2013828(水)

手術までのカウントダウン2


朝6時起床。
「おはようございます。6月25日、火曜日の朝です。これから看護師が回診に伺います。 準備してお待ちください。」
というアナウンスで一日が始まる。
看護師さんの回診。 肋骨の痛みはどうか?と聞かれ、その後、今日の手術までの流れをざっと説明される。
状況によっては午前中、浣腸するかもと言われビビる。

8時朝食。
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量は少ないが、正しい日本の朝食、といったたたずまいだ。
これも5分で完食。

9時、CT検査に呼ばれる。 腰から下を撮影。

9時半、足首近くまである病院着に着替える。下着はT字帯のみ。

10時、点滴開始。
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手首の少し上に留置カテーテルを入れる。これがなかなか痛い。 血管が太めで浮いているので注射の針は外しようがないのが自分のウリなんだけど、それとこれとは話が違ったらしい。

午前中、結局浣腸はされなかった。 しないならしない、って言ってよね。 けっこうドキドキしてたんだからさ。

朝食後は水も摂ってはいけないので昼食は当然なし。

13時半、カミさんがやって来る。

13時40分、抗生剤の点滴も追加。

14時30分、インフォームドコンセント開始。
今までの経過の説明と、手術の方法を解説してもらった。
CT画像から見ればそれほど深い痔ろうではなさそうなので「開放式」の手術になるだろう。 直線的に切ることが出来れば入院期間も短くなるが、変化球的なトンネルが形成されている場合は長く切る事になるので、入院期間も長くなる恐れがある。 電気メスを使用するので術後の痛みは少ないと思われる。などなど。
一度部屋へ帰され、呼ばれるのを待つ。

15時10分、「それではこれから手術室へ行きます」とクールビューティーな看護師さん(Dさんとする)が呼びに来る。

「手術室に入ったら白線が引いてあるのでそこでスリッパを履き替えて、その後は中の看護師の指示に従ってください」と手術室までの短い廊下を歩きながらDさんから説明を受けた。

手術室は自動ドア。 ドアの横にくぼみがあり、そこにセンサースイッチがある。 Dさんが足先をくぼみに入れ、ドアが開いた。
そこには満面の笑みのAさんが!
「がんばりましょうね!」と声をかけられ、緊張感がブッ飛んだ。

手術室は想像以上に広く、ちょっと寒かった。

こげ茶色のごつい手術台の上に座らされ、鼻に酸素吸入のチューブ、右腕に血圧計測用のバンド、左手親指に血中酸素濃度を測るクリップ、など次々につながれていく。
点滴のチューブもアタッチメントの部分から一度外し、病院着を脱いで再度つなぐ。

「準備できましたか~?」と先生登場。
「それでは麻酔をしますので横になってください」
左側を下にして横になり、両足を抱え込むような姿勢をとる。 Aさんが「私のお腹に両足の膝を付けてください」とありがたいお言葉をおっしゃるので「それはそれは」とぐいぐいと押付けてみる(アホ)。

腰のあたりの背骨をじっくりと探る様子。
「では注射します。動かないでくださいね」

うひ~~~!という顔をしていると目の前でAさんが「大丈夫ですよ」とにこっと笑う。 力抜けるな~~~(大アホ)

チクッと痛みはあるものの、普通の注射より痛くないかも。

「薬入れま~す。どちらかの足が痛かったら言って下さいね~」と先生。 上になっている右足にビリビリと痛みが走る。
「右足が痛いです」と言うと
「では一度抜いてもう一度行きますね」
またチクッとするが今度はどちらの足も痛くない。
「ではこのまま薬を入れちゃいますね~、腰から下が暖かくなりますよ~」
どこまでも軽い口調の先生であった。

少し押し込まれるような鈍痛があったが、無事腰椎麻酔は完了したようだった。
すぐに腰から下がぼわ~っと暖かくなった。
これが麻酔が作用を始めた感覚なんだそうだ。
注射器を抜いた後うつぶせにされ、腰の周りを冷たいもので広範囲に触られる。
「この冷たさを覚えておいてくださいね」 これは氷を使って感覚を計っていたのだ、と後で知った。

2~3分後、「足は動かせますか~?」と聞かれたのでやってみたら動かせた。
「まだ効いてませんね、じゃもう少し待ちましょう」とさらに数分。
「今度は?」・・・全く動かなくなっていた。
「ではこれは冷たいですか?」とさっき触られたところを同じようになぞられたが、これもまた全く冷たくない。
「では始めましょう~」

おお!ついにバッサリいかれちゃうのね!!と感覚のない下半身をどんな格好にされているのかもわからないまま、ちょびっとだけ緊張感が走ったのであった。






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