2010114(木)

ミーナの庭の木<ハリギリ>


ミーナの庭の木<ハリギリ>

ミーナの庭に「ハリギリ」という木があります。

教えられるまで大きな葉っぱのカエデだと思っていました。

確かに枝はトゲトゲで、花は見られませんでしたが果実は黒いツブツブでカエデとはかけ離れたものでした。

別名のテングノウチワとはよく言ったもので、それを聞いて以来なんとなく愛着が持てた木になりました。

春の新芽は山菜になります。
山菜の王様と言われるタラノ芽に似ていて、人によってはタランボよりうまいと言いますが、私はタランボの方がおいしいと思います。あく抜きをしっかりすると美味という話しもあります。
来年はぜひ試してみたいと思います。

[MEMO]
ハリギリ(針桐)
ウコギ科ハリギリ属 
学名:Kalopanax pictus
別名:センノキ(栓の木)・テングウチワなど
分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、樺太
花期:7月(黄緑色)実:10月(黒)紅葉:黄褐色

若い幹には鋭いトゲがあり、間違って手がかりなどとして握ってしまうと絶叫間違い無し。気をつけましょう。



2010113(水)

ミーナの庭の木<エゾノコリンゴ>


ミーナの庭の木<エゾノコリンゴ>

ミーナの庭には約6mの高さのエゾノコリンゴがあります。
他に中小のものがいっぱいありますが、花付きが非常に良く、枝一杯に真っ白い花を付ける様は見事です。

古い枝がトゲ状に残る性質があるために、剪定などの時は大変だそうです。
実なりも非常に良く、11月頃まで枝に残っています。

ジャムを昨年つくりましたが、シャリシャリした特徴的な食感の酸っぱめのジャムができました。おいしかったですよ。

[MEMO]
エゾノコリンゴ
バラ科 リンゴ属
学名:Malus baccata var. mandshurica
(Malusはギリシャ語の malos(リンゴ)から
baccata は液果、mandshurica は満州産の意味)
別名:サンナシ、ヒロハオオズミ
分布:本州中部以北、北海道、東北アジアに分布
花期:5~6月(白色)果実:10月(赤色)

よく似た種類で全国に分布するズミ(M.toringo=M.sieboldii)が有ります。
葉が部分的に裂けた形になるのがズミといわれますが、すべての葉にその特徴が出るわけではありません。ズミの花のつぼみは赤、エゾノコリンゴのそれは白ないし淡紅色。若葉の出方が二つ折りがズミ、巻いて出るのがエゾノコリンゴですが、これもその時期を見逃せばわかりません。

画像
>ズミの花と葉



2010113(水)

夏の置き土産


夏の置き土産

周りにあったヤマモミジが落葉して

発見しました。

4個目のスズメバチの巣です。

巨大で綺麗な円形を呈しております。

樹高18mのトドマツの高さ4mほどの場所にあります。

すぐ隣には作りかけの鳥の巣が、、、、

共存は無理だったのでしょうか。

一夏のドラマを空想してしまいます。


このケースは、スズメバチ担当部長のヨシダと

木登り担当部長のフジヤマのコラボで解決です。



2010112(火)

冬ごもりの前に


冬ごもりの前に

ひょっこりと、エゾアカガエルくんが顔を見せにきてくれました。
冬眠中に必要な栄養を十分に蓄えたいい顔をしていました。

知っていましたか?エゾアカガエルはそこらへんのどこでも見かける普通のカエルという印象ですが、1991年に新種登録されたんですって。
それまではなかなかどこに属する仲間なのかわかっていなかったようです。

調査の結果北海道固有種という事がわかって、晴れて学名が付けられました。
Rana pirika(ラナ ピリカ)という美しい北海道らしい学名[世界共通の名前]になりました。
ラナはラテン語で「アカガエル」、ピリカはアイヌ語で「美しい」という意味です。

素敵ですね。この名前を付けた方に拍手です。

多くの生き物たちが眠りにつく北国の冬はもうすぐそこまで来ています。

画像
ハズカシイので隠れてみました。

環境悪化が叫ばれる昨今ですが、毎年変わらず顔を見せてくれる事をこのラナ・ピリカくんにも想わずにいられません。



2010111(月)

ミーナの庭の窓から<2010.11.01>


ミーナの庭の窓から<2010.11.01>

朝から雨の一日でした。
なので今日は一歩も外に出ず、本などを読んでいたのでした。

古いお庭の本はすごく興味深く、生きることや宇宙観までも含んだ文章である事に驚かされます。

現在、思い悩んでいる事や迷っている事のヒントがここそこに散りばめられているようで読むことに没頭して時間を忘れます。

斉藤勝雄 作庭技法集成 第一巻

「釣合」について書かれた章がありました。

大地にしても岩石にしても、非常に緩慢でその動きは眼には見えないけれど、石や木の枝は水平を求めて起伏する事をやめないためにそれがバランスとして見た目に安定の姿となって人の眼に映る。(???)

相対的釣合には、対峙・阿吽(あうん)・雌雄・呼応・追逃・主従・せりもち・牽引・天秤・槓杆・脈略.....などとあり、黄金律(黄金矩形)にまで言及している。(?????)

見た目のバランスの良さやなぜ美しく映るのかについて、真面目に真摯に向き合って語られているのだが、実に多様な感覚を持ち得た人種であるかが手に取るようにわかる。

色にしても臭いにしても味にしてもそうだ。

簡単にまとめてしまいましたが、日本人で良かったと強く思えた一日でした。



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ミーナの庭
「ミーナの庭」で日々目にしたことや気づいた事を、マイペースで綴っていきます。よろしくお願いします。
「ミーナの庭」は敷地全体の総称で、エリア内にはお庭をつくる「庭十勝」・薪ストーブ屋さんの「十勝煖炉」・造園屋さんの「陸奥造園」・デザイン会社の「ネイティブ環境設景」・農業法人の「相川緑化」があります。

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