20101114(日)

高2病ザナドゥー 1の1


高2病ザナドゥー 1の1

「ハンカチーフ」

画像

画像

画像

画像

画像

画像

→つづき 1の2「スチョップという男」


『高2病ザナドゥー』
第一話 キミに届け!葉っぱのしらべ! その1
作:むし虫堂



2010119(火)

スキャッとしたい口三味線


Hi みんな。
昨日体育教師をしている親友の大島からメールが来た。
それはこんなメールだった。

画像

メールでチャラララ書いたって、わっかるわけねー。
しかも、急ぎって。
腹もたったが、最近電話もしてなかったので、電話することにした。

電話口で大島は、「やっぱわからなかったか!」と言って笑い、
リズムをつけて、
「チャラララ ラーラーラー  チャラララ ラーラーラー」と歌った。

それは、「月の法善寺横丁」の
「包丁一本~ サラシに巻いてぇ~」のフレーズだったから、
ああ、それならその曲だぞって教えたわけだ。

もっとメールの書きようがねーもんかなぁーと思って、
そのスキャットというか、口三味線というか、擬音語みたいなものを
並べてみたんだ。

「チャラララ ラーラーラー  チャラララ ラーラーラー」
「包丁ぉ     一本~    サラシに  巻いてぇ~」

なるほど。たしかにこれは「チャララ系」がいいわな。
と妙に納得してしまったわけだ。

考えてみれば、「アレ!あの曲なんってゆー曲だっけ?」
と旋律だけは思い出せるが、曲名や歌詞が出てこないことがよくある。

そこで、普通の人は、相手に対し、スキャットで歌うわけだ。
ところが、脳内で巡る旋律をスキャットしても、相手にはちんぷんかんぷんだったりする。
「あのさ、あれ「ラーラーラー ラーラーラ」ってやつなんだっけ?」

人前でスキャットするのっては、けっこう恥ずかしいものなので、
伸ばす音が足りなかったり、抑揚が中途半端だったりする。
こうなると、音痴とか抜きにしても、言い当てることができないのは良くあることだ。

そうすると、スキャットではなく他のヒントとなる情報も言ってもらうわけだ。
「あのさ、キムタクのドラマの終わりの唄だよ」
「あぁー、それなら○○だべ!」
「そぉーだ!そぉーだ!○○だ。あーやっとスッキャっとしたわ!」
「ちょっと、お前もう一度その唄をスキャッとしてみろよ」
「ラーラーラー ラーラーラー」
「うーん。まぁ、そんな感じだけど・・・」
分かったお前はスキャッとしたかもしれんけど、
聞いてるこっちはスキャッとしない。

オレはこのとき、曲によってフィットするスキャットする「音・・というか文字」が
あるのではないかと考えていた。

たとえば、このスキャットはなんという曲だろう。これは「ル」でいくぜ。
♪ルーールルルーーー  ルーールルルー♪

「ルルル」に先入観があると、雪原にたたずむ蛍と五郎の顔しか思い浮かばない。石を投げた純、純を殴った五郎。夜の黒に映えた白い息。振り向いてギャンと鳴くキタキツネ・・・・もういいか。
このルルルーはオレの脳内では、由紀さおりの「夜明けのスキャット」をイメージしていた。
・・・というより、夜明けのスキャットはそのまんま「ルールルルー」という
スキャットの歌詞なのだから、これはそのまんま歌詞なのだw
この曲についてのスキャットは「ル」でしかない。


この曲はどうだろうか?
♪ルールルッ ルルル ルールルッ
ルルル ルールールールー ルールルッ♪


これも、上の由紀さおりの唄と同じく、このまんま歌詞なのだw
これは、「徹子の部屋」のテーマソングだ。
まぁ、この曲も「ル」でしかない。サビで「ラ」に変わる。


そのまんまはもうしないから、
この曲はどうだろう。次は「テンテケ」でいく。
♪テンテケ テケテケ テンテンテーン
 テンテケ テケテケ テンテンテーン♪

そうだ。正解だ。
これは、NHKの「今日の料理」のテーマ曲だ。
楽器は木琴だろうか?

