200896(土)

秋の足音!?


秋の足音!?

昨日に続いて、今日もとっても暑く、

2度目の 夏がきたか。

なんて、感じていました。


でも、そんな今日の空は

思わず 写真に撮りたくなるような空で



もしや、これは 季節の雲??

などと思い、

今度は、逆に 秋の気配をさがしてみました。


すると、

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木々は 少しづつ秋がくることを感じているのか

少し 紅葉が始まっていたり、

ナナカマドの実が 赤く染まっていました。


そして、動物たちはというと・・

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フラミンゴ舎は最近、毎朝たくさんの羽根が落ちています。

フラミンゴのことはあまりわからないのではっきり言えませんが、
今の時期がフラミンゴの換羽の時期なのでしょうか。

落ちている羽根をみていると
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こんな羽根もありました。

長くても 空を飛ぶ時にはあまり役に立たない、
体温を保つときに主に活躍する羽根です。



そして、ラクダたちの 冬への準備は進んでいるのかなぁ。。。

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どうやら 冬への準備は着々と進んでいるようです。



そして、この場面を少し離れて見ると・・・



実は、こんな感じ。

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なぜだか オスの「ボス」と、メスの「チビ」が
向かい合って座っていました。



な~~~にしてるんだろ?



と、思って見ていると、

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仲良く地面に生えた草を食べていました。


広いラクダ舎の中で、なんでそこだけ!?


気になって 現場を見にいくと、、、

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オオバコ (本当の名前かわかりません) が
食べたくてあそこにいたのかな?


ラクダの気持ちまではわかりませんが、
2頭の仲良さそうな姿を見れて うれしかったです。




まだまだ強い太陽の日差し。

でも、夏の終わりを感じ

ちょっと寂しい気持ちになった 1日でした。

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この記事のURL2008-09-06 18:30:15

200894(木)

アライグマ と スイカ


アライグマ と スイカ

夏の くだもの。


というと、みなさんは どんな果物を想像しますか?


私は、やっぱり メロン と スイカ。


そして、飼育係1がホッキョクグマにあげたように、

たくさんの スイカがきました!!


そこで、、長年の夢だった、

スイカを 丸ごと ひとつ。

アライグマに与えることができました。


スイカ自体は 初めてではないのですが、
さすがに まるごと は初めてで、、

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でも、すぐスイカにかじりつきました!
さすがはアライグマ、食べ物への反応は上々です。


外側の皮を食べて、だんだんと中の赤い部分が見えてきました。


   ---------------

ご存知の方も多いとは思いますが、
アライグマは「外来種」と呼ばれる
「害獣」に指定されています。


そんなアライグマは、
農家の方々が一生懸命育てた農作物をも食べる、
いわゆる「食害」を引き起こしています。


その「食害」は様々な農作物におよび、
トウモロコシや、カボチャ、そして 今回のようなスイカも、、

そして、そのスイカを食べる際には、
外側の皮の部分に穴を開けて、
その穴から前足を突っ込んで、
器用に中身だけを くり抜いて 食べて、

見た目は まるで普通のスイカ。

という 話しを聞いたことが聞いたことがあったのです。


その話しを聞いた時は「本当なの!?」と、
信じられませんでした。

その話しの 真実性を確かめたい、そんな思いもあって
今回は まるごとの スイカを 与えてみました。


ちなみに、アライグマは食べるのに集中しているので、
こんな時は エサを食べるのさえ邪魔しなければ、
こんなに近くまで寄って写真を撮ることができます。

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さっそく、赤い 中身の部分がでてきましたが、、、

かじりついいているだけです。
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スイカの皮にできた穴は広がりましたが、
まだ、ガブガブと かじるだけです。



さらに穴は広がり、、、


やっぱり 動物園で飼育されているアライグマは
自然界を生きているアライグマとは 違うのかなぁ・・・


と、思っていたら


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ついに、前足を使いだしました!!!



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写真がぼけて ちょっと見づらいですが

確かに 前足でつかんだスイカの赤い部分を
器用に 口まで運んで 食べています!!


