2010130(土)

♪信じる事?。。。♪


♪信じる事?。。。♪

今日は、「マロン」君、11月5日、生まれ。

お引越しの日です。

マロン君は、お客様のご紹介で、目が開いたのと同時にご予約となりました。

早い、日令で、ご予約されたお客様には、成長の記録として、毎週、お写真をお送りさせて頂いております。

飼い主様のご承諾を頂きましたので、詳しく、今日の日記とする事にしました。

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 この子は、生まれた時から、胸、あごの下、前足先、に白い毛がありました。
トイプードルでは「ミスカラー」という部類に入る子です。

これだけ、白い部分が多く出た子は我家でも初めてです。
生まれた時のプログでは、「この子は大物になる。」となぜか、書いています。

そんな日常の中、飼い主になられる方には、とても悲しい出来事がありました。

10月26日、愛犬のトイプードルが、3歳という若さで,亡くなりました。
たまたま、祭日で、何処の病院も営業されていなかったとの事でした。急な出来事でした。

飼い主様の落胆、悲しみは、かなり深い物だったそうです。
我家の、白も、亡くなれば、かなりの衝撃でしょう。
しかし、このご夫妻には、食事がとれないほどの、かなりの悲しみがあったと聞きました。

そんな、飼い主様の様子を見たお客様が、「トイプードルのブリーダーさんが、いるから行ってみないかい。」とお声を掛けて頂いたそうです。

お客様から連絡があり、生まれたばかりの、子犬が2頭います。とお伝えしました。
ただ、一人は胸が白いです。とお伝えしました。

お客様と、飼い主様の時間の調整がつき、我家に来てくれる事になりました。

いらしゃる時の足取りは重かったそうです。
我家に、来られて、挨拶をすませ、仔犬をご覧になった瞬間、号泣されました。

意味も分からず、私も涙が出てきました。
仔犬を見て、小さい頃の、亡くなっ子の時の感情が、蘇ってきたのだと簡単に思いました。

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 時間がたち、会話が始まりました。なんと、カラー、胸、白い毛、あごの下の毛、足先の白い毛の位置、全てが亡くなったワンちゃんと同じだという事でした。

私も、胸が白いとの情報しかお伝えしていませんでした。
その時は、個人的には、亡くなった悲しみのなかで、新たな命を迎えるのはどうかなと思いました。
その旨は、お伝えする事は出来ませんでした。

数日、たってお電話がありました。
亡くなった、ワンちゃんが、大きなはすの花に乗った湖で、まぶしいばかりの光をあびて、「良いところにいけたよ。」
「お母さん、元気をだして。」という夢をみたとの事でした。

それから、ご友人から「犬の生まれ変わり。」について記載された本を紹介されたそうです。
その中には、犬の生まれ変わりはとても早い。
そして、飼い主様は、それを信じる事にというか、素直に受け止められたそうです。

「49日、また喪が明けるまで、おとり置き願えますか。」
もちろん、今回の不思議な体験、そしてこのご縁、お断りする理由はありません。

それから、毎週、会いに来られました。
日に日に、飼い主様のご表情が明るくなりました。

お引越し日が、1月30日に決まりました。
そして今日、晴れの日、を迎える事になりました。
生まれ変わりを、信じる事、その思いが結果となりました。

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 今日は、お祝いだとご家族の分と、我家の分のお赤飯を造られ頂きました。

大変嬉しい事です。
亡くなった、ワンちゃんも「マロン」君と呼んでいました。
同じ名前でも良かったのでしょうが、血統書のお名前は、
「Reborn Maron」と名前をつけました。
マロンの生まれ変わりという意味だそうです。

亡くなったマロン君を深く愛する気持ちが、新しいマロン君に届いたのか、そんな生まれ変わりのワンちゃんが我家で誕生した事を素直に喜ばせてくれた一日でした♪



2010129(金)

♪仔犬。。。♪


♪仔犬。。。♪

「杏」の子達、3日前に健康診断を済ませました。

短い時間で仔犬は、成長していきます。
犬の寿命は、人間の5分の1、15年位が平均でしょうか。

「仔犬」とご紹介、もしくは、何かに記載する際には、

「子犬」ではなく、人偏、「イ」をつけて、「仔犬」
と表現する事にしています。

特別な理由はありませんが、「人」にいつまでも接していて欲しい、「人」の役に立って欲しい、優しい「人」に出会って欲しい。そんな思いもあります。

仔犬は、人がいないと育ちません。

人が楽しい時も、辛い時も、人のそばにいて欲しい。
無償の人の愛を、受け入れて欲しい。
単純な、私の気持ちです。

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 ちびちゃんですが、表情も随分変わってきました。小さい目には、これから見るであろう沢山の風景や、ご家族の表情、ご家庭の光景、を見る力が感じられます。