それでは逆に、ブルースブラザーズのテーマ曲はどのような音で表現すべきだろう?
オレは、「デレ」と「パ」だな。
♪デレレ デーレレレ デレレ デーレレレ・・・
 パァーパラッパッ パラララ パーパラッパ♪

8時だよ全員集合のコントの終わりのテーマは「チャララ」だ。
♪チャッチャラ チャッチャラチャッチャ
  チャッチャラチャッチャ チャッチャララー♪

ドリフの大爆笑の「だめだこりゃ」の後の曲はこんなバリエーションだ。
♪デェーレーレー デンデン♪
♪テッテレッテッテー  ドーン♪
♪ズッチャッチャ ズチャッチャ ズチャチャーーン♪
♪ズチャッ ズン♪


果たして、伝わっているだろうか。
オレの脳内に巡っている旋律と、みんなの旋律は一致しているだろうか?


そこで、オレの言いたいことだ。
「スキャットの音や文字は、曲によって考えて選べ!」ということなんだ。

まず、トランペットやコルネットのような高い管楽器は、「パ」だ。
上のブルースブラザーズのテーマ、グレンミラなんかは「パ」がいい。

いま一つは、童謡や歌詞が付いている唄は、「ラ」「ラン」だ。
カモメの水兵さんは
♪ランランラーン ララララン♪

もちろん三味線は「ベン」だ。
松村和子の「帰ってこいよ」のイントロは
♪ベン ベン ベベンベン-ンベン
 ベケベンベケベンベン♪・・・わけわからんくなってきた
トランペットの「パ」もそうだが、三味線の「ベン」も
スキャットというよりは楽器に対応する擬音語だな。

歯切れの良い曲は「テン」
ゆったりした曲は「ポン」サティのあの曲のような。

そして、オレの最大のおすすめは「デ」「デレレ」なんだ。
今まで出てきたすべての曲は「デレレ」で出来る。

「あーあー」とか「ラーラー」とか歌うのは照れくさいんだよ。
「ルールー」とか「ナーナー」は気取ってるんだよ。
「テケテケ」とか「ズッチャチャ」とか「パッパラ」は楽器を選ぶんだよ。


「あ」とか「ラ」はちょっとよそ行きの声をだす必要があるし、
声が裏返ることもある。だから、スキャットする前に咳払いの一つも
したくなるんだ。

その点地声でできる「デレレ」は半分冗談臭くスキャットできるし、高音にも低音にも合う。

だから、みんながスキャットする場合は「デレレー」で行こう!

さぁ!みんなで、「北の国から」のテーマソングを「あ」ではなく、
「デレレ」で唄ってみよう!

♪デェーレーーーー レレレレレーレ
      デェレー レレレレレー♪



どうだい?気分もスキャっとしただろ?
なおさら、モヤモヤしたって!?


ばーい。



20101020(水)

コナツ5/百万ボルトの微妙キャラ


コナツ5

オレの会社のあるビルから、帯広の町並みを眺めている。
あれから3年たった。何が変わったのだろうか。

変わったといえば変わったのかもしれない。仕事の量は干されていたあの時と比べれば倍はある。相変わらずなのは、日々の仕事や生活に追われている自分がいて、心のゆとりがないってこと。

オレは役者としてのコナツを見たのが、あれが最初で最後だった。
彼女はあの舞台が大きなターニングポイントとなったとおもうのだけど、それから先は大きな劇団I組の舞台に相手役として出演して以降は、脚本、演出に方にまわっていた。

オレは役者コナツが見たかったのだが、その後劇団のホームページを見ても、コナツの名前があるのは演出ばかりだった。演出といえば、映画でいえば監督なんだから、一番重要な役どころなのはわかるけど、舞台で直接彼女を見られないのことはすこし寂しい気もする。

コナツは舞台が好きなんだなって、改めて思った。劇団の世界なんて何も分からない自分だけど、コナツは確実に自分らしく、自分の好きなものを追求していることぐらいわかる。

