2009212(木)

ダイニハクリュウ復帰!


ダイニハクリュウ復帰!

1年近く前、
条件馬(賞金の少ない格下の馬のこと)ながらばんえいの最高峰にして最高重量のレース・ばんえい記念に果敢にも挑戦した馬たちがいました。
ヨコハマイサム、タケノホウシュウ、そしてダイニハクリュウです。

ばんえい記念は輓馬たちにとって特別なレース

輓曳とは重い荷物を運ぶこと
そこには勝数もレコードタイムもありません。
ただ負担重量あるのみ。

その最高の名誉が1トンというばんえい記念の重量です。

この名誉は賞金を稼いだからといって、重賞をいくつも勝ったからと言って手に入れられる物ではありません。
日々頂を目指して歩み続ける馬のみに与えられます。

まさに輓馬の中の輓馬が、ばんえい記念を走りきった10頭なのです。

だからこそ
何度立ち止まっても、タイムオーバーになっても、ただひたすらに前へと歩み続けるダイニハクリュウの姿に、観客は敬意にも似た感情を抱いたのです。

10分47秒での完走。sakura1aさんのばんえい記念の動画です。
ダイニハクリュウは手綱で叩かれていません。自分の意志で前に進んでいきます。



そのダイニハクリュウが2月2日12Rで10ヶ月ぶりに観客の前に登場、復帰初戦を勝利で飾りました。
レースに出ていなかった間も草競馬などに使われていたそうで実力も衰えておらず、メンバー的にも勝って当然のレースでしたが、
ばんえい記念を乗り越え、さらに一回り大きくなったダイニハクリュウの姿を見れたことが私にはとてもうれしかったです。


※ハクリュウという馬が日本初(?)の人工授精による輓馬だと何かの本で読んだような気がします。
ダイニハクリュウはハクリュウと何か関係があるのでしょうか?
ご存じの方いらっしゃいませんか??



200929(月)

今さらですが


今さらですが

松井厩舎のカレンダー恥ずかしい間違えがある・・・

11ヶ月目にして初めて気がつきました。

ちなみにこのカレンダーはココのそば屋で見れるっぽいです。
http://www.mytokachi.jp/dtl/guide/698



200922(月)

競馬場の氷まつり


競馬場の氷まつり

朝の雨によって地面がツルッツルになった土曜日と、十勝晴れで風が強く体の芯まで冷えた日曜日に、氷祭りとコラボした「馬の冬まつり」が帯広競馬場で開催されました。

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写真は競馬場に出来た巨大滑り台。
子供も大人も楽しんでいました。それから手前にあるのが雪だるま作りとアイスカップ作りでの作品。これは子供よりお父さんの方が熱中してしまったり・・・
雪の中のカプセルを探す宝探しゲームや的に雪玉をぶつける的当てゲームも好評でした。

特にアイスグラスは氷で作る彫刻とでも言いましょうか。みんな同じ立方体の氷から始まるのですが、できあがった物は本当に個性豊か。
暖かくなれば溶けてしまうはかないものですが良い思い出になったのではないでしょうか。

そしてそして!
本日のメインイベント・ウエスタンホースショー!!
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岩内のD-Jランチの方々&馬々によるこのイベント。
蹄鉄知恵の輪や蹄鉄輪投げ、馬に声をかけて指示するなどで一般客も参加できるようになっており子供から大人までウエスタン馬術を知らなくても楽しめました。
しかも、それでいて乗馬愛好家はもちろん調教師や騎手、生産者、その他馬に関わる仕事の方々もとても注目していました。

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そのなかでもひときわ注目を浴びていたのがこの馬、パホ君 Arapaho whiz です。
王子様のような気品ある佇まいや動作、そしてなによりスピンの達人!
ばんえい騎手や子供を乗せても回る回る!!
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頭の良さそうなお顔。
きっと集中して敏感に人の心を感じ取ってくれるのでしょうね。
手綱やハミを付けなくてもいうことをちゃんときく馬やリードひとつで自由自在に動かせる馬も。
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これらはナチュラルホースマンシップ Natural Horsemanship とよばれる馬の心理にもとづいた調教です。人間は馬の本能を理解して要求を馬に伝え、馬は自分が何をしたらいいのかを考え行動するというものであると思います。

まるで手品のように見えますね。
あまりの驚きに観客が拍手を忘れてしまうほどです。

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帰り際にダイイチの前で見た氷まつりの花火





2009125(日)

憧れのリピッツァー


なんとなんと!
リピッツァーの若馬の調教をやらせてもらい始めました!!

!!!

リピッツァーと言えば馬術界において知らない者のいない、否、憧れない者のいない馬の中の馬!