想像していたものより 皮にできた穴は大きかったのですが、
本当に前足を使ってスイカの中身を取り出して食べています。



ですが、今日はここまで、
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アライグマの体に比べて、スイカが大きくて、
食べすぎが心配なので、何日かに分けて与えてみました。



そして、次の日。


昨日、あんなにたくさん食べたのにもかかわらず、
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スイカにかぶりつきます。

さすが アライグマ。


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また スイカに夢中です。


そして、慣れた感じで、
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中身をくり抜きます。


さすがにお腹いっぱいになってきたようで 離れていき、
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今日はここまで。



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中の赤い部分はほとんどなくなりました。


でも、穴の方を下にして ふせてみると・・・
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まるで 普通のスイカみたい。

まさに うわさで聞いたとおりの 食べかたです。



そして、さらに 次の日。

そのまま与えてみると、、、

スイカの皮も ほとんど残ってはいませんでした。
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最近は「外来種」や「害獣」と呼ばれ、
邪魔者扱いをされることが多いアライグマですが、


アライグマを 日本に持ち出してきたのも、
アライグマを 野に放ってしまったのも 私たち人間なのです。


私たち人間が 作り出した問題だとしても
現実に困っている人がいる以上、
アライグマの生存権だけを守れば良い というような
簡単な 問題ではありません。


ただ、これ以上 アライグマと同じような
悲しい動物を作るのだけは止めて欲しい。


それだけは、強く 強く 思います。


この記事のURL2008-09-04 15:51:29

200891(月)

雨が降る降る降る。


雨が降る降る降る。

今日の午前中はまだ「ぐずついた」
と 言える感じの天気だったのですが、

午後からの天気はまたもや どしゃ降り。。。


今日もカッパのお世話になりました。


そんな今日の天気にぴったりくる(のは私だけかな?)
そんな 動きの少ない動物たちの写真を集めてみました。


まずは最初の写真にもあった カンガルーたちの寝姿。
ちなみに今日の午前中のものです。

けっこう広い砂場の中でも、
なぜか せまく密集したいようでした。
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ちょっと離れたところにいる、2頭・・ いや3頭。
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お母さんの袋から顔を出した
赤ちゃんカンガルーの下あごの部分だけが見えて、

隣のカンガルーに寄り添って、寄り添われて、寄り添って、、

なんだか気持ちのよさそうな お昼寝でした。


でも、今日の午後からはカンガルーの苦手な雨が降ったので、
外でのお昼寝は午前中しか見られませんでした。



つづいて、ここからは今日の写真ではないのですが
お昼寝つながりで・・
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さて、なんでしょう??

答えは、最後の方でお知らせしますね。



速いペースで、お次は カリフォルニアアシカです。
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今は、お父さんアシカの「タケル」
そして、お母さんアシカの「セイカ」
そして、6月に生まれた アシカの赤ちゃんの
3頭が外のプールに出ています。

夕方ぐらいになると、いつも疲れて寝ているのですが、
ちょうど家族で「川の字」のようになって寝ていました。



そして、いつも元気いっぱいの コモンリスザルです。
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でも、どこのもいない??




いないように見えますが・・・


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ここに集まって寝ていました。


夕方、閉園して少したった頃に
こうして集まって寝ている姿を見ることがたまにあります。

この姿からは、いつもの
やんちゃで元気いっぱいな姿は想像できませんね。

みんなで肩から上にあげた シッポの感じがおもしろいです。




そして、これは今日の インドクジャクの写真です。
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以前、写真を載せた時より
さらに飾り羽が小さくなっていました。
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でも、そうなると、、
普段はあまり気にしないところが
逆に 気になります。

いつもは広げた羽の綺麗さばかりが注目されますが・・
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実は それ以外だって かなり ゴージャス!!

キラキラしたメタリックな感じが
写真では伝わりきらないのが 残念です。。。


そして、
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まるで時代劇の「ちょんまげ」

真剣に見れば見るほど とってもユニークな顔をしています。




そして、、最後に お昼寝クイズの答えは・・



モモイロペリカンでした!!

どうでしょうか、難しかったでしょうか?
それとも、簡単だったでしょうか?

