東北の福泉(4)

東日本人にはおなじみのスパリゾートハワイアンズ。年配者には常磐ハワイも方が通じるかもしれません。
また映画フラガールでご存知の方もいるかもしれません。

そのハワイアンズの湯は実は由緒正しい磐越三美人湯のひとつ、いわき湯本温泉。楽しいうえに美人になるプール＆お風呂！というキング・オブ・レジャーなのです。

ちなみにいわき湯本温泉は競走馬の温泉施設があることでも有名。名馬たちが怪我を治していった湯なのです。

今回泊まったのはハワイアンズ内のウィルポート・キャビン。
なぜか地中海をイメージした建物で（ハワイは？）、リゾート気分というかなんだか非日常な感じです。
部屋は広くてきれいですが悪く言えば部活動の合宿場といった感じ。
どちらかというと和室の方がおすすめですね。

プール＆スパガーデン＆巨大露天風呂で1日中、いや二日間でも遊んでいられる施設です。さらに市内にはマリンピアふくしまがあり、子供も飽きさせないとこ間違いなしです。自分はふくしま市まで行って（少し遠い）、ブドウ狩り・なし狩りをしました。モモ狩りはちょっとシーズンが過ぎちゃってました。

いわき湯本温泉スパリゾートハワイアンズ
秘湯度　０
ファミリー度　５
コスパ度　２

蔵王の象徴ともいえる御釜。そこから流れる川は強酸性のため生き物はいないそうな。
温泉に行く以外には使わない山道をたどり、その川にぶつかったところが峩々温泉。

まわりには本当に何もない一軒宿。
温泉は内湯も露天も体にしみ込んでくるようでこれは効きそう。なんと入れば美肌に、飲めば胃腸に効くとのこと。

温泉も周りの自然も満喫するには1泊では足りませんでした。
しかしおすすめはしません。なにしろ秘湯なので・・・。
普通の温泉だと思って行ってがっかりするひともいるようです。
宴会客は断っているようで（？）、他の宿泊客も静かでのんびりとした時間を夫婦で過ごしたいという人ばかりでした。

ご飯も春だったこともあってか山菜尽くし。お刺身やステーキもいいですが、秘湯には山菜がいいのです。
お肉は麓で作られているソーセージの蒸したものが絶品です。

蔵王ハイラインは標高1700ｍ
やや交通量はありますが気持ちよく雲の上に。
ジョースケも満足の様子。

そして駐車場から少しだけ歩いて登ると頂上へ。
ブルーの空とうっすら白くかすむ遠くの山々が御釜のグリーンを引き立たせます。

峩々温泉

のんびりと静かに時間が過ぎる
秘湯度　４
ファミリー度　１
コスパ度　３

東北の温泉を語るうえでハズせないのが鳴子温泉。
９種類もの泉質の湯が湧く温泉パラダイスである。しなびた旅館からリゾート観光ホテル、地元民も愛用する共同浴場と温泉の特徴も様々。そして酸性泉の滝の湯の隣の旅館の湯はアルカリ泉というバラエティさが魅力。
なかでも滝の湯は温泉神社のご神湯をひく鳴子温泉のシンボル。
上の写真が源泉で、木の樋を通って滝の湯へと運ばれていく。

滝の湯は地元民の集まる共同浴場を観光客にも開放しているという雰囲気の湯で、１５０円とい低価格でシャワーや洗い場はなし。二つの湯船があるだけというシンプルなつくり。
広さもそれほどないので数人入るともういっぱい。しかし入れ替わりたくさんの人が来て、落ち着いたつくりだが活気がある。入ると元気になれる湯だ。

鳴子温泉　滝の湯

東の横綱鳴子温泉のシンボル的共同浴場
秘湯度　２
ファミリー度　２
コスパ度　４

リゾートスパ・銭湯・秘湯etc...

ジャンルを問わず日本人を幸せにしてくれる温泉たちを福泉（フクイズミ）と称して紹介していきたい。

まず秋田自動車道は秋田の入った途端に大雪という歓迎
ジョースケは雪に弱いため留守番。今回はトヨタラッシュでお出かけ。
横手市を経由してさらに南へ。

町からそれほど山に入らないところにあるのでにぎやかな温泉なのかなと思ったがどっこい。

これでもかというくらいの川のせせらぎ。

名物の野天風呂は写真の雪原を浴衣で雪かきしながらすすんだところにある。天候にもよるがここまで雪を堪能できる温泉はそうないだろう。
冬道もそこまで通りにくくないうえに、1月から4月までは冬季割引がある。冬にこそおすすめの温泉である。
ただし雪で風呂がぬるくなってしまうタイミングもあるようなので要注意。そんな時は大浴場の立湯であたたまるといいようだ。

秋の宮温泉郷　鷹の湯温泉

雪を十二分に堪能できる宿
秘湯度　４
ファミリー度　２
コスパ度　４