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 小さな体、それでも全ての臓器が、日に日に、見えないところで成長して、体全体の発育を促しています。細い毛の1本1本まで、生命である事の証拠でしょうか、心臓などの大切な部分から毛が覆われてきています。

本当に、可愛い時期に入りました。
お母さんのおっぱいを沢山飲み、元気に成長している。
毎日、見ていると、生命の神秘と、一生懸命育とうとしている。仔犬の本能を感じます。

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  マメ太君、11月11日生まれ、お引越しして3週間目になりますね。
お目目が大きくて、毛がつやつやしています。

大変賢く、もうお手、お座り、待てが出来るようです。
早いですね、これだけ短期間に覚えてくれる子は少ないです。飼い主様の愛情が伝わっているのだと思います。

マメ太、パパ、ご連絡頂き有難う御座います。

本当に仔犬の成長は早いです。

1月は、何かしら長く感じました。
お正月が遠く感じられます。

お引越しを済ませ仔犬も、この3人兄弟も、元気に育って欲しいです♪



2010128(木)

♪犬の脳の世界。。。♪


♪犬の脳の世界。。。♪

最近になってから、人間の脳科学について、語る人も増えてきています。

犬の脳の構造はほぼ人間と同じです。
ただ、「脳。」の役割については、人間と若干異なります。

人間の場合、0歳~3歳の記憶は、悪い事でも、良い事でも、大人になるにつれ、忘れていくとされています。

ただ、5歳~8歳までの記憶は、大きな出来事、嫌だった事、楽しかった事、嬉しかった事、ある程度、鮮明に記憶されている場合が多いとされています。

ここで、取り上げたいのは、犬の脳の思考力には「感情がある。」という事です。
人間の脳のように、複雑な思考力はないものの、必ず犬にも人間と同じような感情があります。

ただ、これを表に表現できる力が十分備わっていません。
犬は、笑う事や涙を流して泣く事もできません。

しっぽを振ったり、「喜んでいるのだな。」と飼い主様がお感じになることは良くあると思います。

我家から、お引越し、する段階、生後60日の仔犬では、
「記憶。」や「認知。」の能力はありますが、仔犬自身で、「善悪の判断。」は人間の子供のように、全くありません。

人間の子供の躾も人さまざまですが、犬は人間とは違い、愛玩動物である事です。そして、動物である事です。

お引越し前、お引越し後、ご家族になる方にはご説明していますが、「躾。」が善悪を判断させる上で、最大のポイントとなります。
判断が、出来ないのなら、人間が教えてあげるしか、方法はありません。

その、「躾。」について、大変重要な事は、「できない時に叱る。」のではなく、「できた時におおいに褒めてあげる。」事です。どの時期でも、褒めて伸ばすという事が、非常に犬にとっては効果的です。

褒める時に大切な事は、時間を置かない。事だと思います。
良い事が出来たのなら、時間をおかず、即座に褒めてあげて下さい。

また、褒めるだけでは躾が完璧に行われたという事にはない得ません。褒めすぎれば、飼い主様との上下関係を保たれない場合もあります。

私も、犬の躾方は誰にも教わった事がありませんが、何かを上手に出来た。飼い主様に褒められた。犬はとても良い気持ちになります。

躾や、トイレの練習、ボール投げの練習、上手に出来たら褒めてあげる。またさらに上手に出来たら褒めてあげる。

私も、犬だったら、褒められれば悪い気持ちはしないと思います。
褒めてあげてくれる自分にとって、自分が、家族の中で重要な地位にいることを、犬の方が「喜び。」として表現してくれると思います。
即座に反応が見られれば、一つ階段を上がった事になります。

誤解しやすい点で、犬を育てるにおいて「優しさ」と「甘やかし」は違います。
躾や、トイレの練習、において、褒めるのは、「優しさ。」の表現方法だと思います。

躾や、練習も何もせずに、面倒だ、犬が可哀想だ、犬がなすがままにしておくのは、「優しさ。」ではないと思います。

甘やかすのは、どちらかというと人間側に問題があります。
犬は何も悪くはありません。

犬は、「感情。」があり「自立心。」をもてる最高の動物です。

犬の場合は、「服従性。」を生かして躾ける。
大切な事だと思います。
犬の、躾けについては、たくさんの書籍が販売されていますが、今、目の前にいるワンちゃんの躾けの本は何処にも売っていません。