あれから、コナツの演出の舞台も見ていない。コナツが舞台に立たないとあっては、札幌と帯広ではなかなか腰が重くなってしまう。そして今やコナツはその劇団の代表者となっている。一方で大きな劇団の助っ人としても、東京公演にまでいっている。そのチケット代は前売りで¥5,500だから、もう立派なプロだとも思うわけだ。

でもそんな表面的なのものではなく、彼女の心にあるのは、自分が思うおもしろい舞台を見て、お客さんが感動することなんだろうと思う。それを彼女の編み出した方法で達成することなんだろう。

実は今仕事机の引き出しの中には、コナツ演出の舞台のチケットが入っている。
12月に札幌琴似で舞台があるのだが、インターネットで手に入れたものだ。オレはバスケ部のメンバーに電話をして、仲間達とその舞台を見る予定だ。

それまでにオレもなんとかしなくては。
へんてこりんなオレの方法で、今おもしろいものをつくっているんだ。いまのところへんてこりんじゃなくて、ヘナチョコだけど。
いずれにしろ、オレもコナツも道半ば、いや、まだ始まってもいないのだ。


自分が好きで進んできた道。
でも、それをやりはじめて慣れてくると、新鮮さを薄れ、ノルマ的なものに毎日押しつぶされそうになっている。楽しいはずの単純作業も、没頭していた調べる作業も、次々にアイディアが生まれた企画の作業も、すべてが時間に間に合わないかもしれないという不安や苦痛がオレの心を支配している。



好きなことを続けるのも大変だな、コナツ。


コナツ続編は、彼女の舞台を見てからまた書こうと思う。


百万ボルトの微妙キャラ

帯広にも家電量販店がいくつかあるけど、俺が行くのは百万ボルトなのね。

昨日も行ってきて、結局ほしいものはなかったんだけど。
あの、卓上のクリップ付きの小さな扇風機。
USBから電源とるタイプのはあったけど、電池式のがなくて、結局ダイソーにクリップ無しのがあって、
それを買ったわけ。
それはそうと、百万ボルトのでかい看板には、片岡鶴太郎がいてね。

画像

今の百万ボルトのイメージキャラクターが片岡鶴太郎なわけ。

画像

そういえば、ついこの前まで百万ボルトのイメキャラは井上順だったっけ。
そこで、俺は片岡鶴太郎と井上順を頭の中で並べてみて、いったいどういう基準で百万ボルトのイメキャラが選ばれているか考えた。

☆片岡鶴太郎
☆井上順

わ、わからねぇーw
微妙すぎて怖い・・・w

いったい何なんだ!? なぜに鶴太郎と順?
それぞれ芸能会で確たるベテランポジションにいて、盛りを過ぎたと思われるこのキャラ。
鶴太郎はボクシングへの挑戦した時点で俺の中では終わっている。
順は俺は好きだが、知らない若者も多いことだろう。

それにしても、家電を売るという点で順や鶴太郎のメリットはなんだろうか。
これが、家電芸人のような奴らなら、なんかインチキくさい気がする。そもそもオレは家電芸人の露骨なアピールがどうも好きになれない。もし彼らが電機屋のキャラになったなら、まるでGパン好きの草薙剛がベストジーニストになったようではないか!ジャニーズ枠と言ってしまえばそれまでだけど、Gパンの似合う奴はもっと他にいるだろう!

話を家電量販店のキャラクターにもどすけど、
松坂慶子や吉永小百合のような美人熟女なら、なんか細かいことはわからないけど・・・みたいな感じでたよりない。反町や織田裕二はなんだか怖い。AKBのような少女なら、おじさんやおばさんは引くだろう。

でも、順なら・・・

ああ、そうか。だから井上順なんだ。

でも鶴太郎なら・・・・うん。いい感じだ(ほんとか?w)。


ちなみにヤマダ電機は、サッカーの中村俊輔と高島政伸を使っている。まあ、これは理解できる。一流のアスリートを使うのは、品質の良さや安心感をアピールできるし。高島政伸ほど、ハッピとハチマキが似合う腰の低い売り子はいないだろw

