2017119(木)

雪とふるさとのお話

 枯葉の揺れる音と木の上で動物が動く音の違いが少し分かるようになりました。
どうも、駱馬師匠です。
以前来園した学者の方に「エゾリスは中々見つけられず、『森の忍者』と呼ばれている」という話を聞いたのですが園内では2日に1回のペースで木の上で追いかけっこをしているエゾリスを見かけます。

 今日は朝から雪で、少々難儀に感じながらの飼育作業となりました。
40cmの大雪でも何事も無いように歩いてきてエサをねだってくる程パワフルなバイソンたちは今日のような4~5cmの雪など問題にせず、今日も通常営業。
乾草をお腹一杯食べてお昼寝モードです。
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ラマの小梅と梅ノ輔も元気はつらつ。
特に梅ノ輔は担当である自分が近づくと「エサをくれ」と言わんばかりにムームー鳴いてアピールをします。
梅ノ輔がおびひろ動物園に来て来週で2ヶ月。親代わりとまではいきませんが、早く梅ノ輔に信頼してもらえるように頑張りたいと思います。
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 先日、過酷なことで知られる自動車レースのダカール・ラリー(昔はパリ~ダカールで『パリダカ』なんて呼ばれていましたね)の映像を見ました。
今年の開催地にはボリビアやアルゼンチンといったラマの生まれ故郷であるアンデス山脈を含む国がありしばしばのんびり歩くラマの姿が映るのですが、そのラマがいる環境というのが
・標高4000m(富士山より高い!)
・周りには草も生えない丘と山
・一端雨が降ると川が出来てしまうくらいの土砂降り
というとても過酷なもの。
そんな場所でものんびりできるラマ達のタフさを改めて感じました。
 小梅と梅ノ輔は十勝生まれ・十勝育ちの十勝っ子でアンデス山脈なんてつゆ知らずといった感じですが、この2頭にもはるか遠く南米の血が入っているのだろうなと雪に映える小梅の姿を見ながらぼんやりしていたら梅ノ輔に「エサ早くくれ」と指をしゃぶられました。
 皆様、やらないといけない作業はお早めに。
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