20231125(土)

北京の車事情(1) EVの大躍進と日本車の後退


北京の車事情(1) EVの大躍進と日本車の後退

 今回の北京訪問の前に気になっていたのは電動自動車(EV)の普及の程度だった。6年前に大学構内のアパート横の駐車場で『日本車がどれぐらい売れているか』を調査した(所有者は平均的所得と推定)。今回は同じ駐車場で同数の約200台を調査した。メーカーは外見で簡単にわかるので調査はさほど難しくない。
 6年前からの変化は予想以上に大きく『日本車30%→20%』『ドイツ・米車40%→50%』『中国車10%→25%』だった。中身もだいぶ違い『現状でEV率は40%を超えていた』半数越えはもうすぐだ。欧米車は相変わらず多く かつEVが多い。一番変化したのが中国車で 高級化とすべてがEVだったことだ。日本車は減少だけではなく 強いトヨタですらランクルのようなRVでかつ古い車しかない(新車は売れていない)。
 上の写真は赤がテスラー 白は中国のEVだ。
画像
 EVの見分け方は簡単だ。フロントグリルが小さい・後ろにマフラーがない・インパネに広いモニターがある。
画像
 この駐車場には10台以上の充電設備があるので勤務時間内に充電を終えれる。もちろん各家庭でしている人も多いのだろう。
画像
 ちなみに中国の家庭用電源は200Vだ。
画像
 充電設備の詳細はわからないが スマホのキャッシュレスが驚くほどに発達しているので 支払いの問題はないのだろう。
画像
 ついでだが北京のバイクは100%電動だ。ハンドルの前はガウン状の風除けで 寒冷地の北京の冬対策だ。後部座席に子供を乗せているのをよく見るので ママチャリの代わりのようだ。

 少なくとも北京では車の電動化は徹底していて 新車はEVでなければ売れない状態のようだ。6年前に調査した時にこの電動化の流れは予感できたが 中国と欧米のメーカーはそれなりに対応したのに対して 日本のメーカーはそれが遅れてしまった。現在の日本産業の稼ぎ頭がこのような状況なのを見ると『日本は次に何を売って生きていくのか』と暗然とした思いになった。ここは頑張らねばならない。






 コメント(0件)コメント欄はユーザー登録者のみに公開されます 
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています

ユーザー登録すると?
  • ユーザーさんをお気に入りに登録してマイページからチェックしたり、ブログが投稿された時にメールで通知を受けられます。
  • 自分のコメントの次に追加でコメントが入った際に、メールで通知を受けることも出来ます。






 ABOUT
Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

性別
年齢60代以上
エリア清水町
属性個人
 カウンター
2019-05-16から
428,282hit
今日:223
昨日:343


戻る