20181218(火)

今日のまかない 2018.12.18


今日のまかないは光麺(こうめん)です。
光麺とは何も入っていないラーメンのことのようです。
また、スープを仕込んでいる今日しかできないとのことです。

画像
素ラーメン、またはかけラーメンと言いたくなります。
スープも醤油ダレと調味料等のみで、普段作るラーメンよりも実に単純です。
味は屋台的でもあるようで、また今でいう食堂系ラーメンと言う感じです。
麺は”1人前+あまり”なので多めですが、あっさりすっきりなので「いくらでも入るでしょ」と言われて「ハイ」と答えてしまいます。
その一方でスープ自体はまだ、鳥なら鳥、といった感じでそれぞれの材料の風味が尖っていて一体となってない印象です。
出来としては30%の状態だとか。
温度の影響についても教えてもらいましたが、この段階の味を経験させてもらえたことも貴重です。
さておき、このスープがもやしラーメンやその他ラーメンの土台となってバランスしていくのだとか。
そこですごく納得しました。

今日は、先日教えてもらった鶏肉の下ごしらえを早速実践して揚げたザンギをお店に持って行きました。
怖いものだらけなのに怖いもの知らずと言いますか、卑屈なのに分をわきまえないと言いますか。
ともかく自覚している問題点は三つほどありましたが、出来は80点。初めてにしては良い。もうちょっとで商品としていけるとのこと。
手探りで基本がない割にはというところでしょうか。あまり褒めるのもアレだけどセンスがいいとのこと。
しかし、センスがいい人でも”簡単だな”と思うとダメになるのだとか。
より良くしていこうという歩みを止めた時から、人は落ちていくのでしょうか。
寝ているウサギより、歩き続ける亀でしょうか。
柔道の古賀さんが試合において「勝てる」と思った瞬間、金メダルが目の前から消える映像が見えたという話が思い出ささります。

マスターが使う中華包丁を凝視しつつ、冗談めかして「その包丁が欲しい・・・!」と言うと、「調理師になるんだったらあげるよ」とのこと。
お店でお世話になっていることを父に伝えた時にも「(この流れで調理師に)なるべ」と言われましたが、調理師として生きていくことは非常に厳しく、調理師を目指し調理師学校を出た人でも10%から15%くらいの人しか残らないと聞きました。
そしてその道で帯広、十勝で生きていくのならいろいろな面でなおのこと厳しいのだと思います。
そういう思いを持ちつつも、今は与えられた縁にまるっと乗っかって、自分が生きていくために必要なこととして全て学ばせてもらおうと思っています。






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修行しているお店のまかないと、その日あったことや気付いたことを記録しています。

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