2011525(水)

ひぐま対策の仕事今年もスタートしました


ひぐま対策の仕事今年もスタートしました

メイン画像は戸蔦別川最上流域と中央左の奥の雪山は戸蔦別岳です。


例年春先から雪の振る時期まで、山間部に設置してある雨量計、地震計、河川の水流量や濁度計、配電線、電波中継所等や測量、生物調査等の仕事をされている企業の作業員を「ひぐま被害」を受けないように、私「狩人」はライフル銃を背負って常に周りを警戒し護衛人として同行するようになり10年が過ぎようとしています。

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月曜日、上川郡新得町、トムラウシ方面パンケキナウシ山、湯の滝、オプタケシケ山、トムラウシ山に雨量計の点検に作業員と同行、途中林道に昨年生まれた満1歳と思われる仔熊2頭を連れた母熊の3頭が林道に居て、母熊は林道なりに逃げ、仔熊は横の笹土手を登り1頭は木に登り私の方を見ていました、距離は40~50メートル位、近ずけば射殺をしようと弾を装填しましたが、危害を加えない様なのでその場を離れました。

3箇所を廻り食事後最後のトムラウシ山の麓の雨量計の点検に向かいましたが、雪の少なかった今年ですが、標高がある場所なので林道に50cm~1m位雪が残っており、雨量局舎5km位手前から徒歩で行く事になり、雪解けが進んだ雪の上は10cm以上足が埋まりながらの登行はかなり疲れました。

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進行中の頭上に見える山がトムラウシ山です。


火曜日、帯広市戸蔦別川上流、ピリカペタヌ方面の雨量計の点検に護衛人として同行しました、ひぐまの真新しいウンチはよく見ますが今日はひぐまの砂掛が雨量計観測局舎の100m位近い所にありました、ひぐまの砂掛とは、餌と成る動物を一度に食べないで、後日の分は、餌の周りの土を手でかっちゃいて餌を土や砂で埋める事です。

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今回はエゾ鹿倒され、内臓を一部食べ残りを土を掛埋た物です、周囲4mから5m位を爪でかっちゃいて草木が無く地肌むき出しで鹿の両足が無残に飛び出ていました。

この砂掛の近く1km以内にひぐまは潜んで、必ず戻って食べに来ます。

昨年も、帯広市広野地区の耕作地の真ん中にある森で山菜採りの隣町の主婦が、ひぐまと遭遇ひぐま被害で死亡事故がありました、この時期のひぐまは子ども連れている事が多いので特に注意が必要です。

山に入るときは、必ず複数で行動し、音の出る物を携行し、ひぐまに、人間が近くに居ますから逃げてと合図を送り、常に周りを警戒するようにして、ひぐま被害に遭わない様しましょう。

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先週、札内川ダム上流の水流、水位計の点検に同行したときの画像です、札内川は日高山脈の雪解け水で物凄く冷たいですが、作業員も冷たさを堪えて狩人に護衛され、安心して作業に専念して、無事終了する事が出来ました。






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狩人
狩猟で得たエゾ鹿、羆「ひぐま」等の食肉処理場を保健所の許可を受けて営業しています、ひぐま肉やエゾ鹿肉は関東や関西の飲食店様にジビエのブームもあり長年同じお店からの依頼が多くなって居ます。最近はヒグマの脂や、ペットフードが良く、リピータの方が多くなり、ワンちゃん用のおしゃぶり角は超人気中。

ひぐま肉や、エゾシカ肉の缶詰なども人気が出ています。

性別
年齢60代以上
エリア帯広市
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狩人の蔵
住所帯広市西20条南4丁目51-5
TEL0155-36-2738
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