全身の写真は また次の機会か、
仲間のブログレンジャーが きっと頑張ってくれる・・
はずです。


この記事のURL2008-09-01 18:34:37

2008831(日)

自分史上最小


自分史上最小

最近の しとしと と降る雨の中、

なにやら 草の中で動くものが、、、


気のせいかとも思ったのですが、

「 ひょいっ 」 と何かが姿をあらわしました。

最初の写真にも写っていますが、
まだ、小さすぎて見えません。



ちょっと近くに。
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まだよくわかりません。



もっと 近くへ。
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何かがいます!



さらに 近く。
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適当なものが 手元になかったので、
自分の指を近づけて写真を撮ってみました。
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指の方が 近くて、また指の大きさには個人差があるので、
正確な比較はできませんが、

どれくらい小さな動物か 感じてもらえるでしょうか?


シャープさを増して、影を薄くして、、と加工しましたが、

もの凄く近くで見ると こんな感じです。

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私には、何の動物か わからなかったので、
先輩の飼育係に 聞いてみると、
おそらく エゾヤチネズミの子供 じゃないか、
とのことでした。
(下のコメントにもありますが、エゾヤチネズミではなく
ハツカネズミの子供のようです。すみません、訂正です。)



遠くにいく時は 走るというより、
ぴょんぴょんと 飛び跳ねるようにして いきました。

きっと足が短すぎて シャカシャカと走るより、
飛び跳ねて移動する方が 速いんでしょうね。


地球上にはもっと小さなネズミの仲間がいるのですが、
この とっても小さな動物は
私が今まで出会ってきた動物の中で最小のものでした。


この記事のURL2008-08-31 17:55:36

2008827(水)

キリンの楽しみ


キリンの楽しみ

最近の「しと しと」と降る雨とは違い、
今日は、まさに「ザー ザー」と降る雨で、
昨日までは 迷いながら着ていたカッパに
とても助けられました。

そんな天気の中でも、
今日は、バス遠足や、新しい形の遠足!?
のようなものもあって
多くの来園者にきていただいて嬉しかったです。


そんな、今日の午前中。

最初の写真のように、
アミメキリンの 「ムサシ」 が、
何かを 熱心に見つめています。



その次の瞬間、

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ゆっくり首を倒して、舌をのばしました!


おっと!
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どうやら届いたようです。

なかなか届かないことが多いのですが、
木は毎日成長しています。

その分だけ、キリンの舌に近づき、
そして、雨に濡れた重みで
木の枝が垂れ下がってきたのもあってか
今日は 木の葉を食べることができました。


キリンたちには 周りに生えている木の葉が
とっっっても 美味しそうに見えるらしく、

どう見ても届かないようなところにも、
普段から 首をのばし、舌をのばして、
木の葉を食べようとしています。

特に ムサシが。



キリンが 木の葉を食べるのは、
とても良いことだなと思うのですが、


いい事ばかりでもありません。



ちょっと離れてみてみると・・・

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よっ、

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こら、

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しょ。

と、首や舌を のばして、柵によしかかるたびに、

確実に、、少しづつですが、
柵も曲がっていっているのです・・・


ある意味、
これも ムサシの努力のたまもの なのですが、
柵が曲がり続けて、良いわけがありません。


そこに、キリンの担当者と ムサシとの
一騎撃ちの 熱きたたかいの日々が あるのです。


ムサシが 柵を、

曲げては、直し。

曲げては、直し。

曲げては、直して、
今日も キリン舎の柵は無事に建っているのです。



 ついでに、今日の色が暗い写真ばかりではなんなので、

以前に撮ったものですが、
キリンの座っている写真です。
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長い足も 器用にたたんで座ります。
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横から見るとこんな感じです。
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キリンは 自然界では あまり座らない動物なのだそうです。

おびひろ動物園でも、外で座っている姿はあまり見ません。

キリンが座っている姿を見た方は、
「動かなくて つまらない」と思われるかもしれませんが、
実は、見れたらラッキーな姿なんです。


この記事のURL2008-08-27 17:28:53

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飼育展示係 11
別名、悩める営繕班長です。

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