2007729(日)

帯広に抱かれて思う、風そよぐ故郷

日記×703

帯広への3泊4日旅行を終えて、記憶の確かなうちにマイとかちブログで日記を書きとめておこうと思いました。

たぶん、思い出しながら何度か書き足すと思いますので、その辺をご容赦下さい。


帯広に向った一番の理由

マイとかちを通じて、とても身近な街になったこと。

毎日の様にブログを通して接する情報で、帯広に住む皆さんと同じような目線を持つに至った事でした。

ですから、この目で街を感じてみたい、そう思ったんです。

もう一つは、私の兄が学生時代を過ごした街を見てみたかった。

30年前、兄がこの町の駅を降り立ってから、僕にとっても同じように特別な場所であり続けました。

兄が話してくれた、いろんな場所へ行ってみたかった。

お金の無い、仕送りも充分でない学生がどこへ行って何を食べていたか、跡を辿ってみました。


安くて美味しい食事

兄が僕に行かせたかったのは、

①ふじもり食堂で定食

②はげ天で天丼

③南大門でジンギスカン


ふじもり食堂は店の場所を確かめておしまいでしたが、貧乏学生にとってはご馳走だったそうです。

はげ天では、天丼の北海道食材おまかせ丼、みたいな物とカニサラダをお願いしました。値段の安さと美味しさに大満足。天丼には大きなホタテやホッキ貝も入っています。これで1700円ぐらいでしたから、やっぱり安い!
兄の思い出では、『一番安い天丼を、はじめにご飯だけほじるように食べて、ご飯だけ追加してもらい、さらにタレをねだって満腹にした』そうです。
今では途中でタレの入った醤油注ぎのようなものを持ってきてもらえるから助かりますね。

貧乏学生にも優しいお店だったんでしょう。お世話になりました。

南大門で炭火焼肉の煙で燻製になりそうになりながら、3人でジンギスカンを食べるわ食べるわ(笑)

タレに漬けた薄切りも大好きですが、肉厚の焼肉屋さんタイプの美味しさは格別でした。値段も4百数十円/皿

ビールも美味しかった。

北海道のサッポロビールは違う!

この辺はまた書き足します。



絶品のお土産は


画像


とにかく見つけたら、たっぷり買ってこいと言われていた・・・

ホタテの燻油漬

藤丸地下食品街でようやく発見。

値段も高いので、最初は大箱3箱だけにしたのですが、電話で見つけた旨をその時与論島にいた兄に伝えると、『もっと買ってこい!1箱開いてみんなで食べてみろ』との事で、夕方には再び藤丸へ。売り場のおねえさんが顔を憶えていたせいか、僕の方へ走り寄っていただけました。
さらにそこにあった大箱と中箱を数箱、大好きな松前漬けとホタテ入り松前漬けも追加して任務完了。
『明日も買いに来るから、補充しておいてよ』そう言ってお中元売り場を混乱させた旅行者は…、僕です。


思い出しながら書いているのですが、

奥歯に挟まったホタテの貝柱を舌でほじくるように、また書き足します。


そして午後3時半 7/29 pm3:30更新

時同じくして帰帯中のブロガーが間もなく帯広空港を出発します。


たくさんの再開・出会い
 

ほとんど毎日、マイとかちを覗いている僕は、みなさんの身近な話題もタイムラグ無く共有している感じなのです。

ですから、帯広駅前周辺を歩けば、既に見慣れた店が目に入り、
駅の西側を走れば、競馬場通り沿いにある、マイとかちで紹介されていた、あの店この店がどんどん目に飛び込んできます。

郊外に向けて走っても、住宅地の中にも、旅行者の僕が知っているはずのないお店が、看板が目に飛び込んできます。

十勝清水町駅前なんて、ホームグラウンドみたいなものです。

実際にお店に伺って、幸運にもご挨拶できる機会もありました。

お目にかかったみなさんの、僕に対しての感想は、概ね「想像とちょっと違っていた(笑)」。

間もなく46歳になる、おじちゃんなんですが、ドスの効いた声の低いおっちゃんと思われていたようです(笑)

みなさんのご親切に甘えて、中札内、池田、十勝川温泉、幸福駅…、などなど、名所はほとんど回る事が出来ました。ぴょうたんの滝は気持が良かったです。滝に打たれた訳じゃありませんよ(笑)きれいな森の空気を胸いっぱい吸ってきました。



食べた飲んだ・・・倒れた
 

出発前に書いたブログの中で、有名18店のブタ丼食いつくし宣言をしましたが、結局食べたのは1食だけ(笑) 食べたかったけれど時間が合わなくて食べ逃したのが1食でした。