よく飼い主様に服従している犬、を見ると素晴らしいと思いますが、上手に何かが出来たり、良い結果を飼い主様に示してくれた時、「犬が協力してくれた。」という思いやりや、優しさをもって接して頂ければ、必ず、「服従。」という犬の精一杯で表現できる行動を取ってくれると思います。

長くなりましたが、今日思った事を書いてみました♪



2010127(水)

♪健康診断。。。♪


♪健康診断。。。♪

今日は、「杏」の子達、1月8日生まれ、1回目の健康診断に行きました。

生後、3週目、今日で生後、21日目です。
活発に、産室の中を動きまわる3人。

お母さんのおっぱいの出かたも良いようで順調に発育しています。

この時期になると、お母さんのフードをいたずらがてらにつまんでみたり、お皿でも、少しずつお水が飲めるようになります。

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 長男、おっとりしていますが、兄弟で一番何事にも興味を示しています。
今日の、体重は、460グラムでした。

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 長女、小粒ですが、非常に活発です。毛の巻きも出てきました。今日の体重は320グラムでした。

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 次女、黒くて見えにくいですが綺麗な青い目をしています。お母さんののように綺麗な黒色の毛には、光沢も出てきました。今日の体重は、400グラムでした。

目の状態、耳の状態、口の中、あごの発達具合、エコー検査、心音検査、外傷がないか、1頭1頭、獣医師の診断が丁寧に診察して頂きました。

3人とも、問題なく成長していました。

ここで、一つのハードルを越えた事になります。
健康診断は、我家では、お引越しまで、最低、3回行っています。

時間と、手間よりも、仔犬の健康状態を優先して考えています。

健康診断は、この3人にとっても、

これから、出会う、ご家族の為にも、

そして私の為にも、

大変重要な事だと、思います。♪



2010125(月)

♪ごめんなさい。。。♪


♪ごめんなさい。。。♪

「花子」の子達、1月22日生まれ。

4頭のうち、1頭の女の子が、どうしてもおっぱいを飲もうとしませんでした。

異変に気ずいたのは、23日午前、早速、動物病院で診察してもらいました。

診断の結果、羊水を多く飲んでいる様子でした。
羊水は多少は、良いのですが、血液の成分である物が、胃の中で、固まってしまう可能性がありました。

多量に飲んでいるので、助からないかも知れない。と言われました。

当日から、人工保育が始まりました。

初乳を完全に飲めていないので、非常に難しいのですが、助からないかも知れない。ということは、助かるかも知れないと判断しました。

この世に、生まれてきた限り、どうしても助けたい。

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 白熊を人工飼育したという有名なミルク、2cc,ずつ、4時間おきに与える事にしました。

規定の量も飲んでくれました。おしっこも、指で陰部を刺激して、排泄を促しました。おしっこも、ウンチも出ました。
これは、いけるかも知れない。期待は大きかったです。

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 湯たんぽで、体温を暖めながら、枕元で、育てました。手製の保温箱、ベットです。

人工保育は過去に、2度成功、2度失敗しました。
今度は、体重もあるので期待はしていました。

残念ながら、昨夜遅く、体温が下がり、血の塊の嘔吐ぶつもあり、息をひきとりました。

本当に、ごめんなさい。たった3日の命でした。
獣医師の先生に、電話しましたが、同じ気持ちでした。

花子、本当にごめんね。助けてあげれなくて。
父ちゃんの力不足です。せっかく生まれて来てくれたのに。

でも、この子は、良く頑張りました。

一頭先に、取られた「花子」は、残りの3頭を守ろうとして、子犬を私に、抱かせてくれようとしませんでした。
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やっと今日、仔犬達を見せてくれました。
性別を、確認したのは、生まれて直後でした。
亡くなったのは女の子、あとは3人男の子だと思っていました。
ところが、3人の中に女の子が一人いました。
私の確認不足だと思いましたが、「女の子が生まれ変わった」そんな事はありませんが、少し気持ちが落ち着きました。

男の子でも、女の子でも貴重な命です。
ここで、ふさぎ込んでは、プロとしては失格です。

自分の命をかけて、貴重な経験をさせてくれて、本当に有難う。でもごめんなさいの一言は、言わせててね。

あとの子供達、この子の分まで、立派に成長してね♪



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 ABOUT
PINK POODLE
トイプードル専門 ブリーデング ショップ 2003年開業。ご自分の目で見て、触ってじっくり、観察してください。お母さんのおっぱいを飲んでいるうちから見にこられ、成長の過程を皆様に見て頂くのも、飼い主様の楽しみになって頂ければと思います。

性別
年齢40代
エリア帯広市
属性事業者
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PINK POODLE
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