そういやコジマ電機は、青柳文太郎外部リンクだな。これまた非常に微妙だ。
青柳文太郎を今だにコジマの名物社長と勘違いしてる奴も多いことだろう。

「よし!青柳文太郎でいこう!」と決めたコジマの企画会議に是非参加したかったわいw

いずれにしろ、この家電量販店のきわめて微妙なおじさんキャラの使い方は、
大いに気に入ったわい。



20101016(土)

コナツ4


コナツ4

「金澤君?」

不意をつかれ、コンニャクをつまむつもりが薄い小口切りの葱を1枚だけ箸でつまみ、口に入れた。コナツだった。

画像


「偶然!」とにかく驚いた。舞台を見に行ったことは黙ってようと思った。

「来てくれたんだね。舞台から見えてたよ。」
見えてたんだ・・・

「いかったぁ、コナツ。スゴイ!スゴイんだな」

「ありがとう、ビックリしてさ、嬉しかったけどやりにくかったさぁ」

その居酒屋「いろり」はコナツの劇団の御用達で、今日も舞台の打ち上げが行われるようだった。入ってきた集団はコナツの劇団の人たちと、知り合いのファン達だった。

その後コナツはその仲間達と座敷で打ち上げをしだした。やはりみんな頑張った舞台らしく、やたらとテンションが高い。

背中でコナツの挨拶や劇団員の話を聞きながら、俺は一人、親しい仲間が別団体で呑んでいるという、なんとも心地悪い感じで呑んでいた。今呑んでいる3本目のビールを飲んだら、帰ろうと思った。

「ママ、お銚子2合二つね!」

そう注文してコナツが隣の席に座った。

「ありがとうね。来てくれて。はじめてかなぁ。バスケの仲間が来てくれたのは。」

「いい芝居だった。引き込まれた。」

安い日本酒のアルコール臭を鼻で感じながら、俺はコナツの注ぐおちょこを何度も一気呑みした。

画像

「コナツ、酔っぱらったから言っちゃうけど、お前は夢を叶えたんだな。」

「何言ってるの?この年までバカやってるだけだよ。好きなことやってるだけで、社会には何の貢献もしてないんだよ」




「いや、その辺のテレビで見るより、何倍もお前はすごかった。正直言ってね、俺はバイトや派遣をやりながら芝居を続けてるコナツが、不憫に感じてたんだ。でも違った。お前は俺なんかより、何倍もすごい」

すこし間があった。コナツはきっと、不憫という意味を考えてたんだと思う。変な言い方だったかな?コナツならきっとバリバリ仕事して、バリバリ稼ぐことができる女なのに、バイトや派遣という選択をわざわざ自分で選んで・・・という意味だったんだけど。

「ありがとう。私、金澤くんのこと尊敬してた。私と同じく高校からバスケはじめて、スタメンで活躍して、札幌地区で勝ち進んで。私なんて万年ベンチで、後輩に抜かれて・・・」

「そんな、昔のこと・・・だけど俺ってバスケ好きだったのかなぁ?って今日の芝居見てて思った。そして俺は今の仕事が好きなのかなって。いろんな好きなことや、好きな人なんかを、ただあきらめて、生きて来たのかなってさ。」

「私ね、正直バスケが好きじゃなかったかもしれない。仲間がいたから続けてたけど。」

コナツの言うことが、なんとなく分かった。コナツは普段女子バスケの輪の中心にいたけど、プレーでは別だったし。俺と同じく不器用で、楽しむというよりも、回りに迷惑かけないことで一生懸命だったんだ。それは俺も同じだったから、痛いほどわかった。

「でもね、我慢しながらも本当にしんどい練習だったしょ?だから、根性ついたよ。好きな演劇もさ、道具から営業からいろいろな仕事あるし、今の派遣の仕事もとりわけ好きな仕事でもないしね。根性って大事。バスケしてなかったら、きっと芝居もなげだしてたかも。」

