2008122(火)

800円パート2


800円パート2

 ふゆの動物園と臨時開園の案内が下のinformationにあります。

 パート1があったからパート2を書きます。今回でおしまいです。

 料金って難しいですよね。

 私立の動物園の人と話すときは、結構厳しいです。

 「動物が死んだら財産が減るんだよね。分かってる?」
 「そんな安い料金だから、サービスだってそれなりになるんだろ」
 「出張授業の時その場でお金をもらうとこっちもむこうも気合いがちがうよね」

 なんてことを民間の人は話します。こっちもコスト意識はあるものの向こうは身に染みついているんでしょうね。気合いがちがいます。

 ある園長はこうもいっています。「お客さんの財布は一つなんよ、そのお金をどう使うかはお客さんしだい。そのお金で動物園に来るか、カバンを買うか。入園料が高くたって中身が満足するものなら大丈夫だし。中身がなければ怒るよね。入園料分を藤本くんのところはお客さんに中身で返しているのかい?」

 また、無料の動物園の人はこうもいいます。「無料だと大事に使ってくれないんだよね」

 おびひろ動物園の入園料は皆さん、高いですか?安いですか?

 昨日に引き続き無料入園者です。今回はカラスです。カラスは厄介者です。エサをただ食いするだけならまだしも、動物に危害を加えていきます。最近ではラクダの直腸脱をつっついてひどいケガを作ってくれました。新聞によると浦幌町では牛が死亡するなどの被害が出ているようです。


この記事のURL2008-01-22 14:06:14

2008121(月)

800円パート1


800円パート1

 ふゆの動物園と臨時開園の案内が下のinformationにあります。

 800円。高いですか?安いですか?

 そうですよね。使いみちによりますよね。

 この値段は今度の4月から実施する旭山動物園外部リンクの大人の入園料です。正確には旭川市民以外の大人の入園料です。旭川市民の入園料は現在よりも安くなるようです。また、年間パスポートの値段は据え置きらしいです。
 この入園料は私立以外の動物園の中では全国で2番目に高い入園料で、財団経営ではない公立動物園では1番になります。新聞によると250万人程度まで入園者が落ちても数億円の収入増になるらしいですね。

 おびひろ動物園の入園料は大人が450円です。道内の4つの動物園の中では1番安い料金です。(円山600円、旭川580円、釧路500円)

 私立以外の動物園の大人の平均入園料は358円、この内無料の動物園を除くと平均は464円となります。おびひろ動物園の入園料は平均以下ですね。

 動物園の収入は入園料と遊具使用料がほとんどです。支出は餌代や燃料代、水道代からボールペン1本まで、人件費も入りますよね。

 この入園料を払えば世界中の動物たちを短時間で見ることができる動物園。動物園の入園料は皆さんどう思われますか?

 ところで、今日の写真は無料入園しているスズメたちです。無料で入ってくるだけでなく無料でエサまで食べていきます。

 余談、旭川市以外に在住する旭山動物園職員はプライベートで旭山動物園に行くときは市民以外の高い入園料なんでしょうか!(@_@;)


この記事のURL2008-01-21 17:03:33

2008120(日)

寒い!2

獣医×29

寒い!2

 ふゆの動物園と臨時開園の案内が下のinformationにあります。

 今日も寒いですね。園内は4日連続で朝、−20℃を下回っています。

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 私はたばこを吸いませんが、冬になるとライターを持ち歩いています。(今は安いジッポー)冬になるとどんなに水落としをしても水道が凍結することがあります。こんな時にライターが活躍します。これでもだめなときは、バーナーや凍結解除道具などを用意して対処します。

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 寒いからと言うわけではありませんが、休み明け出てくると、いろいろなことが起こっていました。
 2のブログでも書かれているようにヤギの角が折れ、調教しているトビの調子が悪く、マンドリルも元気が無く、コンドルのメスもおかしい。ホッキョクグマはどこからか出血しているようだ。
 ヤギは折れた角を気にすることもなく昨日のエサは食べており、大丈夫そうです。ヒツジのおかん(すいません「もここ」でした。21日訂正)はヤギに頭突きされたのかその血で頭が赤くなっていました。トビは著しくやせて、かなり具合が悪そうです。マンドリルは昨日の様子よりは元気そう、サツマイモをガリガリと完食しましたが、予断を許しません。コンドルのメスも、今日のエサは食べてとりあえずは、ひと安心です。ホッキョクグマのピリカはオリ沿いに出血のあとがありました。何かで足でも切ったようです。今朝見る限りでは、出血も収まり大丈夫そうでした。

 帯広は1月の下旬が1年で一番寒い時期だそうです。何とか無事に乗り切ってほしいものです。

「藤本さん、ビーバーのメスが調子悪そうなんで来れますか」(無線)
「今行きまーす」


この記事のURL2008-01-20 14:27:08

2008117(木)

寒い!


寒い!

 今日はこの冬一番の寒さでしたね。帯広の最低気温は−20.8℃らしいですが、動物園の中は−22℃以下まで下がっていました。しかし、寒さを写真でどう表現したら良いんでしょうか?難しいです。一番寒さを気にしないのはピリカでしょうね。体中に氷をつけたままで、平気な顔をしています。

 今日は、いつもは凍らないビーバーのプールが凍っていました。やっぱり寒いんですね。凍らない程度に暖房はつけているのですが、だめでした。

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 サル山のニホンザルたちは太陽に体を向けて日光浴をしています。

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 暖かい地方に住んでいる動物たちだからといっても、平気なやつは平気ですね。特にひづめを持っている、キリンやシマウマなどはくつをはいているようなものなので平気そうです。ゾウやカバは足の裏が直接地面にふれるので冷たいようです。

 そんな動物たちを、ぜひ、ふゆの動物園でご覧下さい。


この記事のURL2008-01-17 14:27:55

2008115(火)

オオタカ


オオタカ

 このオオタカは昨年9月に浦幌町で保護されたものです。

 現在、オオタカ、トビ、チゴハヤブサ、ドバトの4点が入院しています。オオタカとトビはゾウ舎横の総合動物舎に、チゴハヤブサとドバトは動物病院に入院しています。

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 これらの鳥たちは、病気や傷ついたりしているところを保護されたものです。おびひろ動物園では北海道から傷病鳥獣保護業務を委託されています。街の動物病院からまわってきたものや、大きくて手に負えないものを主に扱っています。

 街の動物病院は大きな犬は診察できても野生動物を診察して入院させておくだけの余裕がそれほどありません。大きなワシや人になれていない動物は手に負えないですよね。
 しかし、動物園は動物を飼育するにはそれなりのノウハウを持っていますが、野生復帰させる技術はまだまだ発展途上です。飼育するケージがあってもオオタカなどの鳥のリハビリを行う良いケージがないので、野外に放すタイミングや訓練が難しいです。

 これまで紹介してきた動物病院とエキノコックスのニホンザル(通称サル舎)、ホッキョクグマの3つが私の担当動物です。出勤日には必ず世話をしています。動物園は365日、休みがありません。でも、そこで働いている職員には休みがあるので、休んでいる職員の担当動物は出勤している他の職員が世話しています(副担当)。私もリスザル、ガンカモ池、マンドリル、ビーバー、ウサギ、シカなどを副担当に持っています。だから、1日5〜6カ所の動物の世話をしています。
 開園中はその日の私の仕事手順通りに、運悪く(?)、動物を見てる人がいて、私に何回も会うお客さんがいます。すいません。


この記事のURL2008-01-15 12:49:20

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公式ブログのメンバーには入っていないけど、動物園での出来事を発信していきたい、そんな気持ちが集まったブログです。
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