打設が完了しました。
しばらくの間ゆっくりと乾燥させて強度を出します。
化粧のブロックを敷き並べていきます。
以前のアプローチに敷いていたブロックを再利用し、不足する分は新規に入れました。
完成です。
車が縦列で2台停められるスペースができました。
施工前のカタチです。
7年後の家族のカタチに合わせたリフォームの現場でした。
ありがとうございます。
次回は「カラマツの間を通り抜ける小径のお庭」の作業状況のご報告の予定です。
obihiro
thanks:Office gaku
top photo:タウン8広小路(2000年頃)(by トカチのカタチ)
.
前回整備した基礎地盤に鉄筋を配していきます。
車が載るので、15cmの厚さでコンクリートを打設します。
鉄筋はその強度を高めるために入れるものです。
コンクリートを打設します。
ブロックをこの上に敷並べるので、ガサガサな仕上げになるように木の鏝(コテ)で平坦に均していきます。
打設が完了しました。
しばらくの間ゆっくりと乾燥させて強度を出します。
化粧のブロックを敷き並べていきます。
以前のアプローチに敷いていたブロックを再利用し、不足する分は新規に入れました。
完成です。
車が縦列で2台停められるスペースができました。
施工前のカタチです。
7年後の家族のカタチに合わせたリフォームの現場でした。
ありがとうございます。
次回は「カラマツの間を通り抜ける小径のお庭」の作業状況のご報告の予定です。
obihiro
thanks:Office gaku
top photo:タウン8広小路(2000年頃)(by トカチのカタチ)
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2021年4月28日(水)
庭縁記 2021.04.28
庭縁記×1152
7年前に手掛けさせていただいたお庭ですが、お子さんの成長と共に駐車場の増設が必要になり今回のご依頼となっています。
施工後からのお付き合いもあってこうしてご相談をいただけるというのはありがたい事です。
施工内容は、アプローチ部分を拡張して車両が載せられるように基礎構造から改変するというものです。
まず入り口を狭めている門柱の撤去作業になります。
ドドドドドドドドと壊していきます。
キンキンキンキンと削っていきます。
以前敷いたインターブロックを剥がしていきます。
これは再利用します。
掘削して広げて新たな基礎をつくっていきます。
基礎砂利の底にはスタイロフォームを敷き並べていきます。
今回は車両重量に耐えるようにコンクリート基礎を施します。
コンクリートは基礎下の地盤に冷気を通しやすくなるためにこれで遮断します。
側面にピンコロで縁石を施します。
コンクリートの上部に化粧として既存のインターブロックと新規のインターブロックを敷設するために縁石が必要になります。
コンクリート下の基礎砂利を転圧しています。
下部に0〜80mm、上部に0〜40mmの砕石を使用しています。
広くなった玄関前アプローチが生活にゆとりを与えてくれます。
続きはまた後日。
ありがとうございました。
obihiro
thanks:Office gaku
yamaguchi industry
top photo:旧三条会館の裏側(by トカチのカタチ)
.
施工後からのお付き合いもあってこうしてご相談をいただけるというのはありがたい事です。
施工内容は、アプローチ部分を拡張して車両が載せられるように基礎構造から改変するというものです。
まず入り口を狭めている門柱の撤去作業になります。
ドドドドドドドドと壊していきます。
キンキンキンキンと削っていきます。
以前敷いたインターブロックを剥がしていきます。
これは再利用します。
掘削して広げて新たな基礎をつくっていきます。
基礎砂利の底にはスタイロフォームを敷き並べていきます。
今回は車両重量に耐えるようにコンクリート基礎を施します。
コンクリートは基礎下の地盤に冷気を通しやすくなるためにこれで遮断します。
側面にピンコロで縁石を施します。
コンクリートの上部に化粧として既存のインターブロックと新規のインターブロックを敷設するために縁石が必要になります。
コンクリート下の基礎砂利を転圧しています。
下部に0〜80mm、上部に0〜40mmの砕石を使用しています。
広くなった玄関前アプローチが生活にゆとりを与えてくれます。
続きはまた後日。
ありがとうございました。
obihiro
thanks:Office gaku
yamaguchi industry
top photo:旧三条会館の裏側(by トカチのカタチ)
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2021年2月4日(木)
陽だまりの庭の景
Works(作品事例集)×229
シンプルだけども「らしさ」を表現したお庭になります。
三方の隣地の敷地高さに苦慮したお庭です。
東側の隣地が低いために土留め縁石の設置、南側は隣地が高いために土留めの縁石の設置、西側の隣地も同様の理由+傾斜がらみで土留め縁石と高さ調整が必要になります。どこに落ち着かせるかが機能と見栄えと利便性を兼ね備えるバランスセンスが問われるところです。
骨格になる煉瓦アプローチ。
日光が射すと色彩のコントラストがいい感じになります。
煉瓦は質感がいいですね。
ガーデンサークルから園路方向。
サークルの直径は3.0m。テーブルやチェアを置いても十分な広さがあります。
東側から望むメインガーデン。
西端に見える土の部分はコンサバトリーが建つ予定です。
今必要な事と、中長期的に必要になるものを漠然とでも思い浮かべておくと庭づくりには有利かも知れません。
また、隣地との高低差については、事前に把握しておく必要が大きいですね。無駄な出費になるのか長所として生かすのかの分かれ目にもなります。
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2020年 音更町
設計:タカダ ヒロキ
施工:庭十勝
三方の隣地の敷地高さに苦慮したお庭です。
東側の隣地が低いために土留め縁石の設置、南側は隣地が高いために土留めの縁石の設置、西側の隣地も同様の理由+傾斜がらみで土留め縁石と高さ調整が必要になります。どこに落ち着かせるかが機能と見栄えと利便性を兼ね備えるバランスセンスが問われるところです。
骨格になる煉瓦アプローチ。
日光が射すと色彩のコントラストがいい感じになります。
煉瓦は質感がいいですね。
ガーデンサークルから園路方向。
サークルの直径は3.0m。テーブルやチェアを置いても十分な広さがあります。
東側から望むメインガーデン。
西端に見える土の部分はコンサバトリーが建つ予定です。
今必要な事と、中長期的に必要になるものを漠然とでも思い浮かべておくと庭づくりには有利かも知れません。
また、隣地との高低差については、事前に把握しておく必要が大きいですね。無駄な出費になるのか長所として生かすのかの分かれ目にもなります。
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2020年 音更町
設計:タカダ ヒロキ
施工:庭十勝