俺はおちょこの底を見つめながら、うなずいて、しばらくバスケ時代のことをおもいだしていたんだ。辛かった練習を。

すると、突然コナツがこういった。

「金澤君、ぜったいに後悔しない生き方って知ってる?」

間髪入れずに、コナツは続けた。


「好きなことをね、自分の考えたやり方で、誰もやったコトのない自分のアイディアで、続けることだと思うんだよね。」

「そしてね、ハタから見て、それがバカげてるほどいいの」




俺はそのとき、胸いっぱいに空気をいれられたような、何かあれば破裂しそうな感覚をもった。もしそのときコナツがとんでもなく、不細工な変な顔をして見せなければ、コナツと比べてあまりにも小さな自分を認めて、いてもたってもいられない気持ちになっていたんだ。

画像


「な、なした?」俺は突然のことで正気に戻れた。

「家や稽古場で、こんな顔してるの。最低の顔を練習するとね、いい演技ができるって、信じてやってる」

俺はコナツと大笑いしたわけだけど、俺は本当はただ、ただ、打ちのめされていたんだよ・・・



20101015(金)

コナツ3/マンゴリア


コナツ3

「いろり」という名のその赤提灯は、小上がりに円卓が2つ。カウンターには口元に蒸発した塩がこびりついた赤い頭の醤油注しと、つまようじが置かれているような小汚い居酒屋だった。

壁には劇団四季やら地方の小劇団やらのチラシが、べたべたなんの規則性もなく貼られ、それがまた小汚い居酒屋の黄色い電球に映え、懐かしくも心地よい雰囲気を醸し出していた。

画像

若い・・・といっても、俺と同じ三十代後半の女将がカウンターに立っていた。俺は女将にビンビールとモツ煮を注文し、カバンの中から劇小屋でもらったパンフレットを取り出し、コナツの余韻にひたっていたんだ。

コナツは好きを続けていた・・・コナツは夢に対して、直接的に、直線的に挑み、その過程が今であり、その今のコナツそのものの力、そしてその姿勢が俺にはまぶしくて、また俺を愕然とさせるほどスゴイものだった。


考えてみると、「好き」なものって何だ?どーして好きになるのだ?そのキッカケはなんなんだ。音楽、学問、スポーツ、仕事・・・好きになるものに理由なんてあんのか?

何か上手にできたときの優越感か?生まれそだった環境なのか?

いや、俺は何一つ優越感なんてものはなかった。あったかもしれないけど、そんなものは好きなモノ同志があつまったサークルに入れば、あっという間に劣等感に変わってしまった。バスケの時のように。

生まれ育った環境なのか?たしかに好きなものを与えられた環境はあったが、他にもたくさんその他の刺激はあったはずなんだ。

むしろ、環境は好きなものを「あきらめさせる」という負のベクトルでしかないのではないか?

「好き」に理由なんてないんだ。胸の奥の炭酸が抜けるような、あの感覚とか、鳥肌が立つような、脊髄で感じるようななんとも心地よいあのツーンとする感覚ってーのは、大脳的なものじゃない。

茂木健一郎が近くにいれば、聞きたいところだが、とにかくもっと原始的なDNAに刻みこまれたようなものじゃないんだろーか。

そんなことを考えてたら、女将が俺にカウンターごしにモツ煮を差し出した。俺はビールをグラスに注ぎ、七味唐辛子をモツ煮にふりかけた時、どやどやと大勢の集団がその居酒屋に入ってきたんだ。

その集団にかまわずに、考えを巡らせていた。

俺の好きなものって何だ?ってことを。


ピエールとサブの『マンゴリア』
作:うっちぃ




<<
>>




 ABOUT
むし虫堂
漫画、お話、ポエム、エッセイなどをつくるのが好きです。youtubeで動画を見るのが好きです。基本的にはブログを見て笑ってもらうことを目指しています。

性別
エリア十勝
属性個人
 カウンター
2010-07-07から
39,349hit
今日:2
昨日:7


戻る