2010421(水)

本の紹介


本の紹介

お久しぶりです。
今日はあいにくの雪でしたが十勝にもいよいよ春がやってまいりました!

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馬と違って春にしか生まれないというわけではありませんが、こういうほほえましい光景は春っぽいですね。

そして、春と言えばもちろん!

4月24日(土)
ばんえい十勝 2010年度 開幕!!!


久しぶりに競馬場に行けるのも、つい先日能研を通ったばかりの若馬たちに会うのも楽しみですね。


さて、そんな若馬たち。
いくら馬といってもはじめから人の言う事を素直に聞くわけはなく、当然「調教」もしくは「馴致」と呼ばれる「しつけ」から始まります。

ちょっとばんえいを知っている人ならみなさんご存知だと思いますが、ばんえい競馬の馬は背中に乗る馴致よりも先にソリをつける馴致を始めます。
背中に人を乗せる馴致は能力検定の後に行われることが一般的なようです。これはわざわざ危険を犯してまで背中に乗らなくても能研に受かることはできるためでしょう。

馬には乗ってみよ、なんとかには添うてみよ
という諺もありますし、乗馬を始めたという方々は馬は乗って調教するものと思っている方が多いと思います。しかし、このばんえい競馬方式の背中に乗らない調教~「ロングレーン調教」は日本ではそれほどメジャーではありませんが、なかなかどうして合理的な優れものなのです。

で、やっとトップ画像の本を紹介させていただきます。

「ロングレーン調教」
L'emploi des longues rênes
フィリップ・カール著 Philippe Karl


おフランスの本ザマス。ちなみに現代日本馬術はドイツ式の流れをくんでいるといわれていますのでフランス式は新鮮なところがあるかもしれません。

馬術のバの字の一画目くらいしか勉強していない自分が言うのもなんですがこれは面白い!超おすすめです。写真もとっても多いですし、馬の体の構造から馬装、調教の基本、完成形まで丁寧にわかりやすく書かれています。

このテの本て探してもなかなか見つからないんですよね~

ロングレーン調教の利点は
・若馬も調教できる
・馬の動き(特に後躯)がよく見える
・騎手の体重で運動を邪魔することがない
などです。

ロングレーン調教は馬車馬のための調教というイメージが強いかもしれませんが、
馬のポテンシャルを最大限発揮させて最高のパフォーマンスをするという調教の目的(ここでいう調教は馴致から一歩進んだ調教)はどこの国のどんな馬術であろうとばんえい競馬であろうと同じであると思います。
なので、ロングレーン馬術も騎乗馬術もばんえい競馬も、もっと交流があれば面白いのではないでしょうか。

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騎乗した時と違って、足による扶助も重心移動による扶助もないのにこんなにも馬を動かせるのかッッッ!
と驚くこと間違いなしです。






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輓馬やポニーを愛でつつ、愛車Peugeot206S16のプー条ジョースケとともに東北の温泉を巡ったり巡らなかったりする日記

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