何所のブタ丼が一番美味しいか? じもぴー(地元ぴーぷる)ブロガーの意見は分かれるところなので、宿泊先のロビーを掃除していたおばさんに声を掛けてアンケートを取りました。おばさん曰く「すぐ近くのぱOちOうは元祖だから一応旅行者に薦めるが(現に長い列が!)、でも私が作った方が美味しい。一度食べに行ったが、たいした事がなかった」と言われてしまいました(笑)。
要は、地元の方は、家庭で簡単に美味しい豚丼を食べてるって事らしいのです。既に上に挙げているお店でもブタ丼は食べれるし、かと言って食べ比べするほど食べれば、脳血栓で死にそうだし(笑)
結局、帰る当日に、某所で、網焼きのブタ丼をいただきました。たぶん、どこのブタ丼も、きっと美味しいからお店があるんでしょうね。

池田町で食べたソフトクリームも美味しかった。
ハスカップパフェを食べ、今までスイカップとかAカップとかDカップしか知らなかった僕でしたが、とても美味しかった。おかわりしてもう一杯食べちゃったし。
でも、地方発送すると、やっぱり味が落ちちゃうみたいです。アイスクリームだって出来たての柔らかいのが美味しいものね。


ビールが美味しかった

帯広についてすぐ、清水町へ向う列車の中でいただいたビール「サッポロ・クラッシック」ですが、とても美味しかった。普段発泡酒に馴らされた喉には、麦汁のコクとうまみがたまらなかった。

十勝清水町の鳥せい本店でいただいた生ビールも美味しかった。
これもやっぱりサッポロビール。
地鶏を使ったから揚げや炭火焼の味は、内地で食べる何所産かわからない鶏肉と全く別物で、全く違う食べ物だった。たぶんメニュー全種類を出していただいたのですが、全て美味しかったです。

その後、酔っ払い2人+こどもビール1人で、再び電車で帯広へ戻り、駅前のBar-Noiseさんでさらにウイスキーをいただきました。楽しいひと時をありがとうございました。

僕のビール行脚は翌日の十勝ビールへ続きます。
ピッチャーでゴキュゴキュ(・□ゞ プハァ(^o^)□ オカワリ(^-^)_□
ってな具合でいただきました。やはり美味しい。麦の味がする。

そして最後は南大門で焼肉を食べながら生ビールをジョッキでごくごく。
とにかく体が軽くて、喉越しがいい。

結局これは、乾いた気候のなせる業なのかもしれません。

ホテルに帰ったら、ほろ酔い気分でベットにバッタリでした。

実はコッソリ、サッポロ・クラッシックを取り寄せるつもりでネットを見ていたのです。

帰りの千歳空港でも、2本飲んじゃったし…。

富山空港で「終点ですよ~」とスチュアーデスに起されるまで爆睡でした。




早くまた来たい

後ろ髪引かれる気持で帯広駅を清水方向に出発した僕でしたが、

気付いたら池田駅にいたくらい帯広を去りがたく、

それでも何とか南千歳まで着いたのですが…。

そこはもう、帯広と同じ北海道ではなく、通る車のクラクションや、人のせわしない喧騒、もう富山に帰ったような気分に目が覚めました。 

何も感傷的に書いた訳ではありません。

本当にそう感じたんですから。

帯広を出た人が、帯広に帰ってくる気持が良くわかります。

仕事で日本中を旅して、僅かですが海外にも滞在しました。

でも、ここほど住みたいと思った町はないです。

経済的には、僕の今就いている仕事は持ち込めませんし、

冬の寒さも知らないのだけれど、

それでも来たいと思うのが帯広でした。

今度は出来たら、真冬に、大通り歩行者天国を走ってみたい!

たとえ呼吸困難になって倒れてしまっても、親切な人がビールぐらい飲ませてくれるかもしれないし。

今こうして住んでいる富山も良い所だと思っていましたが、

帯広と較べると、手放しじゃ褒められないな?って感じです。





帯広のみなさん、またお会いしましょう!



2007727(金)

さらば!帯広

日記×703

24~27日までの短い滞在でしたが、好天にも恵まれてすばらしい休暇を過ごさせていただきました。


この街を好きになり、離れがたい気持ちでいっぱいです。


でも、僕は帰らにゃなりません。


夕方6時半には富山に帰っています。


遠いようで、きっと身近なこの帯広、


僕が帰ってくるまで元気でいてください。


帯広、待ってろよ。じきに帰ってくるから!


さらば、愛しい友よ、人よ、澄んだ空気よ!


また会う日まで!