サラブレッドがスピードならば、リピッツァーは従順さ・運動能力そして優雅さの象徴。
ウィーンのスペイン乗馬学校(Spanische Hofreitschule Wien)におけるリピッツァー(Lipizzaner)・・・
バロック建築のハプスブルグ王宮でその白い馬体がまるでシナリオを見事にこなす俳優やマジシャンのように舞う人馬一体の姿は、まちがいなく究極の美のひとつと言えるでしょう。


スペイン乗馬学校では400年以上も前から古典馬術をリピッツァーのみを使って守り続けているのです。


かっこよすぎるぜリピッツァー!
そしてこれが我が相棒!!
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・・・・・えっ?白くないじゃないかって??

しかも足が太い??

首も太い・・・・・

・・・
・・・
・・・
すいませんでした。表記偽装しました。

本当はこの仔は「リピッツァー4分の3」残りの4分の1はハフリンガーが入っています・・・
ハフちゃんは中くらいの馬車を牽いたりする馬ですね。

う~ん
あのリピッツァーからなんとも田舎臭い馬ができたものよのう。
ココだけの話初めて見たときドサンコの血でも入ってるのかと思った。放牧場で馬同士でかけっこしてるところを見るといつもビリだし。

でも丈夫そうだし、ちょっとやそっとでは驚かないし、暴れたりもしないとっても良い子です。
人間も好きみたいで放牧場の中にはいるとうざったいぐらいつきまとってきます。
馬術の方は・・・どうなんでしょうね?
調教と言っても難しいことは分からないので基本に忠実に乗ってるだけです。競技用ではないですしね。

とりあえず止まる動く曲がるが出来るので輪乗り巻乗りヘビ乗り発進停止歩度などを教えているところです。
自分がもう2年も馬の背中には乗っていなかったので乗馬教本や乗馬ライフを読んで勉強しなおしながらやっています。

馬も人もちょっとずつでいいから進歩していきたいなと思います。




2009120(火)

十勝馬市

輓馬×16

十勝馬市

だいぶ前の話になりますが10月29日に行われた馬市の様子をお伝えします。

種雄馬展示会や当歳馬展示会などと同じく道東道音更インター隣の十勝共進会場で行われました。
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帯広や陸別、忠類など十勝の農家を対象としたこの市場、農用馬0歳・農用馬その他・小格馬あわせて600頭以上が出品されました。

ミニチュアホースもけっこうたくさん出品されていました。
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一匹持って帰りたくなってしまうようなかわいさ・・・

牛みたいなヤツも
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ポニーはこんな感じで運ばれてきたり
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競馬用でない農用馬(?)もいます。
ダルメシアンみたいなヤツ
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重種の母馬にアパルーサを付けたみたいです。

セリ前のお手入れ中
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隣のミニチュアが気になるヤツ
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競馬用の輓馬のおかあさん馬たちも出品されてます。
この馬は現在世代トップクラスで活躍中のコーネルフジ、プリンセスビジンの母であるツベツユウ
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貫禄がありますね
モクシが壊れちゃったみたい

そしてなんと言っても注目は輓馬の当歳馬たち
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こんな感じでだんだんセリ会場に機械で引っ張られていきます。
池田町産の光子、芳子、千代姫(写真右から)

仲良くならんでるケツ
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奧が当歳馬。アンローズ似!?
手前の体だけ写ってる519はトマランサーやフナノヨッチの父であるヒカルショウリュウだったみたい。
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正直当歳馬を見てもどんな馬が強くなるのかサッパリ分かりません。
それでもやはり高い馬と安い馬がいます。
高い馬(競馬用当歳馬)は100万円を越えてくるみたい。
安いヤツは競馬用だか肉用だか分かりませんが30万円くらい。あんまり安いと主取りと言って出品者が売らずに持って帰ってしまいます。
かなり主取りの馬たくさんいました。不景気なのかな?

当歳馬の父にはツルマキシンザンやヤマノトップガン、ナリタビッグマン、グレイトレインボーなどいます。
2年後が楽しみですね。

また、帰ってきてから出品名簿を見ているとおもしろい名前があったり

シェトランドポニーのガンダムを父に持つ女の子ポニーの名前がセイラ。

父タケタカラ、母カゲユタカの輓馬の名前は武豊。
ちなみに武豊は現役馬のマスクの弟です。


次回の馬市は3月3日です!

市場にはうれしいことも悲しいこともありますが、とにかく盛り上がってほしいと思います。これから生まれてくる子どもたちのためにも。





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ハム
輓馬やポニーを愛でつつ、愛車Peugeot206S16のプー条ジョースケとともに東北の温泉を巡ったり巡らなかったりする日記

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でも帯広から東北に移住のためばんえい競馬の話はちょっとお休みなのね

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