2007722(日)

おっぱい丼


十勝の豚丼コレクション、24~27日帯広滞在中に、全て食い尽くす覚悟です。

帯広駅前を、ボタン・チャック全開でトボトボ歩いているおじさんがいたら、それは私です。


画像

食べたら、眠くなりました…。



2007719(木)

私でなくて良かった・・・

日記×703

今年になって、非常に大きな地震が、能登沖に続いて再び新潟中越地域を襲いました。

どちらも隣県の地震、我が家に被害こそ出なかったものの、非常に大きな揺れが襲いました。

あと少し揺れが続いたら、強かったら、テレビや新聞で報道されている被災者の方々と同じ毎日が訪れていたと思います。

我が家も高齢化し、親類や身近な人達も、定年退職したようなお年寄りが多くなりました。

昨日もそんなお年寄と話す機会があって、

「富山じゃなくて良かった」

ただ、しみじみと、そんな言葉が出ました。

その言葉は他意ない本心。

今日何もなければ、静かに明日を迎えようと暮らすお年寄りの正直な気持です。



僕やあなたに、振って湧いたような不幸、天災や事故、病魔が襲ってこないとは限りません。


おきがるさんのブログで紹介されていた『余命1ヶ月の花嫁』を

僕も偶然見ていました。

人の不幸に、目をそむけてしまう事が多い中、この様なお話を取り上げて紹介されたお気持は、とてもすばらしいと思いました。

同時にたくさんコメントが入った事もすばらしい。



地元富山では、テレビ局の女性アナウンサーが毎日「小さなエコを集めて、大きなエコを」と言っています。

エコ=消費文化の成れの果て、なのでしょうから、今さら言い及ぶに値するか?の疑問をいつも持って聞いています。

同じような顔の、同じようなファッションの、同じように甘ったれた声で言われたとおり言葉を垂流す女性アナウンサーを見るたびに、
そんな事より、やる事・伝える事があるだろうが!と思うのは、へりくつジジイと同世代のたわごとでしょうか。

今、隣家が地震で被災していても、被害のなかった人はこれまでと同じような生活を続けています。
阪神大震災の時もそう、能登沖の時もそう、先の中越地震の時もそう。

「お気の毒」と言いながら、被災した人達の前を新幹線も物流のトラックも、インターネットの情報も自分に必要なものだけ運んで行くのです。

毎日会社に通い、決まった額の手当てをもらって、その範囲で慎ましやかに暮らせば、さほど不幸も来はしまい、そう思っていてもやっぱり色々な困難に直面するものです。

そんな時、いつも思うのは、奇跡と言うか、捨てる神・拾う神。

なぜか大事に至らずにこれまで乗り切ってこれました。


阪神大震災では、金額にしてかなりの被害をこうむった僕でしたが、

自分にとって大切な何かを手放せば、もっと大切な何かがやってくる

そんなことを思わされた事も実際にありました。

毎日の生活は切れ目なく今日も続いています。

僅かであっても、人を思いやる気持がうせたら・・・、


私の最後が来たと覚悟しています(笑)

義捐金だって、昔から較べればずいぶん高額が集まるようです。

救援物資だって、最後には余ってしまう。

でも、

実際被災している人達には充分ではありません。

きっと、

政治を司る人達に、そこで暮らしている意識が薄いからでしょう。

冬の十勝で震災が起きて、避難所で暮らさなければならないとしたら?

中越地震以上に冬の寒さで犠牲が出るでしょう。

選挙が近いです。

選挙で勝ったら、その方は手厚い議員年金で守られます。

そんな人に、何かを託すのが、少々こっけいだと思ってしまう、

仕事したくない夏の午前中です。








2007714(土)

LOVEな気分

日記×703

今日は朝9時から、頼まれていた出張修理に掛かりっきりだった。

概ね作業を終えて、家路に就いた午後4時半。

何も食べずに作業をしていたので、急にお腹が空いてきた。

帰り道で大きなスーパーのお惣菜を買って帰ることにした。


母に食べさせる煮物を2パック、僕のおかずに牡蠣フライ5個100円と、ローストンカツを1枚買いました。

レジで支払いを。

724円だったので1000円札をキャッシャーのお皿に乗せた。

おつりを受け取る際に、僕の手がとっても汚れている事に気が付いた。

さすがにこの手を差し出すのをためらった僕は、

首から提げてたタオルで手を覆っておつりを受け取った。

「ちょっと手が汚いから・・・」

レジのおばちゃんは、ニコニコしながら

「頑張ってきたんだよね~」

そう言ってくれた。


画像




レジのおばちゃんを好きになってしまった。


パートのお母さん達は、家事をやりながら、時間を作っては働いている。

自分の為かもしれないし、家族の為かもしれない。

働く姿に、時に頭が下がる時がある。

体に気をつけて頑張ってね、パートのお母さん達。




<<
>>




 ABOUT
maikyon
私は富山県在住で、知人が帯広に居り、とても親しみを持ってこれまで拝見させていただいておりました。富山の話なども織り交ぜながら、楽しく十勝とお付き合いさせていただこうと思っています。どうぞよろしくお願いします。
年に2~3度、十勝の空気を吸い、十勝サーキットを走り、防風林のある景色を眺めるのがライフワークです。

性別
年齢40代
エリア帯広市
属性個人
 ブログカテゴリ
 カウンター
2006-09-23から
505,436hit
今日:1
昨日:6


戻る